振動・騒音・吸音対策のための

自動車の高周波車内騒音~その予測対策

振動騒音メカニズム,高周波車内騒音対策,車内音予測手法,軽量化,
 吸音・遮音解析,有限要素解析,予測計算手法について、詳しく解説する特別セミナー!!
講師

帝京大学理工学部 機械・精密システム工学科 准教授 博士(工学) 黒沢 良夫 先生
富士重工業株式会社にて,車内音予測・振動騒音技術の開発に従事した後現職。

日時
2019/9/13(金)10:30〜17:00
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内
受講料 (消費税等込み)1名:48,600円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円
テキスト
講師

帝京大学理工学部 機械・精密システム工学科 准教授 博士(工学) 黒沢 良夫 先生
富士重工業株式会社にて,車内音予測・振動騒音技術の開発に従事した後現職。

日時
2019/9/13(金)10:30〜17:00
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内
受講料 (消費税等込み)1名:48,600円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円
テキスト
受講対象
・自動車、自動車部品、繊維、ウレタンフォームなどに関わる方
・理系大学卒業レべル 


予備知識
特になし

 

習得知識
1)自動車の高周波車内騒音の予測 
2)自動車の高周波車内騒音の対策手法 
3)自動車用防音材の吸音・遮音メカニズム 
4)自動車用防音材の予測計算手法 



講師の言葉
 自動車のEV/HEV化によりエンジン騒音が少なくなり、ユーザーの
車内静粛性に対する要望は高まっている。 特に、ガソリンエンジン車に比べ、
タイヤからのロードノイズ(振動伝達音)・パターンノイズ(空気伝搬音)や
高速走行時の風切り音等の 高周波車内騒音は目立ってしまい、低減が必要不可欠である。  
 また、国連の走行騒音規制の導入に伴い、車外騒音の低減が急務である。タイヤの
パターンノイズ等の低減が必須であるが、タイヤまわりの 防音材による吸音対策も重要である。  
 上記を踏まえ、自動車の高周波(200Hz~5000Hz)の騒音現象を説明し、CAEを用いた
最新の予測技術と対策手段・解析結果について解説する。 
  また、近年自動車用吸音材に用いられるようになってきた極細繊維(ナノファイバー)の予測技術についても説明する。

プログラム

1、自動車の振動騒音現象について
 (1) 自動車の主な振動騒音源
 (2) 自動車の主な振動現象
 (3) 自動車の主な騒音現象
 (4) 国連の走行騒音規制

2、SEAを用いた風切り音を含む車内音予測手法と軽量化検討
 (1) SEA(統計的エネルギー手法)とは
 (2) 要因分析結果・寄与度解析結果と風音の影響
 (3) 自動車防遮音材の軽量化検討結果

3、積層防音材の吸音・遮音解析
 (1) 吸音とは、遮音とは
 (2) 解析手法(伝達マトリックス法)
 (3) 解析ツールの紹介と様々な積層防音材の計算結果
 (4) 最適積層構造の検討
 (5) 極細繊維材の吸音率予測手法

4、制振材が積層された自動車パネルの有限要素解析
 (1) ロードノイズについて
 (2) 制振材の効果
 (3) 制振材の最適配置手法(自動車の軽量化) 

5、防音材が積層された自動車パネルや車室空間の吸音材の有限要素解析
 (1) フロアパネルまわりの防音構造
 (2) 解析手法(多孔体内部空気の数式化)と実験検証結果
 (3) 車室空間の吸音材の最適配置検討



講師紹介
名古屋大学理学部数学科卒業、筑波大学大学院物理学研究科修了。
富士重工業株式会社(現SUBARU)にて、自動車パネルの振動減衰解析、ワイパーの非線形振動解析、
車内音予測技術の開発、自動車(レガシィ、インプレッサ、フォレスター等)の振動騒音に関する開発に従事。
在職中に、群馬大学大学院工学研究科博士後期課程生産工学専攻修了。
2012年より帝京大学勤務。

所属学会など
日本機械学会
・日本自動車技術会
・日本音響学会
・制振工学研究会