実用化に向けた課題解決のための
医薬品原薬連続生産プロセスの導入意義と課題 
~国内外の動向および実装に向けた具体的取り組み医薬品原薬の連続生産プロセスをいかに実装するか 
-なぜ今取り組むべきなのか・世界はどう動いているか・研究開発をどう進めるのか-
【WEB受講可能】

連続生産プロセスの意義,国内外の現状,医薬品原薬の連続生産の進捗,
実装化を阻んでいる課題・その解決方法,連続生産の今後の発展などについて,
具体的に分かりやすく解説する特別セミナー!!

 

講師
元 田辺製薬株式会社 サプライチェーン本部 専門部長 大島 正裕 先生
 東洋大学理工学部応用化学科 非常勤講師
日時
2020/7/14(火)10:00〜16:30
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内
受講料 (消費税等込み)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
テキスト
講師
元 田辺製薬株式会社 サプライチェーン本部 専門部長 大島 正裕 先生
 東洋大学理工学部応用化学科 非常勤講師
日時
2020/7/14(火)10:00〜16:30
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内
受講料 (消費税等込み)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
テキスト
受講形式
 会場・WEB

受講対象
 業種:機能化学品(特に医薬・農薬分野)
 所属:研究開発部門、研究企画部門など
 レベル:一般研究員以上

予備知識
 有機化学に関する基礎的知識

習得知識
 1)医薬品業界および医薬品開発に関する基礎的知識
 2)連続生産に関する基礎的知識
 3)医薬品(原薬)を中心とした機能化学品分野における連続生産の現状
 4)実用化のための知識

講師の言葉
 医薬品原薬を中心とした精密化学品の製造に対する連続生産プロセスが、近年注目をあつめており、
全世界で盛んに研究開発が行われている。海外では、連続生産はすでに本格的な実用化レベルにあると
見られるが、翻って国内では、いまだ実用化に向けて道半ばであり、各社とも検討を重ねている状況にある。
 本セミナーでは、こうした状況を踏まえて、連続生産プロセスに関して、以下の内容をお話したい。
 ・連続生産を製造プロセスとして採用する意義はどこにあるのか
 ・国内外の現状として、医薬品原薬に対する連続生産はどこまで進んでいるのか
 ・連続生産の実装化を阻んでいる課題は何か
 ・実装化に向けた課題をどのように解決し、実行するか
 ・将来に向けて連続生産はどう発展していくのか
 セミナーにおいては、単なる講義にとどまることなく、聴講者の皆さんと率直かつ積極的な意見交換や
議論が行えればと考えます。
 本セミナーを通じて、聴講者の皆さんの連続生産実装に向けての理解が深まることで、日本の医薬品原薬の
製造に対する連続生産の実装が進み、医薬を中心とする精密化学品の産業競争力の向上につながることを
期待します。

プログラム

1.はじめに
 1-1.精密化学品産業、医薬品産業の現状
 1-2.医薬品の開発とモノづくり
 1-3.医薬品のモノづくりにおける課題
2.医薬品(原薬)の連続生産
 2-1.連続生産とバッチ生産の違い
 2-2.医薬品原薬における連続生産とは
 2-3.医薬品原薬に連続生産を活用するメリット
 2-4.医薬品原薬の連続生産における革新的技術
3.海外国内の動向
 3-1.海外製薬企業での事例
 3-2.海外生産受託企業での事例
 3-3.海外での産官学連携
 3-3.国内製薬企業での事例
 3-4.国内生産受託企業での事例
 3-5.政府、規制当局の動き
4.連続生産をいかに実装するか
 4-1.実装に向けたボトルネック
 4-2.ボトルネックをどう克服するか
 4-3.連続合成の研究をいかに行うか
 4-4.下流工程(抽出、晶析、ろ過など)の連続化をいかに行うか
 4-5.社内における連携体制:創薬・生産部門を主軸に 
 4-6.日本における産官学連携、オープンイノベーションの活用
5.今後の連続生産に向けて
 5-1.Smart Factory、iFactory
 5-2.今後の連続生産



講師紹介
 1987年3月  東京大学大学院理学系研究科博士課程卒業。
 1987年4月  三菱化成(現三菱ケミカル)入社。創薬研究に従事し、循環器系医薬品を開発
  2001年CMC部門に異動し、その後マネジャー、製薬研究所長、CMC保証部長、プロセス研究所長を歴任
 2017年10月 高度専門職として専門部長に着任
 2020年4月 田辺三菱製薬(株)退職
  東洋大学理工学部応用化学科 非常勤講師をつとめる

所属学会 
 有機合成化学協会
 日本プロセス化学会 副会長