1.高分子材料とは
ポリマーと高分子材料
2.高分子材料の劣化メカニズム
2.1 劣化因子
熱劣化、光劣化、金属による劣化など
2.2自動酸化反応
2.3 ポリマーの劣化と高分子材料の劣化
3.変色原因
3.1 なぜ変色が起きるのか?(変色の化学)
3.2 ポリマーの劣化による変色
3.3 酸化防止剤による変色
3.4 付着による変色
4.劣化及び変色解析のための分析法
・FT-IR
・DSCによる酸化開始温度
・GPC
・TG
・ESR
・NMR
・XPS
・EPMA
・定量的劣化分析法
5.劣化対策
5.1 劣化対策のアプローチ
5.2 劣化対策のための劣化原因解析
5.3 材料選択による劣化対策
5.4 添加剤の選択による劣化対策
5.5 各種ポリマーの特徴
5.6 対策の検証
6. 寿命予測法
6.1 寿命の考え方
機能的寿命と商品的寿命
6.2 寿命予測モデル
クリープ破壊と疲労破壊の寿命予測モデル
6.3 劣化評価と寿命予測の関係
6.4 寿命予測の流れ
6.5 寿命予測のポイント
市場と促進時の劣化状態の違い
6.6 寿命のばらつき
6.7 アレニウス法による寿命予測
6.8 アイリング法による寿命予測
7.劣化及び変色解析事例
7.1 加硫ゴムの劣化、トラブル
7.1.1 加硫ゴムのオゾン劣化
7.1.2 加硫時の水分が加硫NRの寿命に与える影響
7.1.3 ブルーミングによる白化と対策
7.2 プラスチックの劣化、変色
7.2.1 ポリアミドの水中での劣化(加水分解、残留塩素による劣化)
7.2.2 ポリウレタンの変色
7.2.3 ポリカーボネートのアミン系物質による白化、加水分解メカニズム
7.2.4 ヒンダードフェノール系酸化防止剤による変色
7.2.5 ヒンダードアミン系光安定剤による変色
7.2.6 二酸化チタンによるポリ塩化ビニルの変色
質疑・応答
講師紹介
略歴
H9.3 国立有明工業高等専門学校 工業化学科 卒業
H11.3 九州大学工学部応用物質化学科 卒業
H11.4 (財)化学品検査協会(現一般財団法人化学物質評価研究機構) 入会
H21.3 長崎大学大学院生産科学研究科博士後期課程 修了
H27.4 東京事業所 高分子技術部 技術第三課 課長
R5.7 大阪事業所 副所長