振動工学の基礎を身に付けるための
動画数値実験ビジュアル理解する振動工学「基礎」~1自由度振動系から連続体まで~【WEB受講(Zoomセミナー)

振動の基本となる1自由度振動系の自由振動・固有振動数・強制振動,多自由度振動系,固有振動モード,実験動画・数値実験,弾性体の振動について,具体的事例を踏まえ分かりやすく解説する特別セミナー!!
講師
東京電機大学 工学部 先端機械工学科 教授 工学博士 佐藤 太一 先生
日時
2022/9/8(木)10:00〜17:00
会場
※本セミナーはWEB受講のみとなります。
会場案内
受講料 (消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
テキスト
講師
東京電機大学 工学部 先端機械工学科 教授 工学博士 佐藤 太一 先生
日時
2022/9/8(木)10:00〜17:00
会場
※本セミナーはWEB受講のみとなります。
会場案内
受講料 (消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
テキスト
受講形式
WEB受講のみ
 ※本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信となります。


受講対象
振動工学を習ったことがない、あるいは、振動工学の全体を再度復習したいという技術者全般を対象にしている。
企業の研究・開発・設計・品質保証部門の技術スタッフ。


予備知識
高等学校の物理(力学)の知識は最低限必要です。
大学などで力学(工業力学や振動工学)を習っていれば望ましい。


習得知識
振動現象に対する物理モデルの構築、ならびに適切な振動対策の具体化を支援する。
1) 振動系の固有振動数・固有振動モード計算
2) 強制振動による振動応答計算
が習得できる。


講師の言葉
 構造物の動的な設計や振動対策を適切に行うには、振動の「本質」を十分に理解しておく必要があります。単に、「振動の計算ができる」ということが重要ではありません。振動挙動をどのように捉え、そして、そこで起こっている動的現象の「本質」は何かを考えられるようになることが重要です。 
動的現象の把握には、まず、振動工学の基礎をしっかりと身に付けておく必要があります。本セミナーは、これまで振動工学を習ったことがない、あるいは、振動工学の全体を再度復習したいという技術者のためのセミナーです。 
 本セミナーでは、振動の基本となる1自由度振動系の自由振動、固有振動数、強制振動の説明から始めます。現実の振動問題に向き合ってそれに対応しようとするとき、その振動モデルを単純な物理モデルとして捉え、振動発生メカニズムを推論することが求められます。この意味で、もっとも単純な1自由度振動系の特性を頭の引出に置いておくことは必須と言えます。
続いて、多自由度振動系について学びます。ここでは、固有振動モードという少し理解(イメージ)しにくい内容を学びます。「実験動画」および「エクセルによる数値実験」が、現象理解の助けになると考えています。
 さらに、弾性体の振動について学びます。棒の縦振動、はりの曲げ振動と材料力学特性との関係を学んで、高剛性設計の考え方を身に付けてもらいます。

プログラム

1.はじめに

2.1 自由度振動系
  2-1 不減衰系の自由振動
     2-1-1 自由物体図と運動方程式
     2-1-2 固有振動数が重要
  2-2 減衰系の自由振動
     2-2-1 減衰力の付加と運動方程式
     2-2-2 固有振動数の特性
     2-2-3 減衰比と時間波形
  2-3 強制振動
     2-3-1運動方程式
     2-3-2 時刻歴波形と共振曲線
     2-3-3 力による強制振動・変位による強制振動
     2-3-4 振動の評価量

3.多自由度振動系
  3-1 2自由度不減衰系の自由振動
     3-1-1運動方程式と固有振動数
     3-1-2 固有振動モード
     3-1-3 固有振動モードの表現方法
     3-1-4 軸の両端に円板を有する系
  3-2 2自由度系の強制振動
     3-2-1動吸振器
     3-2-2 減衰のない場合・ある場合
  3-3 3自由度振動系
     3-3-1モード解析
     3-3-2 モード質量、モード剛性
     3-3-3 周波数応答関数
     3-3-4 質量、ばね定数の影響

4.弾性体の振動
  4-1 棒の縦振動
     4-1-1 運動方程式と固有振動数
     4-1-2 固有振動モード
  4-2 はりの曲げ振動
     4-2-1 運動方程式と固有振動数
     4-2-2 固有振動モード
  4-3 棒・はりの材料力学特性と固有振動数の比較
  4-4 固有振動モードの表現方法

5.おわりに

質疑・応答

※ 各講義項目では、振動に係る数学(数式)的な内容に加えて、理解を深めるために振動実験の動画視聴、Excelによる数値実験を行います。


講師紹介
略歴
1977年 新潟大学工学部精密工学科卒業  
1979年 東京工業大学大学院総合理工学研究科精密機械システム専攻修士課程修了  
1983年 東京工業大学大学院総合理工学研究科精密機械システム専攻博士課程修了 工学博士  
1983年 (株)日立製作所機械研究所  
1994年 東京電機大学理工学部 助教授  
1997年 東京電機大学理工学部 教授  
2000年 フランス国立高等精密機械工学院 客員教授(1年間)  
2007年 東京電機大学工学部 教授 現在に至る
所属学会
日本機械学会 フェロー、日本人間工学会、日本臨床バイオメカニクス学会 
平成18年 4月 日本機械学会 情報・知能・精密機器部門 表彰委員会 委員長 
平成19年 4月 日本機械学会 情報・知能・精密機器部門 部門長 
平成21年 4月 日本機械学会 評議員
褒賞等 
日本塑性加工学会賞会田技術奨励賞、1997
日本機械学会 フェロー、2005
日本機械学会 情報・知能・精密機器部門 貢献賞、2009 
日本機械学会 教育賞、2010 
日本機械学会 会員功労者表彰、2017