ノイズトラブルを防止するための
簡単な回路から始めるアナログ設計と実装の基礎
【会場/WEB選択可】

セミナー
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基本的なアナログ回路の考え方,放熱設計等の基本的な実装設計,センシング回路の基本の設計手法,トラブル発生時等に役立つ「アナログ的な」考え方について,事例を交えわかりやすく解説する特別セミナー!
講師
倉西技術士事務所 所長 工学修士・技術士(電気電子) 倉西 英明 先生 
元 富士フイルム株式会社
日時
2024/6/11(火)10:00〜16:00
会場

TH企画セミナールームA

会場案内
受講料 (消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円    ※WEB受講の場合、別途テキストの送付先1件につき、配送料1,210円(内税)を頂戴します。
テキスト
製本資料(受講料に含む)
講師
倉西技術士事務所 所長 工学修士・技術士(電気電子) 倉西 英明 先生 
元 富士フイルム株式会社
日時
2024/6/11(火)10:00〜16:00
会場

TH企画セミナールームA

会場案内
受講料 (消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円    ※WEB受講の場合、別途テキストの送付先1件につき、配送料1,210円(内税)を頂戴します。
テキスト
製本資料(受講料に含む)
受講形式
会場・WEB


受講対象
特に必要ありません。


予備知識
・電気回路の基礎知識(オームの法則等の基本法則)
・回路の基礎知識(抵抗やコンデンサ、コイル等の名称と基本的な働き)
上記の何れか。電磁気学や回路解析のご経験・履修は必要ありません。


習得知識
1)基本的なアナログ回路の考え方がわかる
2)放熱設計等の基本的な実装設計ができる
3)センシング回路の基本の設計手法がわかる
4)トラブル発生時等に役立つ「アナログ的な」考え方がわかる など

講師の言葉
 昨今の電子機器開発では、設計が難しく部品のばらつきにも敏感なアナログ回路は専用のICに任せ、デジタル出力された値をいかに高速、大容量に扱うか、というトレンドになっています。そのため、アナログ回路技術者は、一部のデバイスメーカーに偏在して、セットメーカーには少なくなってきています。
 しかしながら、アナログ技術が不要になったわけではなく、回路動作の高速化に伴ったSIやPI、更にはノイズの問題、といった、電気と物理が直結した問題が増えています。これらをクリアしなければ、製品出荷はもちろん、規格試験にも合格できないので、電気信号を「アナログ的に捉える」ことが必要になります。
 本セミナーでは、アナログ回路設計の経験がなくても、入口への糸口が掴めるよう、抵抗、コンデンサ、コイルなどの受動部品、半導体など、ごく簡単な回路の動作から、実際に設計されている簡単な回路を例に、その基礎となる考え方を学んでいきます。

プログラム

1 部品と回路の基礎知識
1.1 基本的な回路とモデル
 1.1.1 電気回路とは
 1.1.2 電源のモデル(電圧源と電流源)
 1.1.3 直流と正弦波交流
 1.1.4 正弦波交流の基礎
 1.1.5 アナログとデジタル
1.2 受動部品とモデル
 1.2.1 抵抗
 1.2.2 コンデンサ
 1.2.3 コイル
 1.2.4 インピーダンスの考え方
 1.2.5 等価回路
1.3 半導体部品の種類と動作
 1.3.1 半導体とは
 1.3.2 ダイオード
 1.3.3 バイポーラトランジスタ
 1.3.4 電界効果型トランジスタ(FET)

2 半導体と回路の基礎
2.1 トランジスタとFETの増幅回路
 2.1.1 エミッタ接地増幅回路
 2.1.2 トランジスタ増幅3方式
 2.1.3 ソース接地増幅回路
 2.1.4 FET増幅3方式
2.2 オペアンプを用いた回路
 2.2.1 オペアンプとは
 2.2.2 負帰還の理論
 2.2.3 反転増幅回路
 2.2.4 非反転増幅回路
 2.2.5 差動増幅回路

3 アナログ回路の設計例
3.1 電流ドライブ回路
 3.1.1 電流増幅回路の検討
 3.1.2 トランジスタの選定
 3.1.3 熱をどう逃がすか…放熱
 3.1.4 大電流の配線設計
3.2 光電変換回路(光センサ)
 3.2.1 I/V変換仕様の検討
 3.2.2 速度、帯域、ノイズの設計
 3.2.3 センサとアンプの選定
 3.2.4 低ノイズの実装設計
3.3 高速A/D変換回路
 3.3.1 A/D変換の基礎
 3.3.2 検討すべき項目とポイント
 3.3.3 A/Dコンバータと周辺ICの選定
 3.3.4 ドライブ回路の設計
 3.3.5 高速・低ノイズの実装設計

質疑・応答


講師紹介
略歴
(1) 1990年4月-2016年5月 富士フイルムにて
  ・印刷機器のアナログ回路設計
  ・医療画像診断機器のEMC設計・試験実施・市場不具合対策
(2) 2016年6月-現在
  倉西技術士事務所 開業
(3) 2018年10月-現在
   (株)キョウデン ノイズ設計・対策(協業)
所属学会等
・電子情報通信学会 通信ソサイエティ EMCJ
・エレクトロニクス実装学会 低ノイズ実装研究会