レーザ溶接技術・異種材接合技術を活用するための

レーザ溶接の実際および金属プラスチック異種金属材料直接接合技術評価

セミナー
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溶接用各種レーザの特徴,レーザ溶接現象,レーザ溶接欠陥の発生機構と防止技術,
レーザブレージング現象と欠陥発生・防止機構,レーザ溶接時のセンシング,モニタリングおよび適応制御,
異種材料に応じた溶接・接合技術について、動画を用いて分かりやすく解説するスペシャルセミナー!!
講師

大阪大学 名誉教授 (工学博士) 片山 聖二 先生
レーザ加工技術研究委員会委員長 レーザ溶接委員会委員長

日時
2019/7/24(水)10:30〜17:00
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内
受講料 (消費税等込み)1名:48,600円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円
テキスト
講師

大阪大学 名誉教授 (工学博士) 片山 聖二 先生
レーザ加工技術研究委員会委員長 レーザ溶接委員会委員長

日時
2019/7/24(水)10:30〜17:00
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内
受講料 (消費税等込み)1名:48,600円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円
テキスト
受講対象
 大学卒業レベル(高等学校卒業、高等専門学校卒業レベルでも可)の知識があれば理解できる内容となっております。
 業種、すべてのものづくりの分野(溶接利用分野)、エンジニア、研究者、営業・商社関係者等
・レーザ溶接に興味がある人、レーザを利用している人、
・レーザ溶接・接合・リモート溶接・ブレージングを勉強・理解したい方
・レーザ溶接・接合法を利用・応用展開したい方
・レーザ溶接・接合において問題点・不明な点・わからない疑問点を持っておられる方
・レーザ溶接・接合をものづくりや設計に生かしたい方

 


習得知識
1)  各種レーザの特徴と動向
2)  レーザ溶接現象(プルーム挙動、キーホール挙動、溶融池内湯流れ、スパッタ発生機構)
3)  レーザ誘起プラズマ・プルームとレーザビームとの相互作用
4)  パルスレーザスポット溶接にける溶融・深溶込み現象
5)  レーザ溶接部の溶込み深さに及ぼす各種因子の影響
6)  レーザ溶接継手の機械的特性の評価法
7)  レーザ溶接欠陥(ポロシティ、凝固割れ、アンダフィルなど)の発生機構と防止策
8)  レーザテーラードブランク溶接
9)  レーザリモート溶接現象
10) レーザ溶接におけるインプロセスモニタリングや適応制御
11) レーザ異材接合における考え方
12) AlとFeなど異種金属材料のレーザ溶接
13) 金属とプラスチックのレーザ直接接合法
14) 金属とCFRPとのレーザ直接接合法


 


参照図書
トコトンやさしいレーザ加工の本(片山聖二著)

 


講師の言葉
 レーザは高パワー密度・高エネルギー密度の熱源で、各種材料の溶接・接合が高速・
高精度・高品質に可能である。本講演では、溶接用各種レーザの特徴と動向、
レーザ高速リモート溶接時やレーザ深溶込み溶接時のレーザ溶接現象、特に、
プルーム挙動、キーホール挙動、スパッタ発生状況とそれらに関連する溶込み特性、
溶接欠陥の発生機構と防止策、レーザ溶接時のインプロセスモニタリングや適応制御法など、
動画を使って詳説する。
 また、ポロシティや高温割れの発生機構と防止法、最近注目されているスパッタや
ポロシティの低減に及ぼすレーザビームモードの効果の考え方、キーホール深さ計測法の
原理と実際の測定結果と状況についても解説する。
  さらに、レーザによる異種材料接合技術に関しては、鉄鋼材料とアルミニウム合金や
マグネシウム合金、銅とアルミニウムなどのレーザ溶接・接合法、レーザによる金属と樹脂
またはCFRPとの直接接合法など、最新情報を紹介する。



プログラム

1.レーザの種類・特徴とその溶接性
   1-1.溶接用レーザの種類と特徴
   1-2.各種レーザによる溶接の特徴
   1-3. レーザビーム品質とその影響

2.レーザ溶接現象
   2-1.レーザスポット溶接現象
      2-1-1.溶込みおよびポロシティの生成に及ぼす溶接条件の影響
      2-1-2.スポット溶接性に及ぼすパルス波形の影響
      2-1-3.割れ発生機構と防止策
   2-2.レーザビード溶接現象
      2-2-1.レーザ誘起プルーム挙動と特徴
      2-2-2.レーザビームとプルームとの相互作用
      2-2-3.金属材料のレーザ吸収特性
      2-2-4.レーザビード溶接現象(溶込み特性と湯流れ)
      2-2-5. 溶接性に及ぼすレーザビームモードの影響

3.レーザ溶接欠陥の発生機構と防止技術
   3-1.各種溶接欠陥の特徴
   3-2.ポロシティの発生機構と防止策
   3-3.割れの発生機構と防止策
   3-4.スパッタの発生機構と防止策

4.レーザブレージング現象と欠陥発生・防止機構
   4-1.良好なブレージング部の作製条件と欠陥の発生条件
   4-2.欠陥発生機構と防止法
   4-3. 最近のレーザブレージング法

5.レーザ溶接時のセンシング、モニタリングおよび適応制御
   5-1.レーザ溶接のためのセンシング
   5-2.レーザ溶接時のインプロセスモニタリング
   5-3.レーザ溶接時のモニタリングと適応制御
   5-4.レーザ溶接時のキーホール深さ計測

6.異種材料に応じた溶接・接合技術動向
    6-1.異種金属材料におけるレーザ溶接・接合法
          6-1-1.異種鉄鋼材料のレーザ溶接
          6-1-2.鉄鋼材料と軽金属とのレーザ異材接合
          6-1-3. Al-Cu、Fe-Mgなどのレーザ溶接・接合
   6-2.金属とプラスチックのレーザ直接接合
       6-2-1.各種金属と各種プラスチックのレーザ直接接合法
       6-2-2.各種金属とCFRP(炭素繊維強化プラスチック)のレーザ直接接合
   6-3.異種材料でのレーザ接合部の接合機構
   6-4. 実用化に向けての溶接・接合部の評価結果



講師紹介

昭和50年  大阪大学大学院工学研究科溶接工学専攻修士課程修了
昭和55年  大阪大学大学院工学研究科接工学専攻後期課程単位取得退学
昭和56年  大阪大学溶接工学研究所助手 (工学博士)
平成9年       大阪大学接合科学研究所助教授
平成14年  大阪大学接合科学研究所教授
平成25年  大阪大学接合科学研究所長
平成28年  大阪大学 退職 , 大阪大学 名誉教授 (現在)
平成28年     (株)ナ・デックス 技術統括フェロー/ナデックスレーザR&Dセンター長 (現在)

学協会活動
レーザ加工学会 会長(平成22年~平成27年),監事(平成27年~現在)
・溶接学会理事(平成23年~26年度)
・高エネルギービーム加工研究委員会委員長(平成23年~27年度),委嘱委員(平成27年度~現在)
・日本溶接協会 理事(平成25年~26年度)
・レーザ加工技術研究委員会委員長(平成27年~現在)
・軽金属溶接協会理事(平成24年~平成26年度)
・レーザ溶接委員会委員長(平成14年~現在)
・JIW委員会理事,第IV委員会委員長 (平成20年~現在)  他

受賞
・軽金属溶接構造協会論文賞(平成4年)
・平成12年度・平成18年度溶接学会論文賞(平成13年・平成19年)
・軽金属溶接論文賞(平成18年・平成21年)
・経済産業大臣第4回ものづくり日本大賞特別賞(平成24年)
・溶接学会業績賞(平成25年)
・溶接学会フェロー(平成26年)
・平成26年度科学技術分野文部科学大臣表彰科学技術賞(開発部門)
・第41回井上春成賞(平成28年)
・日本溶接協会業績賞(平成29年) 他