研究開発現場ですぐに役立てるための
エマルション調製の最新技術と商品への応用展開
~多相エマルション・ピッカリングエマルションの
        化粧品・医薬品・食品・化学品分野での実用化~
  ~閉講後,現場の課題の相談に応じます~

エマルションの特性,界面活性剤の選び方,エマルション安定化テクニック,
クリーミングや合一防止の処方例,転相乳化法・液晶乳化法,多相エマルション,
 ピッカリングエマルションの相挙動や調整法,化粧品・食品・医薬品の利用事例について
  現場ですぐに役立つように解説する特別セミナー!!
講師

山形大学大学院 理工学研究科 バイオ化学工学分野 教授 工学博士 野々村 美宗 先生

花王(株)主任研究員を経て現職

日時
2019/12/13(金)10:00〜16:30
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内
受講料 (消費税等込み)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
テキスト
講師

山形大学大学院 理工学研究科 バイオ化学工学分野 教授 工学博士 野々村 美宗 先生

花王(株)主任研究員を経て現職

日時
2019/12/13(金)10:00〜16:30
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内
受講料 (消費税等込み)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
テキスト
予備知識
 特になし
習得知識
 1)エマルションの調製法
 2)多相エマルションの機能
 3)ピッカリングエマルションの相挙動と特性
 4)化粧品・食品・医薬品・化学品分野での実用例 
講師の言葉
 本講座では、エマルションを調製する上で最も大切な界面活性剤の選び方や添加剤の効果について
講義します。特に、最近新しい調製技術が開発され、化粧品・食品から医薬品・材料開発まで幅広い
分野で実用化が進みつつあるマルチプルエマルション(多相エマルション)と粉体で安定化された
ピッカリングエマルションについて最新の情報を紹介します。
 まず、エマルションの特性と界面活性剤の選び方の一般則について概説した上で、商品開発の現場で
行われているエマルションの安定化のテクニックを紹介します。クリーミングや合一を防止するための
処方例や転相乳化法・液晶乳化法などのより微細なエマルション滴を調製するために開発されたテクニ
ックや油滴の大きさをコントロール可能で安定性に優れた多相エマルションを調製するうえで有用な
マイクロチャンネルを用いた乳化法についても学びます。
さらに、ピッカリングエマルションの相挙動や調製法のポイントについても紹介します。
 最後に、これらの技術が化粧品・食品・医薬品などの分野でどのように利用されつつあるか、実例を
紹介します。これらの知識は化粧品や医薬品、食品の商品設計だけでなく、その原料を開発する上でも
有用です。次の日に現場に戻ってすぐに役に立つよう、具体的なテクニックをたくさん紹介していきま
すので、ぜひお越しください。
 

プログラム

1. エマルション・マルチプルエマルションとは
2. 界面活性剤とは
・界面活性剤の定義と種類 
・界面活性剤の機能と応用例
3. どうやってエマルションの保存安定性を高めているの?
・クリーミングと合一の防ぎ方 
・αゲル乳化法
・粘土鉱物乳化法
・保存安定性の評価法
4. どうやって微細なエマルション滴を調製しているの?
・転相乳化法    
・転相温度乳化法(PIT 乳化法)
・D相乳化法    
・液晶乳化法
5. マルチプルエマルションの作り方
・二段階乳化法   
・転相乳化法
・マイクロチャンネル乳化法
6. マルチプルエマルションの応用
・カロリーオフタイプマヨネーズへの展開例
・皮膚外用剤への展開例
・医薬品への応用展開
・マイクロリアクター材料開発への応用展開
7. 粉体で安定化されたピッカリングエマルションの生成メカニズムと相挙動
 ・エマルション
・泡 
・リキッドマーブル・ドライウオーター
・バイコンティニュアス構造
8.どうやって作る?どうすれば安定化できる?
・ミキサーの選び方とマイクロデバイスの作り方
・安定化のための粉と油の選び方
・高分子の添加・液滴のゲル化による安定化
9.ピッカリングエマルションの応用例
・食品への応用
・化粧品への応用
・医薬品への応用
・マイクロリアクターへの応用