熱トラブルを未然に防ぐ
CASE実現のための車載機器熱対策冷却技術具体的実践技術
【WEB受講(Zoomセミナー)

セミナー
リーフレット
印刷はこちら
車載用電子機器の熱による不具合の発生メカニズム,伝熱・放熱技術に関する基礎,熱設計の進め方,具体的な対策の立て方,最近の車載機器の熱対策動向,放熱材料・放熱デバイスの最新動向について,詳しく解説する特別セミナー!!
講師
株式会社サーマルデザインラボ 代表取締役 国峯 尚樹 先生
日時
2024/6/7(金)10:00〜16:00
会場

※本セミナーはWEB受講のみとなります。

会場案内
受講料 (消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円    ※WEB受講の場合、別途テキストの送付先1件につき、配送料1,210円(内税)を頂戴します。
テキスト
製本資料(受講料に含む)
講師
株式会社サーマルデザインラボ 代表取締役 国峯 尚樹 先生
日時
2024/6/7(金)10:00〜16:00
会場

※本セミナーはWEB受講のみとなります。

会場案内
受講料 (消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円    ※WEB受講の場合、別途テキストの送付先1件につき、配送料1,210円(内税)を頂戴します。
テキスト
製本資料(受講料に含む)
受講形式
WEB受講のみ
 ※本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信となります。


受講対象
車載用の機器や部品の開発設計に関わる開発設計者
放熱デバイスや放熱材料の開発に関わる方
これから熱設計に取り組まれる方
熱設計を勘と経験でこなしているが、論理的なアプローチをしたい方


予備知識
熱に関する専門知識は不要ですが、高校レベルの知識はあったほうがよい


習得知識
1)車載用電子機器の熱による不具合の発生メカニズム
2)伝熱・放熱技術に関する基礎知識
3)熱設計の進め方と対策の立て方
4)最近の車載機器の熱対策動向
5)放熱材料や放熱デバイスの最新動向 など


講師の言葉
 「CASE」をキーワードに車の電子化が急激に進んでいます。エンジンはインバータ/モータに置き換わり、エネルギー源であるLiBはシビアな温度管理(加熱冷却)が必要になります。高度な自動運転のため、高発熱AIチップを搭載し、高速の5G通信で常時接続されます。これらの機能を支える要素デバイスはいずれも大きな発熱を伴い電子デバイスの冷却が信頼性や安全性の要になります。こうした熱問題に対処するには熱のふるまいを知った上で適切な冷却構造を取ることが重要です。
 ここではまず、初心者向けに伝熱の基礎から解説します。次に車載機器の放熱ルートや対策のトレンドについて説明し、最後にECU、インバータ、モータ、バッテリーなどここの冷却技術の最新動向について解説します。

プログラム

1.CASE実現に不可欠な熱問題への対応
1-1 CASEがもたらす熱問題
1-2 車載機器の使用環境と発熱部位
1-3 EVは熱設計からサーマルマネジメントへ
1-4 熱によって起こる車載機器のさまざまな不具合

2.車載機器熱設計に必要な伝熱の基礎知識
2-1 伝熱のメカニズム
2-2 熱伝導と接触熱抵抗低減策 
2-3 対流のメカニズムと計算 熱伝達率促進策
2-4 熱放射のメカニズムと活用 放射率増大策
2-5 熱抵抗による熱設計の進め方 目標熱抵抗

3.車載用インバータの構造と放熱ルート
3-1 インバータ放熱経路とボトルネック
3-2 低熱抵抗化対策の方向
3-3 直冷式の構造と効果
3-4 両面冷却による低熱抵抗化

4.ECUの放熱構造
4-1 ECUの主な熱源と熱対策
4-2 冷却方式 自然空冷、強制空冷、水冷
4-3 筐体放熱と接触熱抵抗対策

5.車載機器で使用する放熱材料
5-1 TIMの種類と活用
5-2 放熱シート 超柔軟シート
5-3 ギャップフィラー/ゲル
5-4 サーマルグリース/PCM
5-5 車載機器での使用事例

6.バッテリーの構造と熱対策
6-1 Liバッテリーの熱特性(適正温度範囲)
6-2 放熱経路とボトルネック
6-3 水冷方式の課題と対策
6-4 テスラスネークチューブ

7. 自動運転向けコンピュータの冷却
7-1 TESLA M3に見るオートパイロットの水冷
7-2 SoCなどの高発熱ロジックデバイスの冷却
7-3 無線通信モジュール、LiDARの冷却

8.EVモータとその熱低策
8-1 モータのトレンドと熱対策
8-2 モータで発生する損失とその計算
   銅損、鉄損、風損、機械損
8-3モータで採用されている油冷/液冷

質疑・応答


講師紹介
略歴
1977年 沖電気工業(株) 入社
2007年~ (株)サーマルデザインラボ 設立 現在に至る
著書
・熱設計完全入門(日刊工業新聞社)
・電子機器の熱対策設計第2版(日刊工業新聞社)
・電子機器の熱流体解析入門(日刊工業新聞社)
・熱設計と数値シミュレーション(オーム社)
・トコトンやさしい熱設計の本(日刊工業新聞社)
・熱設計完全制覇(日刊工業新聞社)
・熱対策計算とシミュレーション技術(技術情報協会) 他 多数
協会活動
熱設計・対策技術シンポジウム 副委員長
JPCA委員
JEITA委員
東北大学 ISTUインターネットスクール 非常勤講師
群馬大学 非常勤講師 など