受講形式 会場・WEB 受講対象 FTAをやっているけども、やり方への疑問や、効果が上がらないと思う方 不良や事故・故障の未然防止をしっかりとやりたい方 FMEA・DRBFMを有効活用するためにもFTAを使いたい方 未然防止活動において、より効率的で有効なやり方を学びたい方 デザインレビュー(DR)において効活用されていないと感じている方 顧客要求にてFTAを作成している方、協力会社へFTAを要求している方 (営業・資材や購買の顧客や協力会社の担当の方もOKです) 製品企画、設計開発、試作・製造、生産技術、設備、品質保証に関係する技術者、管理者 予備知識 特に必要としません、わかりやすく解説します。 習得知識 1)FTAのあるべき姿 2)本来の未然防止への役立つやり方 3)効率良い、やりやすいFTAの実施方法 4)講師作成のFTAの資料(Excel、pdf)等を セミナー後ご希望の方に講師よりメールにて配信します。 講師の言葉 未然防止の技法としてFMEA・DRBFMと並んでFTAがありますが、顧客要求や自動車関連規格対応で後付けでの作成、デザインレビューに必須となったことから資料としてコピーペーストしたものなどを含め、未然防止というよりも単なる資料として使っている状態が散見されます。 FTAとは、そして未然防止活動における効率よい使い方、FMEAやDRBFMとの関係、使い分け、そしてそもそもの未然防止とは、未然防止におけるFTAの関係、それらをはっきりと理解することが、実際に役に立つように活用するには重要なのです。 「未然防止を徹底しろ!」と言われているが、「未然防止の効果があがらない」、「時間ばかりかかって役に立たない」ということも聞かれます。未然防止の本来のあるべき姿、FTAの効率良い実施方法、FMEAやDRBFMとの関係、使い分け、活用方法等、事例を通し解説します。 本当に役に立つ、やってよかったというFTAを効率よく実施しましょう。
プログラム
Ⅰ.未然防止活動について
1.本来の未然防止とは
2.未然防止の区分け、FMEA・DRBFMの関係
3.未然防止活動に有効な道具とその使い分け
4.FTAとFMEA
5.効率的な未然防止活動の実施時期とは
6.FTA実施の明確化のために
Ⅱ.FTAの作成
1.FTAの活用法
2.FTAの留意点
3.FTAの実施手順
4.FTAの基本的な論理記号
5.基本事象の抽出
6.FTAの実施ポイント
7.FTAの実施例(事例)
Ⅲ.FTA活用のポイント
1.管理システム構築と共有化(視える化)
2.FT図⇒FTA⇒再発防止のシステム化
Ⅳ.デザインレビューでの有効活用
1.本来のデザインレビューとは
2.デザインレビューの誤解
3.デザインレビューの分類、明確化
4.デザインレビューの効率化による未然防止の活用
質疑・応答
講師紹介
略歴
1983年 (株) 日立製作所入社 日立工場パワーデバイス開発センタにて電力用半導体設計開発
1997年 半導体グループ汎用半導体事業部・自動車用半導体設計開発
1998年 半導体グループ品質信頼性保証本部ISO9001/QS9000(現IATF16949)事務局
品質機能展開 (QFD) にて日立全社普及展開活動推進
2002年 (株)日立製作所を退社し、コンサルタントスタート
著書
「本当に役立つTRIZ」日刊工業新聞社(2008年)共著
「常識をくつがえすモノづくり発想法講座」工学研究社(2010年)共著
「本気で取り組むFMEA」日刊工業新聞社(2018年)