生産性向上を図るための

工場の設備自動化・工場レイアウト設計の基本

生産ラインのあるべき姿,自動化のレベルや自動化の方法,IoTの活用技術等,
  工場の設備自動化の実務プロセスについて実例を交えて解説する特別セミナー!!
講師

東海大学 工学部 機械工学科 非常勤教員 村山 省己 先生
TSF自動化研究所 代表
(株)日立製作所工機部長,日立オートモティブシステムズ(株)投資計画部長を歴任後,東海大学教授を経て現職

日時
2019/9/19(木)10:00〜17:00
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内
受講料 (消費税等込み)1名:48,600円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円
テキスト
講師

東海大学 工学部 機械工学科 非常勤教員 村山 省己 先生
TSF自動化研究所 代表
(株)日立製作所工機部長,日立オートモティブシステムズ(株)投資計画部長を歴任後,東海大学教授を経て現職

日時
2019/9/19(木)10:00〜17:00
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内
受講料 (消費税等込み)1名:48,600円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円
テキスト
受講対象

 ・製品設計開発部署
 ・生産技術開発部署
 ・品質保証部署
 ・生産設備設計開発部署
 ・設備購買部署
  上記部署の実務経験3年以上の技術者~管理監督職


習得知識

 1. インダストリー4.0に対応した競争力のある生産ラインのあるべき姿が学べる
 2.生産ラインの自動化レベル6段階と自動化を進めるための基礎知識を学べる
 3.生産性を向上させるためにIoTで何ができるかを学び活用技術を習得できる
 4.自動化ラインを計画する場合の実務プロセスを学べる 


講師の言葉

  日本の製造現場では、ロボットやITを活用した革新的な生産性向上に対する取り組みが遅れています。
 しかしながら、IoTの普及と労働者人口の減少とあいまって、今後は大手メーカーだけなく、中小メーカーに
おいても自動化設備や革新的な自動化ラインの計画・導入に対するニーズは飛躍的に高まっていくと考えられます。
 そのためには、自動化ラインを検討し進めていく生産技術者をはじめとした自動化システムの構築に携わる
技術者の経験や知識、そして管理者のマネージメント力が極めて重要となります。
 本講座では、ミドルマネジメント層を対象に、革新的な(IoTを活用した)生産ラインを構築するための
実務プロセスの概要について解説します。
 具体的には、競争力のある生産ラインのあるべき姿、自動化のレベルや自動化の方法、IoTの活用技術等に
ついて実例を交えて解説します。 
 本セミナーが、ご参加者の方々にとって競争力のある生産性の高いラインを実現するための知識習得、技術力の
向上に役立てれば幸いです。

プログラム

第1章  グローバル化に対応した生産性向上の課題と対策
1-1 生産性の課題・・・日本の労働生産性低下の原因は何か?
 1-2 グローバル化の現状・・・グローバル地域・人材に対してどう対峙していくか?
 1-3  生産ラインの構築に向けて・・・工程FMEAからライン構築まで何が必要か?
 1-4 グローバルに対応する生産ラインのあるべき姿・・・生産ラインに不可欠なものは?
 1-5 これからの自動化ライン構築に必要な要件・・・品質最優先で儲かるラインとは?
第2章  自動化ラインの概要と自動化レベル
2-1 自動化レベルの定義・・・自動車の自動運転に対応した生産ラインの自動化レベルとは?
  2-2 自動化ライン構築のポイント・・・安定した品質で生産するための仕掛けとは?
  2-3 加工工程の自動化レベル・・・加工の自動化レベルの定義と実施例の解説
  2-4 組立工程の自動化レベル・・・組立の自動化レベルの定義と実施例の解説
第3章  自動化ライン構築に必要な考え方と要素
 3-1 グローバル標準ラインと自己完結型設備・・・自工程完結型の品質保証とは?
 3-2 グローバル・ワンデザインについて・・・世界どこでも同一品質化の考え方とは?
 3-3 グローバル標準設備とシリーズ化・・・何を標準化するか?
 3-4 IoTを活用したリモートモニタリング・・・IoTで何が課題解決できるか?
 3-5 自動化ラインに必要な生産技術力・・・今必要な生産技術力とは?
第4章 インダストリー4.0に対応した生産ライン自動化
 4-1 何のためのインダストリー4.0か・・・高度な機械化社会が始まった!
 4-2 IoTシステム体系と生産ラインの設計・・・リモートモニタリングシステムとは?
 4-3 生産ラインにおけるIoT活用事例・・・全数検査・予知保全・傾向管理とは?
 4-4 IoTを活用した先進的ものづくり・・・新旧設備のネットワーク化・システム化の解説
第5章 自動化計画(1)工程計画プロセス
 5-1 「品質管理項目」と「管理値」を明確にする・・・FMEAとFTA
 5-2 「製造工程フロー」を決め「管理工程図」を作成する・・・QFD(品質機能展開)
 5-3 「サイクルタイム」とレイアウトを決める・・・機械と作業者の分担
第6章 自動化計画(2)投資計画プロセス
 6-1 「設備仕様書」を作成し設備の内作/購入を決める・・・品質保証の仕掛け最終段階
 6-2 「自動化レベル」を決め脱着&搬送方法を明確に・・・根っこが生えた設備は不要
 6-3 「要求品質項目」「管理値」は設備仕様書に明記・・・チェック項目を網羅
 6-4 「設備メーカー」「設備価格」を決める・・・1円でも安く買う
 6-5 「投資計画」を立てる・・・重要な儲けるためのシナリオ作り
 6-6 「投資計画伺書」の準備を行う・・・経営との約束事はこれだけある!
第7章 自動化計画(3)量産開始プロセス
 7-1 「投資計画伺書」の認可を受ける・・・チェック方法の明確化
 7-2 「設備設計DR」を開催する・・・設備は品質・生産性の要
 7-3 「リスクアセスメント」で安全性の評価を行う・・・安全はすべてに最優先
 7-4 「工程能力指数」の調査を行う・・・バラつく品質を解決する
 7-5 「設備立ち合い検査」後の設備認定を受け量産開始する・・・合否判定の方法                                        
 7-6 「自己管理」により投資効果を検証する・・・投資未回収は会社存亡の危機!
第8章 マネージメントについて
 8-1 はじめに・・・先駆者から学ぶ
 8-2 マネージメントって何?・・・ドラッカーの言葉
 8-3 マネージメントが江戸時代にあった?・・・暗号の解明
 8-4 マネージメントに基本・・・プロジェクトマネージメントの核とは?
講師紹介
<略歴>
 (株)日立製作所 工機部長、日立オートモティブシステムズ(株)投資計画部長を歴任し、
 2016年より東海大学教授。
 NC工作機械・自動車部品生産設備の設計開発に従事し、数々の設備設計に携わる。
 国家技能検定試験「機械・プラント製図」の検定委員に長年携わり、首席検定委員を経験。
 また、国内・海外向け自動化ライン等、投資の最適化について幅広い生産技術の知見を有する。
 自動車技術会、日本設計工学会、日本機械学会、精密工学会に所属する他、日立総合技術研修所の講師
 並びに大手メーカーや商社等の中堅技術者教育のコーディネータ、コンサルタントとしても活躍している。
 現在、東海大学機械工学科非常勤教員。2019年TSF自動化研究所創設。
 <専門>
 設計工学・機械工学・ロボット工学・自動化システム
<著作>
「グローバルライン自動化ラインの基礎知識」 (日刊工業新聞社)2018.1月発刊     
「NCプログラムの基礎知識 上巻/下巻(DVD)」(日刊工業新聞社)2019.3月発刊
<所属学会>
 日本設計工業会・日本機械学会・精密工学会・自動車技術協会
<活動状況>
・国立研究法人新エネルギー・産業技術総合 開発機構(NEDO)委託事業
 「戦略的イノベーション創造プログラム」SIP)第2期 推進委員会 推進委員
 ・株式会社NCネットワーク スマートファクトリー事業部 顧問
 ・鈴幸商事株式会社 FA事業部 顧問
 ・公益財団法人岐阜県産業経済振興センター「生産性向上のための基礎講座」講師
 ・公益財団法人東京都中小企業振興公社「ロボット導入・活用セミナー」講師
 ・他、各種セミナー講師
(自動化・生産性向上・ロボット活用・工場改善・技術者教育・機械製図・CAM他)