蒸留技術計算の効率を高め、実務に活用するための
Excelによる蒸留の基礎と蒸留技術計算への応用
~人工知能技術(AI)の蒸留技術への応用を含めて~
【WEB受講(Zoomセミナー)

Excelによる蒸留の物性計算,気液平衡計算,蒸留計算,蒸留塔の設計
および人工知能技術(AI)の蒸留技術への応用について,
PC演習を交えて詳しく解説する特別セミナー!!
講師
東京理科大学 元教授 工学博士 大江 修造 先生
日時
2021/5/24(月)10:00〜16:00
会場

*本セミナーはWEB受講のみとなります

会場案内
受講料 (消費税等込み)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
テキスト
講師
東京理科大学 元教授 工学博士 大江 修造 先生
日時
2021/5/24(月)10:00〜16:00
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受講形式
 WEB受講のみ
 *こちらの セミナーはZoomシステムを使用したオンラインセミナーとなります。

受講対象
 化学系企業,研究開発,初心者

予備知識
 高等学校の数学・物理・化学. できれば大学で化学工学の単位を習得していること

習得知識
 1)気液平衡計算(沸点計算)にExcelを活用する知識
 2)理論段数計算(マッケーブ・シール法)にExcelを活用する知識
 3)蒸留塔の設計にExcelを活用する知識
 以上の実習により得られる知識の応用として、
 4)蒸留技術に必要な方程式解法・非線形/高次数の実験式作成法・試行錯誤法の知識

持参品
 Excelを搭載し、ソルバーを使える状態にしたパソコン(ノートパソコン)をご準備ください。


講師の言葉
 本講ではExcelの蒸留技術計算への応用を解説します。Excelのゴールシークやソルバーを使えば、
全くプログラムを作らずに方程式の解を得ることができます。これは気液平衡計算の沸点計算に
活用できます。
高機能なExcel関数、例えばIf関数の活用により蒸留塔の理論段数を求めるマッケーブ•シール法の
計算をすることができます。
蒸留技術計算では多くの実験式を使いますが、Excelには最小自乗法の関数が用意されていますので、
手軽に実験式を決定することができます。
 さらに、行列演算の関数を使えば、連立方程式を解くことができます。したがって、2次以上の
高次の実験式の係数も決定することができます。
 Excelには、マクロの記録という便利な機能があります。これを使えば、様々な解を得る操作を
自動的に記録しマクロ(VBA) を作成することができます。このマクロに手を加えることにより、
蒸留技術計算の効率を飛躍的に増大させる事ができます。Excelの機能を知って活用できるか否か
は大きな差が生じます。
 講師は、30年に及ぶ人工知能技術(AI)の研究実績を有するので、最近の深層学習(ディープ・
ラーニング)の蒸留技術への応用についても言及する。

プログラム

1.蒸留技術計算に効果的なExcelの機能  
 1-1 Excelツールの活用:方程式の解,非線形最適化ツール
 1-2 Excel関数の活用:連立方程式の解,最小自乗法
 1-3 Excelマクロの効率的な活用方法.
     A.VBAの効率的な活用方法.
     B.マクロをVBAにより融合し、効率を10倍以上あげる.

2 Excelを用いた物性計算
 2-1 蒸発潜熱計算式の決定
 2-2 比熱(熱容量)計算式の決定
 2-3 蒸気圧計算式の決定
 2-4 アントワン式の計算
 2-5 沸点データのみから蒸気圧を推算する方法

3 Excelを用いた気液平衡計算 
 3-1 理想溶液 ラウールの法則
     相対揮発度による簡易計算法
     沸点計算法 露点計算法
 3-2 非理想溶液 活量係数式
     ウィルソン式による計算
     完全不溶解系の気液平衡計算 
     気液平衡における塩効果の計算 

4 Excelを用いた蒸留計算
 4-1 2成分系連続蒸留における埋論段数 
     マッケーブ・シール法 
 4-2 多成分系の最小還流比
 4-3 多成分系の最小埋論段数
 4-4 多成分系の理論段数(ギリランドの相関)
 4-5 回分単蒸留の計算

5 Excelを用いた蒸留塔の設計
 5-1 棚段塔の設計法 
 5-2 充填塔の設計 

6 人工知能技術(AI)の蒸留技術への応用
 6-1 人工知能技術(AI)の原理 
 6-2 深層学習(ディープ・ラーニング)とは 
 6-3 人工知能技術(AI)の蒸留技術への応用

講師紹介
 東京理科大学 理学部応用化学科 卒業
 蒸留工学 (講談社)他
 化学工学会