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微粒化と乾燥の実践技術

スプレードライヤ(噴霧乾燥)基礎実践および応用技術
【WEB受講(Zoomセミナー)
ライブ配信/アーカイブ配信(7日間、何度でも視聴可)

オープンセミナー WEB受講

化学医薬食品・化粧品

スプレードライヤを「なんとなく」使っていませんか?

「なぜこの条件なのか?」「どう設定すれば粒度・水分・嵩密度が狙えるのか?」設計・運転・トラブル対応まで、現場で必ず直面する疑問を、原理と構造に立ち返って体系的に解説します。ノズル・微粒化・乾燥制御・スケールアップ・マイクロカプセルまで、エンジニアが“理論で使いこなす”ための速習集中講座!!

講師

大川原化工機株式会社 開発部 部長 根本 源太郎 先生

講師紹介

日時
2025/9/5(金) 13:00〜17:00
会場
※本セミナーはWEB受講のみとなります。
受講料
(消費税率10%込)1名:44,000円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:38,500円
テキスト
PDF資料(受講料に含む)

受講概要

受講形式

WEB受講のみ  

※本セミナーはZoomシステムを利用したオンライン配信となります。

受講対象

スプレードライヤを運転している方

スプレードライヤを今後運転する予定の方

予備知識

特に必要ありません。

習得知識

1)スプレードライヤの基本的原理、仕組み

2)スプレードライヤのスプレードライヤの構成機器に関する知識

3)スプレードライヤの最適な使用方法 など

講師の言葉

 研究開発あるいは製造の現場において、「装置特性は良くわからないが、とりあえずスプレードライヤを使用している」とか、スプレードライヤを運転する際に「以前からこの条件で操作している」、「詳細は良くわからないがこの条件でうまくいっている」といった状態で作業されている方も多いのではないでしょうか。

 現在の運転状態や製品性状の把握、また今後さらに高まってくると予想される要求レベルに応じて新製品の開発や、製造現場での運転の最適化をするには、装置の基礎的な特性を理解することが重要です。そこでスプレードライヤの乾燥原理や主要な構成部品である微粒化装置(各種回転円盤、各種ノズルなど)の特徴について解説し、それらを踏まえたうえで実例を交えて実際の製品製造の指針やスケールアップ例について解説します。

 また、スプレードライ技術の応用として特殊形状のスプレードライヤの構造および粉体の製造例の紹介、さらにマイクロカプセルの手法や微粒子作製例について解説します。

受講者の声

スプレードライ法の基礎情報の習得ができ、大変有意義なセミナーでした。

非常に勉強になりました。ありがとうございました。各質問にもわかりやすく回答頂き大変ためになる講義でした。

噴霧乾燥についての基本的な理論が理解できました。分かりやすい解説ありがとうございました。

わかりやすい内容で、理解を深めることができました。今までの起こっていた現象も原因の推定もできそうです。

スプレードライヤーの基礎について学ぶ事ができました。とても分かりやすい講義でした。

プログラム

1. 噴霧乾燥の基本原理

 1-1. スプレードライヤの概要

 1-2. スプレードライヤによって製造できる各種製品

 1-3. 微粒化の重要性と利点

 1-4. スプレードライヤの乾燥原理

 1-5. スプレードライ粒子の乾燥過程

 

 

2. スプレードライヤの微粒化機器

 2-1. 微粒化機器の特長と選定方法

 2-2. 回転円盤の基本的な仕組み

 2-3. 圧力ノズルの基本的な仕組み

 2-4. 二流体ノズルの基本的な仕組み

 2-5. その他の微粒化機器

  2-5-1. 加圧二流体ノズル

  2-5-2. RJノズル、TJノズル

 

 

3. スプレードライヤの設計計画

 3-1. スプレードライヤの熱収支及び物質収支計算

 3-2. スプレードライヤ本体・付帯設備の検討

 3-3. 乾燥テストとその評価

 

 

4. スプレードライヤの運転操作と製品の作り込み

 4-1. 製品粒子径のコントロール

  4-1-1. 回転円盤の場合

  4-1-2. 加圧ノズルの場合

  4-1-3. 二流体ノズルの場合

 4-2. 製品水分のコントロール

 4-3. 製品の嵩密度のコントロール

 4-4. スプレードライヤによる造粒のメカニズム

 4-5. トラブル対策

 4-6. 装置運転・製品評価についての注意点

 

 

5. スプレードライヤのスケールアップ

 5-1. スプレードライヤにおけるスケールアップの考え方

 5-2. 回転円盤方式におけるスケールアップ、留意点

 

 

6. スプレードライヤにおける最近の話題

 6-1. 流動造粒スプレードライヤ

 6-2. クローズドシステムスプレードライヤ

 6-3. スプレーバッグドライヤ

 6-4. マイクロカプセルの作製方法と製品例

 

 

質疑・応答

略歴

1996年 大川原化工機入社 営業試験部門に配属                       

1997年~ 排ガス冷却塔の開発・設計                                   

2005年~ 過熱水蒸気乾燥装置、噴霧熱分解装置、ハイパルコンなどの開発・設計

学会等

化学工学会

粉体工学会

一般社団法人日本粉体工業技術協会 

「粉体技術」編集委員

一般社団法人日本粉体工業技術協会 乾燥分科会 幹事

一般社団法人粉体工学会 

機械的単位操作に関する産学連携研究会 代表幹事

一般社団法人粉体工学会 評議員