1.ばねと質点による振動
固有振動数を求める必要性
減衰の役割、強制振動と共振現象、振動伝達率
2.弾性体振動の基本的考え方
弦・棒・はりの振動、波動の速度と固有振動数の関係、回転軸の危険速度
3.過渡振動の考え方
インパルス加振による応答、インパルス加振の重ね合わせ
4.自励振動の考え方
発信器の振動、流体とバネ系の振動、ビビリ振動、スティックスリップ振動
5.振動測定法
6.振動の分析と振動原因の見つけ方
手と耳による方法、周波数分析、FFT分析、時間波形から原因を見つける
7.振動対策の進め方
加振力の低減、振動伝搬の防止、減衰による振動防止、動吸振器による低減
8.製品設計の考え方と振動防止
9.振動によって発生する騒音
10.地盤振動の測定・影響・対策
11.振動規制法
12.ニューラルコンピュータによる音と振動を用いた製品検査
講師紹介
1967年東京大学工学系大学院修士課程修了
1967年より山梨大学教官
1985年より山梨大学教授
2007年より山梨大学名誉教授
2007年から2012年放送大学山梨学習センター所長
著作:
振動工学入門、パワー社
音と振動の科学、日刊工業新聞社
低周波音に関する論文