人間の行動特性に基づく人間中心設計の具体的ノウハウを習得するための
使視点った実践的ユーザインタフェース設計技術(演習付)【WEB受講(Zoomセミナー)

人間中心設計スキル,人間行動の分析手法,ヒューマンエラー予防的・対処的対策手法,ユーザ分析・タスク分析スキル,インタラクティブシステム設計・GUI設計・高視認性表示設計・ユーザビリティ評価のスキル,主観的特性の定量化,ユニバーサルデザイン技法について,演習を交え実践的にわかりやすく解説する特別セミナー!
講師
東京農工大学大学院工学府産業技術専攻 名誉教授 工学博士 北原 義典 先生
元 ㈱日立製作所 中央研究所主管研究員)
日時
2023/3/10(金)10:00〜16:30
会場
※本セミナーはWEB受講のみとなります。
会場案内
受講料 (消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
テキスト
講師
東京農工大学大学院工学府産業技術専攻 名誉教授 工学博士 北原 義典 先生
元 ㈱日立製作所 中央研究所主管研究員)
日時
2023/3/10(金)10:00〜16:30
会場
※本セミナーはWEB受講のみとなります。
会場案内
受講料 (消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
テキスト
受講形式
WEB受講のみ
 ※本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信となります。


受講対象
機械、電機、ソフトウェア、自動車、医療機器、建設等の製造業の
技術・研究・設計・製造部門の担当者を対象とする


予備知識
特に必要ありません。


習得知識
1)人間中心設計スキル
2)人間行動分析手法
3)ヒューマンエラー予防的/対処的対策手法
4)ユーザ分析/タスク分析スキル
5)インタラクティブシステム設計スキル
6)GUI設計スキル
7)システム頑健設計スキル
8)高視認性表示設計スキル
9)ユーザビリティ評価スキル
10)主観的特性の定量化
11)ユニバーサルデザイン技法 など


講師の言葉
 私たちの周りを見回すと、システムや装置、車などの中に、機能は多いのに使い勝手が悪いものが散見されます。このような問題の根幹にある原因は、これらが、製造する側からの視点で設計されており、使う側の視点で設計されていない場合が多いことです。使う側からの視点に基づく設計、これが本講座の目的です。そのために、人間の知覚や行動特性を知ること、そして、その特性に関する知見を設計に反映させること、ユーザに評価してもらい結果を仕様に反映させることが重要です。
 私は、30年以上にわたる企業研究所での研究開発経験から、ユーザ視点に立った設計の必要性を痛感しており、本講座では、人間の行動特性に基づく、人間中心設計の具体的手法、ヒューマンエラーの予防的対策と対処的対策手法、使い勝手評価手法、ユニバーサルデザイン手法について解説します。
 さらに、演習によって確実にご自身のスキルとして身につけて頂きます。本講座で習得した実践的スキルは、操作しやすい情報機器・医療機器・測定機器、人に優しい家電品、運転者負荷の少ない車、といったユーザとやり取りをする装置やシステムの開発はもちろんのこと、使いやすいアプリケーションソフト、わかりやすい店内ディスプレイなど様々な製品・サービスの設計に即役立つでしょう。


受講者の声
・ユーザインターフェースについて学ぶ機会が無かったため、興味深く受講させていただいた。設計の手法や用語の意味等、非常に分かりやすく勉強になった。
・ユーザーインターフェースを考えて設計する際に考慮すべきことをまとめて学ぶことができ勉強になりました。人間の特性の部分を体系的に学べたのでとても有意義でした。
・日常生活にあるユニバーサルデザインのものも、使う側の視点に立ってみないと設計の意図が分からず、ユーザー視点の大切さが理解できました。
・自分はGUI設計者ではないが、マニュアルや依頼書の作成等でわかりやすく伝えたりミスの誘発を防ぐためのエッセンスが詰まっており非常に勉強になりました。

プログラム

1.人間中心設計
 ・人間中心設計の重要性
 ・ユーザエクスペリエンス
 ・メンタルモデル
 ・人間中心設計のプロセス
 ・UI設計基本原則
 ・ユーザ体験の観察
 ・人間の情報処理モデル

2.ヒューマンエラー
 ・ヒューマンエラーと原因
 ・予防的対策 
 ・ナッジという考え方
 ・対処的対策
 ・フールプルーフ
 ・フェールセーフ

3.装置・システムのユーザインタフェース設計
 ・インタラクション系設計のステップ
 ・ユーザ分析とタスク分析
 ・インタラクティブスタイル設計
 ・GUI設計の基本
 ・メニュー設計
 ・わかりやすさを高める表示
 ・メタファ
 ・頑健性・安全性
 ・ウィジェット
 
4.ユーザビリティ評価
 ・ユーザビリティの評価方法 
 ・ユーザビリティの定量化と指標
 ・主観指標の尺度
 ・尺度構成法
 ・定量化しにくい量も数字で表す
 ・ユーザビリティ改善効果の検定と演習

5.ユニバーサルデザイン
 ・バリアフリーからユニバーサルデザインへ
 ・ユニバーサルデザインの原則
 ・不自由者のことを知る
 ・ユニバーサルデザインにおけるユーザ分析
 ・ユニバーサルデザイン設計のポイント
 ・ユニバーサルデザインの例
 ・GUI設計におけるユニバーサル・デザイン
 ・フォントに関するユニバーサルデザイン
 ・色彩に関するユニバーサルデザイン

6.ユーザインタフェース設計演習

質疑・応答


講師紹介
略歴
1979年 広島大学総合科学部情報行動科学コース卒業
1981年 同大学大学院修士課程修了
1981年 (株)日立製作所入社 中央研究所配属
1986年  (株)ATR視聴覚機構研究所
1993年 (株)日立製作所 研究開発推進本部
1994年 (株)日立製作所 中央研究所
1996年 東京大学大学院工学系研究科にて博士号取得
2014年 東京農工大学大学院工学府産業技術専攻教授
2021年 東京農工大学名誉教授
著書
「謎解き・人間行動の不思議」「なぜ、口べたなあの人が、相手の心を動かすのか?」「イラストで学ぶヒューマンインタフェース」「はじめての技術者倫理」「イラストで学ぶ認知科学」(いずれも講談社)