トラブル防止のための
高分子トライボロジーにおける 
摩擦・摩耗メカニズム低減ノウハウ
~トライボロジー基礎から表面分析まで【WEB受講可能】

摩擦と摩耗に関する基礎,摩擦・摩耗の評価,プラスチック材料の
摩擦・摩耗,耐摩耗性向上,分析技術について分かりやすく解説する特別セミナー!!
講師
豊橋技術科学大学 機械工学系   准教授 博士(工学) 竹市 嘉紀 先生
日時
2020/5/21(木)10:00〜16:30
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内
受講料 (消費税等込み)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
テキスト
講師
豊橋技術科学大学 機械工学系   准教授 博士(工学) 竹市 嘉紀 先生
日時
2020/5/21(木)10:00〜16:30
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内
受講料 (消費税等込み)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
テキスト
受講対象
・これからお仕事でトライボロジーに携わることになった方
・手っ取り早くトライボロジーの概略を勉強したい方
・高分子材料のトライボロジーに関連することになった方 など

予備知識
特段の予備知識がなくても理解できるよう努めます.

習得知識
1)トライボロジーの概略
2)摩擦と摩耗に関する基礎的な考え方
3)摩擦摩耗評価の注意点
4)高分子材料のトライボロジーの概略
5)フィラー添加による耐摩耗性向上の考え方
6)トライボロジー研究で用いられる分析技術


講師の言葉
 摩擦抵抗はエネルギー消費量に直結する問題です。また、摩擦の結果生じる
摩耗は部品の寿命につながる主要因の一つであり、場合によっては重大な事故に
もつながりかねません。このため、摩擦摩耗を減らすことは、様々な観点から
重要な課題となっています。人間は、古くから、油を用いて摩擦摩耗を減らす
ことを行ってきましてが、近年では,オイルレス化の傾向に見られるように、
環境負荷の低減も必須の課題になっています。潤滑油を使わずに摩擦摩耗を
減らさざるを得ないとき、固体潤滑と呼ばれる潤滑方式が有力な手段となり、
中でもプラスチックに代表される高分子材料は大変有力なトライボマテリアル
となっています。
 本講座では、摩擦摩耗を扱う学問であるトライボロジーの基礎を学び、その
上で、高分子材料のトライボロジーに関する様々なトピックを提供いたします。
トライボロジーなんて勉強したこともないが、仕事でトライボロジーに携わる
必要が出てきた方など、基礎から手短に学びたい方に有益な講義にしたいと思
います。

プログラム

1. トライボロジーの基礎
 1.1 トライボロジーの色々
 1.2 固体表面の把握
 1.3 摩擦抵抗がなぜ生じるのか(固体同士の接触と凝着)
 1.4 摩耗の色々
 1.5 様々な潤滑状態
 1.6 摩擦・摩耗の評価と悩ましい問題

2. 高分子材料(プラスチック)のトライボロジー
 2.1 様々な固体潤滑
 2.2 高分子材料の基礎
 2.3 トライボマテリアルとしての高分子材料
 2.4 フィラーによる耐摩耗性向上(フィラーの種類とその機構)
 2.5 研究事例(PTFEの耐摩耗性向上を目指して)
 2.6 研究事例(熱硬化性樹脂の耐摩耗性向上を目指して)

3. トライボロジーにおける各種分析観察手法
 3.1 “表面”を理解するための手法と特徴
 3.2 避けて通れない真空の基礎知識
 3.3 代表的な観察分析手法と解析事例

講師紹介
1997 名古屋工業大学 博士号(工学) 取得 
1997 豊橋技術科学大学 技術開発センター 助手
2003 豊橋技術科学大学 機械工学系 講師
2009 豊橋技術科学大学 機械工学系 准教授

所属学会: 
日本トライボロジー学会,日本機械学会,応用物理学会      
日本トライボロジー学会 第58-59期 理事(校閲委員長),各種委員 等

活動状況: 
日本トライボロジー学会 英語論文 Tribology Online 論文賞受賞