受講形式 WEB受講のみ *こちらの セミナーはZoomシステムを使用したオンラインセミナーとなります。 受講対象 ・DX担当組織 ・経営戦略、経営企画 ・M&A、アライアンス部門 ・新規事業開発部門 ・研究開発部門 ・開発設計部門 ・商品企画開発部門 ・事業企画部門 など、関心があれば担当者でも管理職、役員でもかまいません。 予備知識 特に必要なし マーケティング戦略、事業戦略などの知識があれば理解しやすいと思います 習得知識 1)異業種連携がリードできるようになる 2)新規事業開発に異業種連携を取り込むことができるようになる 3)既存事業の枠を超えて新たな事業ドメインを構想できるようになる 4)エコシステム、ビジネスモデルといった構造、仕組みでの差別化を構想できるようになる 講師の言葉 IoT、AIが進展する中で、業界、企業の壁を破壊し、新たな価値を創造する企業が急速に成長しています。 自動車産業でのネットワーク化、自動運転、サービス化などはその代表例です。そのトレンドは農業、 土木・建築、素材部品、食品に至るまで様々な領域で広がっています。そのキーワードは異業種連携です。 しかもその連携の繋ぎは「デジタル化」です。デジタル化が異業種連携を容易にしてきました。 本セミナーでは既存企業の成長は、このデジタル異業種連携戦略にあると考え、異業種の複数既存企業が、 連携して新たなビジネスモデルを構築し、新たな顧客価値を創造する戦略をお伝えします。 同時に本セミナーでは、これまで難しいと考えられていた異業種連携戦略の実践的な進め方を詳しく解説し、 自社でも実行できるようにお伝えします。
プログラム
1.デジタル化による既存市場破壊とイノベーションの本質 1-1.デジタル化による既存市場の破壊の加速化 1-2.既存の業界はなぜ破壊されるのか 1-3.IoT、AIなどのデジタル化によるイノベーションの本質 1-4.既存業界の大企業の危機と可能性 2.デジタル異業種連携戦略とは 2-1.デジタル異業種連携戦略の5つの原則 2-2.デジタル異業種連携戦略の5つの思考フレームワーク 2-3.経営者からみたデジタル異業種連携戦略のメリット 2-4.デジタル異業種連携戦略の4つのモデル例 2-4-1.戦略モデル【1】:収益アップ、顧客関係性強化 2-4-2.戦略モデル【2】:新規顧客獲得 2-4-3.戦略モデル【3】:新製品・新サービス展開 2-4-4.戦略モデル【4】:破壊的参入 2-5.成功するデジタル異業種連携戦略のマネジメント 3.仮説構想段階 3-1.3段階7フェーズを実践的に学ぶ 3-2.戦略仮説構想段階とは 3-3.準備フェーズ 3-3-1.仮説を議論する 3-3-2.問題意識を確認し理念を明確にする 3-3-3.必要な企業、組織をリストアップし、選択する 3-3-4.機密保持契約に関する方針を決める 3-3-5.パートナー候補企業・組織へコンタクトし、打診・交渉する 3-3-6.その他、組織体制、各フェーズの実施項目など 3-4.アイデアソンフェーズ 3-4-1.アイデアソンの位置づけ 3-4-2.アイデアソンの進め方の基本 3-4-3.アイデアソンの実施ステップ 4.戦略計画段階 4-1.戦略計画段階とは 4-2.事業構想フェーズ 4-2-1.一つのスタートアップチームとして事業構想をつくる 4-2-2.事業構想にかける期間 4-2-3.仮説の構想 4-2-4.市場検証 4-2-5.戦略の見直し、内部件検証 4-2-6.事後構想書にまとめ、各社の方針を確認する 4-3.事業計画フェーズ 4-3-1.各社の経営資産のデューデリジェンス 4-3-2.財務計画を作成する 4-3-3.提携形態を決める 4-3-4.実行組織体制と意思決定権限を決める 4-3-5.最終的なリスク分析をする 4-3-6.事業計画書としてまとめる 4-3-7.各社で個別に検討して合意形成をする 5.契約・実行・モニター段階 5-1.契約・・実行・モニター段階とは 5-2.契約締結フェーズ 5-2-1.契約締結の2つのステップ 5-2-2.契約項目と内容の検討 5-2-3.条件の合意形成の原則 5-3.事業化準備・立ち上げフェーズ 5-3-1.機関設計 5-3-2.会社を設立する(合弁会社の場合) 5-3-3.組織を設計する 5-3-4.その他、人材採用、配置、組織規程、業務プロセス設計など 5-4.事業モニタリングフェーズ 5-4-1.スタートアップ文化をつくる 5-4-2.月次、四半期、年間の業績を評価する 5-4-3.業績ギャップの原因を突き止め改善プロジェクトを実行する 6.デジタル異業種連携戦略プロジェクトのリスクマネジメント 6-1.デジタル異業種連携戦略の各フェーズのリスク 6-2.その他想定されるリスク 7.デジタル異業種連携戦略の人材育成と個人のキャリア戦略 7-1.人材市場で引っ張りだこのデジタル異業種連携戦略の人材 7-2.プロジェクトリーダーに求められるマネジメント知識・スキル 7-3.人材育成の考え方 7-4.人材育成研修 7-5.異業種連携力を鍛えるための個人のキャリア 【質疑応答・名刺交換】 講師紹介 上智大学経済学部経営学科卒業後、旭硝子株式会社入社。セラミックスのマーケティング、 消費財の新商品開発、広告宣伝を担当。その後大手コンサルティング会社を経て、1996年に 経営コンサルティング会社“ニューチャーネットワークス”を設立し、代表取締役を務める。 2010年より上智大学非常勤講師(コンセプトメイク、グローバルベンチャー)。 2016年より「ヘルスケアIoTコンソーシアム」理事。 主な訳書、著書に「デジタル異業種連携戦略」 (著、中央経済社、2019年11月) 「技術マーケティング戦略」(著、中央経済社、2016年) 「勝ち抜く戦略実践のための競合分析手法」 (著、中央経済社、2015年) 「90日で絶対目標達成するリーダーになる方法」(著、 SBクリエイティブ、2014年) 「GE式ワークアウト」(デーブ・ウルリヒ他著、共訳、日経BP、2003年) 「ネットワークアライアンス戦略」(共著、日経BP、2011年) 「事業戦略計画のつくりかた」(著、PHP研究所、2006年 )、 「図解でわかる・技術マーケティング」(共著、JMAM、2005年)、 「IoT ビジネス・機器開発における潜在ニーズと取り組み事例集」(共著、技術情報協会編、2016年)、 「オープンイノベーションによる 新事業創出、早期事業化とその実践事例 」 (共著、技術情報協会編、2017年)などがある。日経BP社プレミアムサイトに5年間、 日経産業新聞WEB「企業マネジメント最新トレンド」へコラム執筆。弊社コラムサイト「グローバル・ エイジ」にてコラム執筆多数。