受講形式 WEB受講のみ ※セミナー内容を、確実に実践に活かしていただけるよう復習ツールを講師からご提供します。 また、受講後も、講師への質問をお受け致します。 ※WEB受講の場合はLive配信のみ、録画視聴はありません。 受講対象 ① 商品の企画者と設計者 ② 部品の設計者 ③ 生産ラインの生産技術者 ④ 上記③における組立て装置、組立て治工具の設計者(生産技術者) ⑤ 上記③における検査装置、検査治工具の設計者(生産技術者) ⑥ 品質管理部(品質保証部) ⑦ 企業内の品質向上チーム/低コスト化チーム などの方々で、いずれも全分野の技術者にお勧めいたします。 進呈 書籍:ついてきなぁ!品質とコストを両立させる『超低コスト化設計法』(日刊工業新聞社刊) を進呈します。メインテキストとして使用します。 予備知識 特に必要ありません。 習得知識 1)部品組立の設計見積りができるようになる 2)現地の工賃に適した現地化設計を理解 3)溶接の加工知識と設計見積り 4)上方組立/水平組立の知識と設計見積り 5)ベルトとチェーンとばねの組立知識と設計見積り 6)コイルばねの組立知識と設計見積り 7)豊富な事例 など 講師の言葉 「モノづくり、モノづくり」と言われてから久しい年月が経ちますが、「モノづくり」とは何か?「物を作る現場」つまり、生産現場に向けての掛け声になったようです。たとえば、さらなる効率化を求めた大量生産であり、自動機械による高精度な部品生産、そして、さらなる高品質化。これらの主役が生産技術者です。 一方、企画や設計部門の「モノづくり」に相当する頑張る掛け声の単語が相変わらずの「グローバル化」だけ。これではモノづくりの両輪を成し得ません。 企画や設計部門のモノづくりとは、現地化、さらに詳しく言えば、「現地化設計」です。例えば、身近な自動車を例にとれば、・・・ ① その国の人々に適合した仕様でよい。 ② 信頼性は、始動一発で必ずエンジンがかかればよい。 ③ 静粛性よりも低価格であること。 現地化設計とは、企画、設計、調達、製造、検査、保全と各部門が携わってきます。また、現地の文化や慣習、そして、賃率を含む経済力を現地で把握する必要があります。 本セミナーでは、低コスト化のための組立知識を習得しながら現地化設計の基礎を学びます。
プログラム
第1章 本書を理解するための基礎知識
1-1 設計見積りの求め方
1-2 事例:百円ショップの樹脂製ブックエンドの設計見積り
1-3 事例:百円ショップの板金製ブックエンドの設計見積り
第2章 現地化戦略に必要な設計知識
2-1 現地化戦略とは何か?
2-2 生産現場のコスト知識
2-3 事例:海外生産の成功と失敗
第3章 組立の代表格:溶接の加工知識と設計見積り
3-1 スポット溶接の設計見積り方法
3-2 アーク溶接の設計見積り方法
3-3 どちらが安いの?スポット溶接とアーク溶接
第4章 事例で学ぶ!上方組立/水平組立の知識と設計見積り
4-1 上方組立と水平組立の設計見積り方法
4-2 事例:文具の穴開けパンチ機から学ぶ組立知識
4-3 部品の上方組立は設計の基本
4-4 部品の水平組立はコストアップ
第5章 事例で学ぶ!締結の組立知識と設計見積り
5-1 EリングとCリングの設計知識
5-2 EリングとCリングのコスト(原価)の相違
第6章 ベルトとチェーンとばねの組立知識と設計見積り
6-1 ベルトとチェーンの設計知識
6-2 ベルトとチェーンの形状の相違
第7章 コイルばねの組立知識と設計見積り
7-1 事例:ステンレス製圧縮ばねの設計見積り
7-2 コイルばねの装着に関する設計見積り方法
質疑・応答
講師紹介
略歴
横浜国立大学・工学部・機械工学科卒。
日立、及び、富士ゼロックスの高速レーザープリンタの設計に従事。
富士ゼロックスでは、設計プロセス改革や設計審査長も務めた。
1999年より、國井技術士設計事務所として、設計コンサルタント、セミナー講師、大学非常勤講師として活動中。
所属学会等:
公益社団法人 日本技術士会・機械部会
公益社団法人 日本技術士会・埼玉県技術士会
横浜国立大学 大学院工学研究院 非常勤講師
首都大学東京 大学院理工学研究科 非常勤講師
山梨大学工学部 非常勤講師
山梨県工業技術センター 客員研究員
高度職業能力開発促進センター運営協議会 専門部会委員
書籍:
加工知識と設計見積り力で『即戦力』
ついてきなぁ!『設計書ワザ』で勝負する技術者となれ!
ついてきなぁ!加工部品設計で3次元CADのプロになる!
(いずれも日刊工業新聞社)など多数