高効率・高性能なモータ制御のための
モータ特性センサレス制御への応用ノウハウ
【WEB受講(Zoomセミナー)】

セミナー
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モータの特性,等価回路,駆動方式・駆動回路,制御手法,電流センサレス手法,磁極位置推定手法,ノイズ低減ノウハウについて,具体的に分かりやすく解説する特別セミナ!!
講師
静岡理工科大学 総合技術研究所 客員教授
電動モビリティシステム専門職大学 学部長・教授
博士(工学) 高橋 久 先生
日時
2024/6/6(木)10:00〜16:00
会場

※本セミナーは、WEB受講のみとなります。

会場案内
受講料 (消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円     ※別途テキストの送付先1件につき、配送料1,210円(内税)を頂戴します。
テキスト
製本資料(受講料に含む)
講師
静岡理工科大学 総合技術研究所 客員教授
電動モビリティシステム専門職大学 学部長・教授
博士(工学) 高橋 久 先生
日時
2024/6/6(木)10:00〜16:00
会場

※本セミナーは、WEB受講のみとなります。

会場案内
受講料 (消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円     ※別途テキストの送付先1件につき、配送料1,210円(内税)を頂戴します。
テキスト
製本資料(受講料に含む)
受講形式
WEB受講のみ
※本セミナーは、Zoomシステム利用によるオンライン配信となります。


受講対象
自動車関連部品、モータを利用する家電製品、医療用機器、福祉機器、サービスロボット、産業用ロボットなどを開発している部門の方々。


予備知識
特にありませんが、電気回路やMOSFETなどの半導体についての基礎知識があると,
モータ駆動回路などの理解がしやすいと思います。


習得知識
(1) モータの種類と特徴、駆動方式がわかる
(2) 永久磁石同期モータの制御回路と制御手法がわかる
(3) モータ駆動回路やインバータ回路がわかる
(4) 高効率駆動の考え方がわかる
(5) 電流センサレス手法と考え方がわかる
(6) 磁極位置推定手法と磁極位置センサレス駆動法の考え方がわかる
(7) ノイズを低減する回路、壊れにくい回路構成がわかる


講師の言葉
 自動車をはじめ、産業用機器、家電製品、医療機器、サービスロボットなど、多くの製品にモータが搭載され、その数は急増しています。これらのモータは高効率化や高性能化を実現するために,マイクロコンピュータを用いた電子制御によって駆動されています。
 また、システムの故障率を低減し、信頼性を向上するとともに低コスト化,高信頼性のために、電流センサレス制御や磁極位置センサレス制御が求められています。本講座では、最初にモータの構造、電気的特性や等価回路、駆動方式や駆動回路、コギングトルクを低減する手法、ノイズを低減するインバータ回路構成、永久磁石同期モータを低振動で駆動するスカラー制御やベクトル制御方式、最大トルク制御方式などについて解説します。次に負荷トルクや回転速度の推定法について解説し、電流センサレス制御手法、モータの電気的特性に基づいた磁極位置推定手法について解説し、負荷角推定法や位相補正法などを用いた位置センサレスベクトル制御など実用的な基礎技術から最新の応用事例まで具体的な事例を示しながら解説します。最後に、開発した推定技術を導入した製品についても紹介します。

プログラム

1.モータの構造と等価回路
  (1) ブラシ付DCモータの構造
  (2) ブラシレスDCモータ・永久磁石同期モータの構造
  (3) ブラシ付DCモータの等価回路
  (4) 永久磁石同期モータの等価回路
  (5) 永久磁石同期モータのコギングトルク
  (6) コギングトルクレス永久磁石同期モータ
 
2.駆動方式と駆動回路
  (1) パワーデバイスの種類と特性
  (2) モータ特性と駆動方式
  (3) 三相同期モータの駆動回路
  (4) 方形波駆動
  (5) 正弦波駆動
  (6) コギングトルクの影響を少なくする手法
  (7) ノイズを低減する駆動回路

3.永久磁石同期モータの制御手法
  (1) 電力とトルクの関係
  (2) スカラー制御
  (3) ベクトル制御
  (4) 非干渉制御の必要性
  (5) 弱め界磁制御
  (6) IPMSMの最大トルク制御法

4. 物理量の推定手法
  (1) 負荷トルクの推定法
  (2) 回転速度の推定法

5.電流センサレス制御手法
  (1) 相電流推定方式
  (2) 直流母線電流検出方式
      ワンシャント方式
  (3) 電流センサレス制御
 
6.磁極位置センサレス制御手法
  (1) 初期位置推定法
  (2) 突極特性を利用した位置推定手法
  (3) 負荷角推定法を用いたベクトル制御
  (4) ずれ角補正方式ベクトル制御
  (5) 位相補正方式ベクトル制御
  (6) 二重推定を用いた駆動方式

7. センサレス制御応用例
  (1) エアコンへの適用例
  (2) 医療機器への適用例
  (3) 風量制御への適用例 など

質疑・応答



講師紹介
略歴
1994年4月 職業能力開発総合大学校 大学院工学研究科 専任准教授
1997年~1999年 国家プロジェクトとして,天津工程技術師範大学(Tianjin University of Technology and Education)に出向
2011年9月 職業能力開発総合大学校 退職
2011年10月 静岡理工科大学 大学院理工学研究科 専任教授として着任
2013年4月~2017年3月 静岡理工科大学 エデュケーションサイト長
2013年4月~2017年3月 静岡理工科大学 創造工学センター長
2018年3月 定年退職
2018年4月 静岡理工科大学 大学院理工学研究科 特任教授として着任
2018年4月~2019年3月 総合技術研究所副所長,研究推進委員会副委員長
2020年3月  静岡理工科大学 退職
2020年4月~ 静岡理工科大学 総合技術研究所 客員教授
2023年4月~ 電動モビリティシステム専門職大学 学部長 兼 専任教授

2003年~2006年 電気学会回転機技術委員会 委員
2003年~2006年 電気学会小形モータ関連調査専門委員会 委員長
2012年~2017年 公益財団法人浜松地域イノベーション推進機構
                        パワーエレクトロニクス事業化研究会 会長
2016年~2020年 モータドライブ応用研究会代表幹事
2018年~       有識者会議 「未来創造まちづくり構想会議」 委員
その他,政府関係委員会座長,学会委員会幹事・委員,大学外部評価委員,補助金審査委員など多数
著作
電気自動車の最新制御技術,共著NTS
次世代自動車の夢を実現するセンサ開発と制御技術,共著,技術情報協会
HEV、EV化に向けた車載用モータとその制御・応用,共著,トリケップス
電子回路入門講座,共著,電波新聞社
パワーデバイスの使い方と制御回路設計法,総合電子出版社 など多数