リチウムイオンに関わる実務に役立てるための
リチウムイオン二次電池特性劣化、および寿命評価
測定・解析基礎から応用まで~

リチウムイオン二次電池反応の基礎,充放電特性,直流および交流評価,
性能劣化とメカニズム,劣化度・寿命予測まで、具体的な事例をもとに
分かりやすく解説する特別セミナー!!
講師
エンネット株式会社   代表取締役社長   小山  昇  先生
工学博士、 東京農工大学 大学院 工学研究院 教授を経て現在に至る。
日時

2020/3/19(木) 10:30 ~ 17:00

会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内
受講料 (消費税等込み)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
講師
エンネット株式会社   代表取締役社長   小山  昇  先生
工学博士、 東京農工大学 大学院 工学研究院 教授を経て現在に至る。
日時 2020/3/19(木) 10:30 ~ 17:00
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内
受講料 (消費税等込み)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
受講対象
・リチウム二次電池(LIB)の材料開発や評価法の開発に関わる研究技術者、
・リチウム二次電池に関する研究プロジェクト企画者やマネージャーの業務に活かすため、
  基礎知識と開発動向についての知見を得たいと考えている方。
・電池メーカー、自動車メーカー、メンテランスメーカー、リユース、廃棄処理などでLIBと関わっている
  技術者・研究者でLIBの全体を把握したい方。
・自社製品へのLIB電源の採用でどのメーカーの電池にするか選択に困っている方。
・本テーマに興味のある方なら、どなたでも受講可能です。


予備知識
・大学1年次に学ぶ一般化学や物理化学の基礎知識、
・大学1年次に学ぶ一般電気工学や電子工学の基礎知識


習得知識
1)電池の仕組み
2)充放電特性の見方
3)出力電位のヒステリシス現象
4)電池構成材料とその反応特性
5)インピーダンス測定法とそのスペクトルの意味
6)高速パルス測定法と等価回路パラメータとの関係
7)電池状態把握・電池の健全度診断法
8)機械学習法
9)電池リユース基準・安全性確保のための添加剤
10)最近の開発トピックス 等


講師の言葉
 モバイル機器用途、定置型蓄電、車載など、その市場を拡大しているリチウム二次電池(LIB)の
状態把握、安全性の確保のための電気化学的評価法の現状、問題点、および研究開発課題について解説します。
汎用LIBは、電池メーカーごとに特徴があり、そのことを十分に把握した特性評価が重要です。
 また、電池の部材開発も盛んですが、その例や開発課題に関しても紹介します。特に、LIBのユーザーおよび
メーカーとして新規参入企業の研究者、技術者、管理者の有用情報となるように、電池の基礎特性、動作状態
把握、特性評価法、電池の劣化度診断法に関して、パルス法やインピーダンス法を用いた電気化学的手法について
基礎からじっくりと解説します。その中で、汎用の評価法の問題点を明らかにします。
 さらに、車載用の大型からウェアラブルな超小型までの代表的ないくつかの電池に関して、その特性と特徴を
紹介します。電池のリユース基準などにも言及します。
講義終了後には、受講者のご質問に回答いたします。



プログラム

第1章 はじめに
 1.1汎用LIBの種類
 1.2汎用LIBの市場

第2章 電池反応の基礎
 2.1 反応の基礎概念
    a.酸化還元電位、ネルンストの式、電気二重層、出力電位
    b.ガスー格子モデル
    c. 活物質粒子の電極反応モデル
 2.2 活物質粒子の反応スキーム
    a.LTO系
    b.オリビン鉄系
 2.3 リチウムイオンの拡散過程と拡散係数

第3章 充放電特性
 3.1 充放電曲線(エネルギー密度、レート特性)
 3.2 差分曲線

第4章 直流各種評価法 
 4.1 サイクリックボルタンメトリー
 4.2 パルス法

第5章 交流インピーダンス測定法 
 5.1測定法
   a. 原理・特徴
   b. 評価モデル等価回路
   c. 活物質球状粒子表面上膜(SEI)界面と等価回路
   d. 固体粒子/電解液界面での各種パラメータ
   e. 最近の報告例のいくつか
 5.2 求められたインピーダンススペクトル(EIS)
   a. EISの温度、およびSOC依存性
   b. 3D表示化

第6章 現在の汎用電池の特徴
 6.1 構成材料
 6.2 充放電特性

第7章 電池の性能劣化とそのメカニズム
 7.1 特性の経時変化(1/2乗則)と容量減少
 7.2 劣化の諸因子
 7.3 組成分析と構造解析

第8章 劣化度・寿命予測の評価法 
  8.1 OCV曲線とdV/dQ曲線
  8.2 インピーダンス特性と評価用等価回路
  8.3 カーブフィッティング
  8.4 Newmanモデル
  8.5 カルマンフィルタ-
  8.6 機械学習法 
  8.7パルス特性と評価用等価回路

第9章 電池の性能確保に向けて
 9.1 界面制御
 9.2 化学修飾
 9.3 安全性対策

第10章 新しい材料開発のトピックス
 10.1 全固体電池
 10.2 その他
 
第11章 おわりに
  11.1 まとめ
  11.2 質疑応答

【質疑応答】


講師紹介
2012年3月 東京農工大学 大学院 工学研究院 教授 (定年退職)
2012年4月-2014年3月 (国研)産業総合研究所 客員研究員

学協会
 電気化学会
 日本化学会
 The Electrochemical Society

受賞
 日本化学会 学術賞

講師出版物
 研究論文例;LIBの新しい硫黄系複合正極を提案した論文(Nature, 373, 598-600 (1995))
         LIBの新しい劣化診断法を提案した論文(J. Power Sources, 306、62-69(2016))など
 著書例;著「Molecular Design of Electrode Surfaces」1992, John Wiley & Sons, Inc.
     著「電気化学法」、1989年、講談社サイエンティフィク〉
     監修/著「リチウムイオン二次電池の性能評価」2019年、日刊工業新聞社 など多数