1.音と振動の基礎
1 振動・騒音低減の考え方と主な手法
2 防音材の基礎
2.ヘルムホルツレゾネータによる騒音低減
1 物理的な現象の説明
2 ダイナミックダンパーとの比較
3 減衰レベルの予測と評価
4 最適な寸法・構造
3.遮音材料による騒音低減
1 物理的な現象の説明
2 透過損失と挿入損失
3 質量則とコインシデンス効果
4 二重壁による性能向上と共鳴透過による性能低下
5 有限要素法による透過損失の予測
6 自動車用防音材への応用
4.音響メタマテリアルによる遮音
1 音響メタマテリアルの基本
2 レゾネーターを用いた音響メタマテリアル
3 一重壁の遮音性能向上
4 二重壁の遮音性能向上
5.吸音材料による騒音低減
1 物理的な現象の説明
2 吸音率とその測定方法
3 Biotモデルによる吸音率の予測
4 微細空間における吸音
5 吸音材配置の最適化
6.均質化法による吸音材料設計
1 吸音材の微視構造
2 電子顕微鏡(SEM)による微視構造の特徴化
3 均質化法による微視構造を用いた吸音率の予測
4 3Dプリンターにより造形した吸音材による実験検証
5 セルサイズ・セル間膜の吸音率への影響
6 繊維径・繊維間距離の吸音率への影響
7 均質化法による Biot パラメータの同定
8 微視的パラメータによる Biot パラメータの表現
9 セルサイズ・繊維径・繊維間距離の最適設計
質疑応答
講師紹介
1998年 京都大学大学院工学研究科機械理工学専攻修了
同年 三菱自動車工業株式会社研究部
2005年 日産自動車株式会社先行車両開発本部,
2011年より現職
2013年 JAXA 客員研究員,
学会等
日本機械学会,日本音響学会,計算工学会,自動車技術会,制振工学会
日本機械学会D&S部門広報委員
日本機械学会計算力学技術者検定講師
制振工学会幹事 など