EVの振動騒音現象を理解するための
EV顕著になってきた騒音対策技術
【WEB受講(Zoomセミナー)

セミナー
リーフレット
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EVの振動騒音概要,騒音対策技術,ロードノイズを中心に対策事例,今後問題となる車外騒音規制について,豊富な経験に基づき分かりやすく解説する特別セミナー!!
講師
群馬大学大学院理工学部 非常勤講師兼研究員 工学博士 松村 修二  先生 
元 富士重工業(株) ,スバル技術研究所にて振動騒音研究実験,その後CAEの開発に従事
日時
2022/7/12(火)13:00〜15:30
会場
※本セミナーはWEB受講のみとなります。
会場案内
受講料 (消費税率10%込)1名:33,000円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:27,500円
テキスト
講師
群馬大学大学院理工学部 非常勤講師兼研究員 工学博士 松村 修二  先生 
元 富士重工業(株) ,スバル技術研究所にて振動騒音研究実験,その後CAEの開発に従事
日時
2022/7/12(火)13:00〜15:30
会場
※本セミナーはWEB受講のみとなります。
会場案内
受講料 (消費税率10%込)1名:33,000円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:27,500円
テキスト
受講形式
WEB受講のみ
 ※本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信となります。


受講対象
自動車関連(特に振動騒音)の技術者、管理者、経営者
レベルは問いません。


予備知識
特に必要有りません。
振動騒音の基礎式等を理解していると分かりやすいと思われます。


習得知識
1)EVの振動騒音概要把握
2)騒音対策技術
3)今後必要な対策 など


講師の言葉
 従来の自動車は、エンジン音や排気音が主な騒音であったがEVではそれらの騒音がなくなり静粛性に優れていると言われている。
 しかし、ガソリン車ではマスキングされていた騒音が、EVでは目立つようになってきた。EVの騒音要因は第一位ロードノイズ、第二位が低級ノイズ(ガタやキシミなど)、第三位がEV特有のモータ音等である。
 また、年々厳しくなる車外音規制はEV化で有利になると思われていたが、車外騒音の要因の一つにタイヤ騒音が有り、Phase3ではタイヤ騒音だけでも規制値をクリアできない見通しである。(車外騒音規制はPhase1~Phase3まで段階的に実施されPhase3は2024年からとなっている。)
 本講演では、EVの振動騒音現象の概要を説明し、要因第1位のロードノイズを中心に対策事例を紹介する。また今後問題となって来るであろう車外騒音規制についても言及する。

プログラム

1.ガソリン車と共通するEVの主な振動騒音現象
 1.1 主な振動騒音源
 1.2 路面およびタイヤに起因する現象
 1.3 駆動系に起因する現象
 1.4 風切り音
 1.5 その他の現象

2.ガソリン車とEVの車内騒音比較

3.EV特有の振動騒音
 3.1 モータ音
 3.2 インバータから出る騒音
 3.3 リレー等のスイッチング音
 3.4 冷却ファン騒音
 3.5 その他

4.EVでも厳しい車外音規制強化の動き
 4.1 Phase1~Phase3までの段階的実施
 4.2 新加速騒音試験概要
 4.3 タイヤ単体騒音とタイヤノイズメカニズム

5.EV騒音の主要因であるロードノイズ対策事例
 5.1 ホイール振動特性
 5.2 取付け部剛性Upによる改善例
 5.3 車体パネルの積層制振防音構造

6.間違い易い音響知識
 6.1 音圧分布と粒子速度分布
 6.2 遮音の注意点=コインシデンス効果

7.間違い易い振動知識
 7.1 波長と制振効果
 7.2 質量付加と制振効果
 7.3 パネル剛性アップと制振効果

質疑・応答

講師紹介
略歴
1975年 富士重工業(株)入社。振動騒音研究実験に従事。
その後スバル技術研究所にてCAEの開発を行う。
2006年 富士重工業(株)を退職。
群馬大学客員教授就任。群馬大学では自動車工学、振動騒音解析等の講義を担当。
流体解析や振動騒音解析の共同研究。群馬大学次世代EV研究会を設立し、幹事に就任。
2020年 客員教授を退任し非常勤講師兼研究員就任。

【所属学会・協会】
自動車技術会,電気自動車普及協会