FMEAへの過去トラ情報反映方法,デザインレビューへの過去トラ情報活用,未然防止の活動事例,人材育成のコツ・管理のノウハウについて,豊富な経験を交えながら,実務で実践できるように詳しく解説します!!
- 講師
株式会社ワールドテック 講師 二村 直良 先生
元 デンソー
- 日時
- 2025/1/17(金) 10:00〜16:00
- 会場
- 受講料
- (消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
- テキスト
- PDF資料(受講料に含む)
受講概要
- 受講形式
会場・WEB
※Live配信のみ,録画視聴はありません。
- 受講対象
製造業に携わる技術者全般
- 予備知識
特に予備知識は必要ありません。基礎から解説いたします。
- 習得知識
1)FMEAへの過去トラ情報反映方法
2)デザインレビューへの過去トラ情報活用
3)未然防止の活動事例
4)人材管理のコツ など
- 講師の言葉
近年、社会の品質意識が変化し、消費者保護の観点から市場対策費用は著しく増加しています。この品質問題を分析してみると、その原因は既知のもの(過去トラの再発)が多く、設計者およびデザインレビュー審議者が気づかなかったために見逃した事例が多い。
これは、全社のノウハウ、過去トラ(失敗事例)を共有化し、活用し易い環境で十分検討すれば、設計段階で気づくことができ、未然防止が可能である事を示しています。設計起因品質問題の予防のために、設計者や審議者が心配点に気づく画期的な道具(使いやすい過去トラ集)を開発し、その道具を使用して、デザインレビューを実施し、効果を上げてきた実績を紹介します。設計の品質問題を減らす取り組みは、どこでも実施されている。
しかし、品質問題を0にする取り組みは、非常に難しく、達成するには、知恵と工夫が必要です。
主な研修の狙いは以下の3点です。
(1) FMEAの効果的な実施方法を学ぶ
(2) デザインレビューの効果的な実施方法を学ぶ
(3) 管理面(人材育成、しくみ)の改善の必要性を学ぶ
- 受講者の声
期待通り良い内容でした。実務で活用したいと考えます!
とても有益な情報をありがとうございました。中小企業のため、実践が難しく感じる部分もありましたが、少しずつできるところからやってみたいと思います。
セミナー中に質問せていただきましたが、すぐに反映ることが難しい点もございました。仕組みの改善を会社と相談する機会ができたと思います。
過去トラ活用のイメージができました。仕事に展開していきたいと思います。
プログラム
1. はじめに(FMEA説明と仕事の重要ポイント)
はじめに
2. 設計不具合の反省
2.1 品質問題の分析
2.2 心配点に気づくための仕組みづくり
3. 未然防止の活動事例
3.1 気づき能力強化 FMEA作成、
チーム活動の道具
3.1.1 FMEA辞書
3.1.2 キーワード集
3.1.3 マクロFMEA作成シート
3.1.4 機能展開FMEA
(参考)
3.1.5 まとめ
3.2 気づきの道具を活用したPQDR
(チーム活動) の改善
3.2.1 実施計画
(新規点・変化点の明確化)
3.2.2 実施方法(心配点の抽出)
3.2.3 心配点に気づく道具の効果
4. 管理面(人材育成、しくみ)の改善
4.1 人材育成
4.2 仕組みづくり
5. FMEAの演習
演習・ワーク
まとめ
質疑・応答
略歴
1981年:日本電装㈱入社(現㈱デンソー)
車載用冷暖房製品の品質保証業務(市場クレーム)に従事
1992年:北米(ミシガン州)のカーA/C生産拠点に出向し、CKD部品の現地調達活動を推進
1997年:帰国後、カーA/C用コンプレッサの初期流動業務のマネジメントを担当
2002年:ドイツに出向し、欧州新A/C工場立ち上げ活動に従事
2004年:チェコの欧州新A/C工場に移動し、品質保証責任者として活動
2006年:帰国後は、冷暖房製品、給湯器等の品質保証マネジメントを担当
2017年:㈱デンソーエアクール転籍 品質保証担当 常務取締役
2021年:㈱ワールドテック入社