受講形式 WEBのみ *本セミナーは、Zoomシステム使用したオンライン配信(録画視聴無し)となります。 *セミナー内容を、確実に実践に活かしていただけるよう復習ツールを講師からご提供します。 また、受講後も、講師への質問をお受け致します。 受講対象 ・商品設計や生産設計に配属された新人から中堅技術者の方々 ・設計部商品設計や生産設計へ異動した技術者 ・部品調達/資材/購買部の機械系担当者 ・企業の技術教育部門 ・EV(電気自動車)を含む電気電子機器、およびその部品を設計/製造する各企業 ・上記企業の研究、開発、設計、生産技術の機械系技術者 予備知識 特に必要ありません。 習得知識 1) 低コスト化設計の基本 2) 図面を描く一歩手前の設計プロセスであることの理解 3)門外不出の加工限界データや、同、見積データに基づき、自分で設計した部品のコスト概算 加工側からの一方的な情報であったのに対し、初めて設計側から情報を発信します。 分析された高使用頻度の加工法に集中することで『即戦力』へと導きます。 進呈 講師著書を進呈いたします。 「ついてきなぁ!加工知識と設計見積り力で『即戦力』」(日刊工業新聞社) 本書をメインテキストとして使用します。
講師の言葉
急激に技術力を身につけた隣国をはじめ、世界のどの工業国でも限りなく高品質(Q)の商品を開発できる 実力を有しています。そこに、「C(コスト)」と「D(期日)」と「Pa(特許)」を加味する商品開発の ストラテジーを有してはじめて、競争の土俵にのぼることができる時代となりました。
特に「C」に関しては、 熾烈な競争が展開されています。コスト競争に勝つために、多くの企業では「低コスト化活動」が盛んですが、よく出るアイデアが「二体 部品の一体化」や「金属部品の樹脂化」ですが、本当に低コスト化が図れるのでしょうか? このような図面がないシーンでも、およそのコストと型費の概算見積りが設計者や生産技術者に求められています。この概算見積りを「設計見積り」と言います。
また、100円ショップのオーナーから「50cmの定規を設計してほしい」との注文があったとき、図面を描く前の構想段階で、あなたはその材料と加工法を理解して定価100円に対する原価をもとめ、設計の目標 コストを決定し、材料選択をはじめ、設計が可能か否かを判断する必要があります。 前述同様に、この概算 見積りを「設計見積り」と言います。
そこで本セミナーは、やさしい講義と豊富な演習でこれらの策に一翼を担います。
プログラム
第1章 総編
1-1 設計のお客様は次工程である加工現場
1-2 設計者は加工法の得手不得手だけ理解すればよい
1-3 見積りができれば低コスト化設計ができる
第2章 板金加工編
2-1 打ち抜き/曲げ/絞り/溶接だけ理解すればよい
2-2 展開図の作成が低コスト設計の基本だった
2-3 設計ポイントは、せん断/引っ張り/圧縮だけ
2-4 各種加工法の加工限界を知る
2-5 部品コスト/型費の見積り方法
2-6 見積り演習で実力アップ
第3章 樹脂加工編
3-1 射出成形だけ理解すればよい
3-2 板金でできない部品を樹脂化するのがコツ
3-3 設計ポイントは、熱/流動/型開閉だけ
3-4 各種加工法の加工限界を知る
3-5 部品コスト/型費の見積り方法
3-6 見積り演習で実力アップ
第4章 切削加工編
4-1 研削/フライス/旋盤だけ理解すればよい
4-2 樹脂化できない部品を切削するのがコツ
4-3 設計ポイントは、熱/変形/応力だけ
4-4 各種の加工法の加工限界を知る
4-5 部品コストの見積り方法
4-6 見積り演習で実力アップ
質疑・応答
講師紹介
略歴
横浜国立大学・工学部・機械工学科卒。
日立、及び、富士ゼロックスの高速レーザープリンタの設計に従事。
富士ゼロックスでは、設計プロセス改革や設計審査長も務めた。
1999年より、國井技術士設計事務所として、設計コンサルタント、セミナー講師、大学非常勤講師として活動中。
所属学会等
公益社団法人 日本技術士会・機械部会
公益社団法人 日本技術士会・埼玉県技術士会
横浜国立大学 大学院工学研究院 非常勤講師
首都大学東京 大学院理工学研究科 非常勤講師
山梨大学工学部 非常勤講師
山梨県工業技術センター 客員研究員
高度職業能力開発促進センター運営協議会 専門部会委員
書籍
・加工知識と設計見積り力で『即戦力』
・ついてきなぁ!『設計書ワザ』で勝負する技術者となれ!
・ついてきなぁ!加工部品設計で3次元CADのプロになる!
(いずれも日刊工業新聞社)など多数