受講形式 WEB受講のみ ※本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信となります。 受講対象 ・どなたでも参加できます。なぜなら人間は誰でもミスを犯すからです。 ・直接間接部門など所属も経営トップから一般社員まで。 予備知識 ・思い込みの激しい人ほど大歓迎です。予備知識は全く必要ありません。 習得知識 1)ポカミスの本質とその対応の知識が得られます 2)避けられないミスとの上手な付き合い方を知ることができます 3)ミスがあってもトラブルにならないように、全員で対処する大切さがわかります 4)しかも簡単でお金もかけないで、しかもすぐにできる方法がわかります 5)ミスを防ぐには、工場のマネジメントの重要性に気づかれます 6)職場や会社の規律の良し悪し、つまり風通しの良いかどうかで決まります 講師の言葉 ご飯に味噌汁、茶碗に箸というように、人にはミスが付き物です。人のやることに対して切っても切れない関係のポカミスによるミスは、実は些細なことが積み重なって、やがて重大な事故となっていきます。製品やサービスについては、手直し不良となって現れます。 1つのミスでも企業の信用問題にもなります。いずれも企業の損失になってしまいます。ポカヨケが完璧にできなかったのは、些細なことであるが故に、人は余り気にせず、暫定対策ばかりで根本対応していなかったことが考えられます。 社内でミスが発生しても、それをすぐに信号が出せて職場で素早く共有化し言語化し、職場全体で対策をやってしまう仕組みづくりや組織づくりを目指します。ミスが発生しても、事故やトラブルにならないように全員で意識を合わせていきます。 本講座では、身近な事例を通しながら、改めて人のいい加減さやわかったつもりなどを再認識します。そこで、意外な人間関係の改善方法やポカヨケ装置を使わないでもできる、超簡単な方法を紹介します。ただし、即効性の特効薬はありません。コツコツと当り前のこと愚直にやることですが、モヤモヤがきっとスカッとしますよ!
プログラム
1.人にミスは付き物、ミスとの付き合い方を根本から考える (1)ミスが起こる身近な事例で考えてみましょう ・4定+手元化・順序化でムダの6割以上をなくせる・慌てるからミスが起こる (2)ポカミスとは? (3)ポカミスの要因の99%は何? (4)ハインリッヒの法則から考えてみる 2.今でのポカヨケの取組み (1)今までの多くの失敗事例とその要因 (2)本質の問題は、職場の規律にある (3)飛行機事故と医療過誤の対応と考え方の違い 3.これからのポカヨケの考え方 (1)安全で働きやすい職場づくり (2)作業環境の整備 (3)社員を安全活動に巻き込む (4)安全の確保が品質・生産性を向上させる (5)オペレータの作業分担を変えてみる (6)4H(初めて、久しぶり、変更、引継ぎ)は要注意 4.今すぐ実践できる!ポカヨケの進め方 (1)小さな不具合、不安定な行動からなくしていく (2)モヤモヤゾーンをなくす逆のハインリッヒの法則を使う (3)3Sから始めて、4定+手元化・順序化で余裕を自ら作る (4)ポカミス対策と標準作業・ポカヨケの関係 5.工場マネジメントの取組み (1)社員をもっと活かす (2)マネジメントとは? (3)新しいマネジメントとは? (4)教えるのではなく、気づかせる大切さ (5)規律を高めることが、ポカミスを防ぐ 6.すぐにできるポカヨケ【事例紹介】 (1)整理・清掃・整頓+表示標識で行うポカヨケ (2)動作の4原則で行うポカヨケ (3)セット化・キット化で行うポカヨケ (4)ポカミスの真因追及のチェックリスト (5)ポカヨケの事例集【写真+コメント】 7.参考資料 (1)観察の仕方 (2)参考文献 質疑・応答 講師紹介 略歴 1974年 現オムロンスイッチアンドディバイス社(旧オムロン倉吉)入社。 1986年 技術から製造に異動後、トヨタ生産方式の普及に専念する。 2000年 東京五反田の有限会社エス・ピイ・エス経営研究所入社。 翌月より、ドイツを中心に12カ国にわたり、数々のコンサルティングとセミナーを開催 2006年 株式会社SMCを創立し、同社の代表取締役 ・月刊リーダーシップ誌 2024年3月号「ヒューマンエラーを防ぐ指導と職場づくり」を投稿。 ・絵とき ポカミス撲滅大全 共著 監修。 ・絵とき 簡便自働化 共著 監修。 ・日本の製造業を立て直す「超ものづくり経営」 共著。 ・日刊工業新聞社の月刊誌の「工場管理」などで、「今すぐ実践!ヒューマンエラー防止策」、「虫の眼・魚の眼・鳥の眼」など18年連続執筆。これらは、講師のHPのアーカイブで閲覧できます。また、無料の現場改善の資料もコピーできます。 ・日本カイゼンプロジェクト認定講師。