主要な改正ポイント及び変更点を習得するための
GMP省令改正対応
手順書記載すべきデータインテグリティ具体要件
~FDA査察指摘500件から抽出~
事前質問を受け付けます【WEB受講可能】

GMP省令改正とPIC/S,データインテグリティの基礎,CSVとERESの基礎,
FDA査察指摘の紹介,PMDAの指摘動向,各極ガイダンスのポイント紹介,
実務対応の解説など、豊富な経験をもとに分かりやすく解説する特別セミナー!!
講師
合同会社 エクスプロ・アソシエイツ 代表 望月 清 先生
 米国ISPE GAMPデータインテグリティ専門部会メンバー
日時
2021/2/5(金)10:00〜17:00
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内
受講料 (消費税等込み)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
テキスト
講師
合同会社 エクスプロ・アソシエイツ 代表 望月 清 先生
 米国ISPE GAMPデータインテグリティ専門部会メンバー
日時
2021/2/5(金)10:00〜17:00
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内
受講料 (消費税等込み)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
テキスト
受講形式
 会場・WEB

習得知識
 1)GMP省令改正とPIC/S
 2)データインテグリティの基礎
 3)CSVとERESの基礎
 4)FDA査察指摘の紹介
 5)PMDAの指摘動向
 6)各極ガイダンスのポイント紹介
 7)実務対応の解説
 *事前質問については、弊社まで(th@thplan.com)メールにてご連絡をお願いします。

講師の言葉  GMP省令改正において「文書および記録の完全性を確保するように手順書を作成すること」、つまりデータ インテグリティ対応を手順書に落としこむことが求められる(図1参照)。 データインテグリティ対応の原則はALCOAであると言われているが、ALCOAは従来からGMPに求められていた ものと大差ない。  一方、査察当局が期待するデータインテグリティ適合レベルは、データインテグリティ技術の普及とともに 高くなる。そのため各極のデータインテグリティガイダンス読み込んでALCOAを深掘りしても、査察当局が 現時点で期待するレベルのデータインテグリティ具体要件を把握できない。 査察当局が期待するデータ インテグリティ適合レベルは、当局査察における指摘事例から学び取るのが確実である。  本講座では、米国情報公開法にもとづきFDAから購入したデータインテグリティ査察指摘事例500件から 読み取ったデータインテグリティ要件とその対応方法を解説し、GMP手順書に記載すべき具体的要件を説明する。  コンピュータに不慣れな方にも十分理解していただけるよう、ERES(電子記録・電子署名)およびCSVの基礎 から説明する。 (手順書) 第十一条  製造業者等は、製造所ごとに、次に掲げる手順に関する文書(以下「手順書」という)を作成し、 これを保管しなければならない。 一 衛生管理に関する手順 二 製造工程、製造設備及び資材並びに製品等の管理に関する手順 三 試験検査設備及び検体等の管理、その他適切な試験検査の実施に関する手順 四 製品品質の照査に関する手順 五 安定性モニタリングに関する手順 六 原料等の供給者管理に関する手順 七 外部委託業者の管理に関する手順 八 製造所からの出荷の管理に関する手順 九 ~十七 <略> 2 製造業者等は、文書及び記録の完全性を確保するよう、第一項の手順書を作成すること。 出典:http://www.jpma.or.jp/information/quality/pdf/180925_1.pdf 図1 改正GMP省令 第十一条(手順書)の条文案

 

プログラム

1.GMP省令改正とPIC/S
2.データインテグリティとは
3.ERES対応の基礎
4.CSV対応の基礎
5.データインテグリティ用語
6.FDAのデータインテグリティ査察指摘
 •指摘トップ10
 •国内における指摘
 •ラボにおける指摘
 •製造における指摘
 •年次品質レビューおよびQAにおける指摘
 •供給者監査に関する指摘
7.スプレッドシートのFDA指摘とCSV対応/DI対応
8.PMDAのデータインテグリティ指摘動向
9.主要ガイダンスの概況
10.実務対応
 •手書き記録(ラボ、製造共通)
 •コンピュータ化システム(ラボ主体)
 •製造装置と検査装置
11.ポリシーと手順書の策定方針
12.良くある質問
13.MHRAガイダンスの要旨(英国医薬品庁)
14.FDAガイダンスの要旨
15.PIC/S査察官むけガイダンスの要旨
16.質疑応答

■良くある質問
以下をはじめとする質問、および事前に提出いただいた質問にお答えする。
1)監査証跡の定期的レビュ-をどのようなタイミングで行えばよいのか
2)監査証跡の定期的レビュ-をどのような方法で行えばよいのか
3)監査証跡機能がない場合どのように対応すればよいのか
4)監査証跡機能がないと査察で指摘されるのか
5)監査証跡はどのようにバリデートすればよいのか 
6)試験関係者がシステム管理者になるとなぜ指摘を受けるのか
7)HPLCのプリントアウトを生データとすると指摘を受けるのか
8)データインテグリティはどのように査察されるのか
9)工程内検査のインテグリティは査察されるのか
10)個別のアカウントを設定できない器機/システムは更新が必要か
11)電子生データはどのように管理・運用すればよいのか
12)スタンドアロン機器のデータインテグリティ対応はどの程度必要か
13)ハイブリッドシステムはどのように対応すればよいか
14)FDA査察をのりこえるにはどのような対策が必要か
15)治験薬における対応はどの程度必要か
16)リスク対応はどのように行えばよいのか
17)OOS処理の査察指摘はどのようにすれば回避できるのか
18)LIMS導入はデータインテグリティ対応となるか
19)Empower 3等のCDS導入はデータインテグリティ対応となるか
20)バックアップの定期的リストアテストは必要か
21)ALCOAをベースにGAPチェックリストを作ろうとしたが難しい
22)試験実施者に解析メソッド作成・変更の権限を与えて良いか
23)同じ分析装置にGMP試験とGMP適用外の試験を混在させてよいか
24)電子記録バックアップの隔離保管は必要か
25)システム管理を行うIT職員にGMP教育は必要か
26)OSへの共通IDログインは許容されないのか
27)スプレッドシートのデータインテグリティ留意点
28)LIMSやSDMSへデータを吸い上げたら分析機器のデータを削除してよいか
29)デジタル画像を生データとする場合、何に注意すればよいか
30)機器使用台帳(機器使用ログ)に何を記載しなければならないのか
31)AIの使用は認められるか
32)コンピュータ化システムの再バリデーション頻度はどの程度が適切か
33)バリデーション資料はどの程度の期間保存する必要があるか
34)CDやDVDの劣化確認方法
35)バックアップHDDの点検頻度
36)アジャイル型開発は認められるか
37)サーバーのシステム管理者アカウントを共有してよいか?
38)崩壊試験や呈色滴定などのDI対応方法は?
39)装置や機器のエラーをQAに報告すべきか?
40)ミラーリング(RAID1)はデータバックアップになるか? 
41)業者保守作業における監査証跡のレビューは必要か?
42)検量線と面積計算のバリ資料を査察で求められた時の対応は?
43)監査証跡の定期レビューを査察で求められた時の対応は?
44)CMCなど研究開発におけるDI対応は?
45)バックアップ/リストアの要件とその対応方法は
46)旧システムのデータが新システムで異なる結果となる場合の対応方法は
47)見読性の長期維持方法は
48)電子署名した電子記録をシステムから取り出してよいか
49)電子署名した電子記録のプリントアウトに手書き署名は必要か
50)PDFを編集できると査察指摘を受けるか
51)装置バリデーションにおけるURS必要性の指導方法は

■別冊付録
各極データインテグリティガイダンスの邦訳や解説資料を電子ファイルにてご提供する。
500スライドを超える講演資料では説明しきれなかった詳細を習得していただける。
1)データインテグリティ入門 19ページ
2)HPLC試し打ち指摘とその対応 3ページ
3)MHRAガイダンス(GMP) 意訳(対訳) 28ページ
4)WHOガイダンス・ドラフト 要旨訳 11ページ
5)FDAガイダンス・ドラフト 意訳(対訳) 32ページ
6)FDAガイダンス・ドラフト 解説 27ページ
7)PIC/Sガイダンス・ドラフト 要旨と解説 42ページ
8)データインテグリティの是正 FDA WLの常とう句 9ページ
9)WHOガイダンス Appendix 1 邦訳 28ページ
10)MHRAガイダンス(GXP)対訳と補足

■付録CD
データインテグリティの詳細資料、Part 11、Annex 11、CSV関連の解説や邦訳など、
200ファイル余を収載したCDをテキストと共にご提供する。

■質疑応答■
CSV、ERES、データインテグリティ、スプレッドシートなど日常の業務において困っていることや
疑問などにお答えします。事前質問は大歓迎ですが、準備の都合上、可能であれば2週間前までに
ご提出いただけると助かります。

名刺交換可(会場受講のみ)

講師紹介
1973年 山武ハネウエル株式会社(現アズビル株式会社)入社
2014年 アズビル株式会社 退職 
2014年 エクスプロ・アソシエイツ 代表 
2014年11月 株式会社 シーエムプラス 提携コンサルタント 
2015年4月 合同会社 エクスプロ・アソシエイツ 代表
学会活動
米国ISPE GAMPデータインテグリティ専門部会メンバー
米国PDA認定コンピュータシステムオーディター
日本QA研究会 GLP-QAプロフェッショナル(GLP-QAP)
日本PDA製薬学会 無菌製品GMP委員会 微生物迅速測定WGメンバー
日本ISPE無菌COP リスクベース環境モニタリングWGリーダー
講演・執筆
データインテグリティ/Part 11/ERES/CSVに関する講演多数
データインテグリティ広場 主宰
データインテグリティ実務対応
国内におけるFDAの査察指摘を好評連載中