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CO2固定・カーボンリサイクルにアンモニアを利用する!!

燃料アンモニア政策動向技術開発動向およびアンモニア利用新規合成ガス・合成燃料製造技術

【WEB受講(Zoomセミナー)ライブ配信/アーカイブ配信(7日間、何度でも視聴可)

オープンセミナー WEB受講

エレクトロニクス化学機械環境・エネルギー

アンモニア政策,燃料アンモニア利用技術,アンモニアから水素製造,アンモニア利用カーボンリサイクルについて,事例を交え詳しく解説する特別セミナー!!

講師

国立大学法人東海国立大学機構 岐阜大学 工学部 化学・生命工学科物質化学コース 副学長 教授 神原 信志 先生

博士(工学)

講師紹介

日時
2025/4/4(金) 13:00〜16:30
会場
※本セミナーはWEB受講のみとなります。
受講料
(消費税率10%込)1名:38,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:33,000円 
テキスト
PDF資料(受講料に含む)

受講概要

受講形式

WEB受講のみ

※本セミナーは、Zoomシステム利用によるオンライン配信となります。

受講対象

商社,エンジニアリングメーカー,エンジンメーカー,燃料電池メーカー,造船,化学,食品など

 

予備知識

必要ありません。

習得知識

1)アンモニア政策

2)燃料アンモニア利用技術

3)アンモニアから水素製造(水素キャリア)

4)アンモニア利用カーボンリサイクル など

講師の言葉

 2050年カーボンニュートラルを実現するには,脱炭素エネルギーへの積極的な転換が必要です。本セミナーでは,脱炭素エネルギーの1つとして注目されている燃料アンモニアの政策動向を概説した後,その利用技術動向について詳説します。脱炭素燃料アンモニアに関して予備知識が全くない方にも理解しやすいように解説します。

 アンモニア政策動向についてはアンモニア政策のはじまりから最新動向までを解説します。技術開発動向としては,燃料アンモニアと水素キャリアとしてのアンモニアの2面から,講師の研究成果を交えながらわかりやすく説明します。

 また,燃料としてアンモニアを利用するのではなく,CO2固定およびカーボンリサイクルにアンモニアを利用する可能性を提案します。

受講者の声

アンモニア利活用全般の理解が目的でしたので、資料が豊富かつ分かりやすかったため、満足しております。

アンモニアのまま活用する事例、水素へ転換が必要な分野の違いが納得できました。講師の研究分野の説明がやや多い印象を受けました。個人的に関連が薄い分野でしたので、他の部分へのご説明を割いて頂ければ更に良かったと思います。

カーボンニュートラルに向けた取り組みの中でアンモニアの位置づけが理解できたのが良かったです。これからのエネルギー転換において非常に貴重なお話を聞くことができました。

背景、現在の技術動向についてわかりやすい説明をしていただき理解できました。

今後の参考になる内容でした。参加できてよかったです!

プログラム

1.アンモニアの政策動向

(1)なぜアンモニア?(IEAレポートより)

(2)アンモニア利用に関する政策動向一覧

(3)燃料アンモニア導入官民協議会

(4)2050年カーボンニュートラルに伴う成長戦略

(5)第6次エネルギー基本計画

(6)総合資源エネルギー調査会

(7)水素社会推進法

(8)中部圏水素・アンモニア社会実装推進会議

(9)関東広域アンモニアサプライチェーン構想

(10)新潟県カーボンニュートラル産業ビジョン

 

 

2.アンモニアの基礎知識

(1)アンモニアの物性と特長

(2)他のエネルギーとの比較

(3)アンモニア製造プロセスの概要

(4)2種類のブルーアンモニアとグリーンアンモニア

(5)ブルーアンモニアとグリーンアンモニアのコスト

(6)グリーン水素とグリーンアンモニアのコスト

(7)ブルー水素とブルーアンモニアの発電コスト比較

(8)アンモニアサプライチェーン

 

 

3.脱炭素燃料としてのアンモニア利用

(1)SIP第1期「エネルギーキャリア」の概要

(2)NEDO GI基金:電力・船舶分野での利用技術開発

(3)国内外の研究開発動向とビジネス展望

(4)SIP第3期「アンモニア・水素利用分散型エネルギーシステム」の概要

(5)産業・工業燃料としてのアンモニアの課題

(6)アンモニア分解触媒

(7)水素/アンモニア混合ガスの燃焼

(8)NOx, N2Oの発生メカニズム

(9)NOxシミュレーション

 

 

4.水素キャリアとしてのアンモニア利用

(1)アンモニアから純水素を得るための技術的課題

(2)アンモニアからの純水素製造

(3)アンモニアを原料とする燃料電池発電システム

 

 

5.アンモニア利用の新規合成ガス・合成燃料製造技術提案

(1)アンモニアによるCO2固定・貯蔵・輸送・利用のビジネスモデル

(2)アンモニアとCO2の反応

(3)炭酸水素アンモニウムはCO2/H2キャリア

(4)メタネーションへの展開

(5)合成燃料製造への展開

 

 

6.今後の展望

 

 

質疑・応答

略歴

昭和61年4月   出光興産株式会社,石炭関連研究に従事

平成15年5月   岐阜大学 助教授(環境エネルギーシステム専攻)

平成25年6月   岐阜大学 教授(工学部化学・生命工学科)

令和 4年 4月    岐阜大学 副学長

所属学会

 化学工学会,日本エネルギー学会,日本機械学会,日本燃焼学会,自動車技術会