1. LCAの基礎
1.1. LCAの社会的背景
・サプライチェーンの環境影響
・ライフサイクル思考
1.2. LCAの枠組みと定義
1.3. LCAの評価事例
2 インベントリ分析の基礎
2.1. インベントリ分析の概要
・積上げ法と環境産業連関分析
2.2. インベントリの実践方法
・機能単位とシステム境界
・国内外のインベントリデータベース
・プロセスデータとLCI原単位
2.3. インベントリ分析の例題
3. インベントリ分析の応用
3.1. 配分とシステム拡張
・インベントリの配分
・製品バスケット法と負荷回避法
3.2. 資源循環のインベントリ分析
・負荷回避法による評価方法
・リサイクルとエネルギー回収の比較
・資源循環の評価事例
・資源循環の評価に残された課題
4. 環境フットプリントの概要と動向
4.1 環境フットプリントの種類
4.2 欧州・環境フットプリント
・欧州・環境フットプリントの経緯
・欧州・環境フットプリントの評価事例
・サーキュラーフットプリント式
5. スコープ3の概要と実践方法
5.1 スコープ3の算定事例
5.2 スコープ3のカテゴリ
5.3 スコープ3の実践方法
・スコープ3の算定方法
・スコープ3の原単位
質疑・応答
講師紹介
略歴
2001年 東京大学工学部 都市工学科 卒業
2006年 東京大学大学院工学系研究科 都市工学専攻 博士課程修了
博士(工学)
2006年 同・化学システム工学専攻 助手
2009年 同・都市工学専攻 助教
2016年 同・都市工学専攻 講師
2022年 同・都市工学専攻 准教授(現在に至る)
兼任:国立環境研究所 プラスチック資源循環連携研究グループ長
著作(近著)
「LCAによる資源循環の評価方法」,国際環境経済研究所,https://ieei.or.jp/2024/03/nakatani_240322/
『廃プラスチックの現在と未来 ―持続可能な社会におけるプラスチック資源循環―』,日本エネルギー学会 編,コロナ社(2023):編集委員会 幹事,第2章(プラスチックのマテリアルフロー)および第6章(プラスチックリサイクルのLCA)分担執筆
日本LCA学会誌 特集「プラスチック資源循環とライフサイクル思考」(2023):ゲストエディタ
J. Nakatani, T. Maruyama, and Y. Moriguchi: “Revealing the Intersectoral Material Flow of Plastic Containers and Packaging in Japan,” PNAS 117 (33), pp. 19844–19853 (2020)
所属学会
日本LCA学会(企画委員,エコバランス国際会議 実行委員)
廃棄物資源循環学会(リサイクルシステム・技術研究部会 幹事) など