トラブルを防止するための

化学プロセスにおけるスケールアップの基礎と事例を交えたトラブル対策

化学プロセスにおける反応,撹拌,晶析,ろ過操作について
 ラボ実験から実機へのスケールアップの基礎とトラブル対策について
   多数の事例を交えて解説する特別セミナー!!
講師

スケールアップコンサルタント(元住友化学)高橋 邦壽 先生

日時
2019/10/11(金)10:00〜16:30
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内
受講料 (消費税等込み)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
テキスト
講師

スケールアップコンサルタント(元住友化学)高橋 邦壽 先生

日時
2019/10/11(金)10:00〜16:30
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内
受講料 (消費税等込み)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
テキスト
受講対象
 ・研究部門の工業化スタッフ
 ・生産技術部門の工業化スタッフ
 ・製造部門の技術スタッフ
予備知識
 ・初歩の有機合成,化学工学、製造設備に関する知識
 ・初歩の単位操作(反応,撹拌、晶析、ろ過)に関する知識
習得知識
 1)スケールアップと発生するトラブルの原因と対策
 2)スケールアップと影響因子
 3)スケールアップと化学工学の役割
 4)反応、撹拌、晶析、ろ過のスケールアップポイント
講師の言葉
 医薬原薬・中間体、農薬、化成品、電子材料などファインケミカル製品のバッチ生産プロセスは,多くの
撹拌槽(反応釜)を中心とした設備を活用して,反応,洗浄・分液,抽出,吸着,濃縮,晶析、ろ過、
乾燥などの操作を行い製品が製造されている。
 バッチプロセスは多品種切換え生産・非定常操作で行われており、多くのトラブルが発生している。
 本セミナーでは、反応、撹拌、晶析、ろ過操作について、ラボ実験から実機へのスケールアップを多くの
事例を示しつつ、スケールアップの基礎とトラブルを防止するための考え方を紹介する。

プログラム

1.バッチプロセス
2.単位操作で発生するトラブル
3.スケールアップと影響因子
4.スケールアップと化学工学の関わり
5.スケールアップの予測計算
6.ラボ、パイロット実験の考え方
7.反応技術
   7-1.反応操作のチェックシート
   7-2.反応トラブル・改善事例
   7-3.反応条件最適化事例
8.撹拌技術
   8-1.撹拌翼のスケールアップで発生するトラブル
   8-2.撹拌翼と混合
   8-3.攪拌所要動力Pv一定のスケールアップ事例
   8-4.動力数Npの重要性に関する事例
   8-5.混合速度の影響事例
9.晶析技術
   9-1.晶析方法
   9-2.汎用的なGL晶析装置
   9-3.溶解度曲線を利用した晶析操作
   9-4.粒子径制御の晶析事例
   9-5.スケーリング発生防止およびその晶析事例
   9-6.流動性が変化する系の晶析および晶析事例
   9-7.晶析操作への撹拌影響事例
10.ろ過技術
   10-1.ケーキろ過および装置
   10-2.平均ろ過比抵抗αav、圧縮性指数nについて
   10-3.平均ろ過比抵抗αav、圧縮性指数nの測定
   10-4.加圧・減圧ろ過と遠心ろ過の相違
   10-5.加圧ろ過操作のポイントおよび事例
   10-6.遠心ろ過操作のポイントおよび事例
   10-7 ろ布トラブルとろ布選定
講師紹介
 
<略歴>
  昭和 44年3 島根県立松江工業高等学校 工業化学科 卒業
      44年3 住友化学株式会社 入社
 ・(現)健康・農業化学品研究所 農薬合成部門
                              農薬製剤部門
 ・(現)工業化技術研究所 医薬,農薬,化成品などのプロセスのスケールアップ部門
 ・住化ファインケム㈱ 医薬品の受託 製造(プロセススケールアップ部門)
 平成 22年12 住友化学 定年退職 嘱託
     23年4  奈良工業高等専門学校 非常勤講師(6年間)
     24年4  神戸工業高等専門学校  非常勤講師(3年間)
 平成 25年8  住友化学 退社
 平成 25年8  スケールアップコンサルタト
         ・化学プロセスの単位操作を中心に講演、講習会、技術的サポートなど
<著書>
  共著
「プロセスケミストのための化学工学」撹拌,ろ過,乾燥(日本プロセス化学会編)  
 化学工業日報社
 <所属学会>
   化学工学会
   近畿化学協会

<専門分野>
化学プロセスのスケールアップ
(小スケール実験からパイロットを経て実機スケールへスケールアップ)
→ 反応・撹拌・晶析・ろ過・乾燥などの単位操作技術を活用