外観品質管理の基礎,外観検査の実施手順の組立て方,検査基準設定の考え方,検査に適した環境の作り方・休憩時間の取り方,検査員の適性判断,検査員を育成するための教育・認定方法,検査精度を維持するための定期認定の方法について,豊富な経験に基づき実践的に解説する特別セミナー!!
- 講師
KPIマネジメント株式会社 代表取締役 根本 隆吉 先生
関東経済産業局 伴走型支援・伴走コンサルタント
東京都/千葉県商工会専門エキスパート、GCS認定コーチ
名古屋外国語大学非常勤講師(2012~16年)
- 日時
- 2025/2/14(金) 10:00〜17:00
- 会場
- 受講料
(消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
※WEB受講の場合、別途テキストの送付先1件につき、配送料1,210円(内税)を頂戴します。
- テキスト
- 製本資料(受講料に含む)
受講概要
- 受講形式
会場・WEB
- 受講対象
・外観検査の管理担当者様、外観検査員の方
・自社または取引先の外観検査漏れで困っている企業の担当者様
・外観検査精度を向上させたい企業の担当者様
・検査時の判断基準を統一化・標準化したいとお考えの方
・これから外観検査の実施を計画している企業の担当者様
- 予備知識
特にありません。
- 習得知識
1)外観品質管理の基礎知識
2)外観検査の実施手順の組立て方
3)検査基準設定の考え方
4)検査に適した環境の作り方、最適な休憩時間の取り方
5)検査員の適性判断の考え方
6)検査員を育成するための教育と認定方法
7)検査精度を維持するための定期認定の考え方と方法 など
- 講師の言葉
外観品質への要求は時代とともに高まっており、外観検査は品質保証のための重要なポイントです
外観品質は製造工程から作り上げていくものですが、最終的には外観検査で保証することになります。
外観検査は、可能であれば自動検査機で客観的に行うことが望ましいのですが、実際には技術的な問題や経済的な問題で自動検査機を導入できないことも多く、目視による外観検査が数多く行われているのが実状です。しかしながら、何の手だてもせずに外観検査を行っている会社も多くあります。
本セミナーでは外観検査の考え方や実施手順を解説します。具体的には、検査基準の設定及び定性的基準の問題点、限度見本、適切な検査手順、検査員の能力を最大限に発揮させる検査環境、そして検査員の育成・教育、検査精度の維持のための定期認定について、わかりやすく解説いたします。また、検査精度アップやすり抜け防止の事例も紹介いたします。 自社および外注先外観検査の見直しや指導にお役立てください。
- 受講者の声
自社の検査手順や検査環境など、実際の事例など示してご説明頂きとても参考になりました。
検査員の検査精度に頭を悩ませておりましたので、非常に参考になりました。具体例や実体験なども併せてお話いただき、わかりやすかったです。
他の会社でも、問題点や悩みは同じで自社だけで考えるのではなく、取引先やお客様とも相談して1歩ずつ前に解決していきたいと思いました。
とても分かりやすく、非常に参考になりました。外観検査の考え方が主な趣旨でしたが、実際の外観検査要領事例をもって、「良い点」「悪い点」「改善ポイント」を教えて頂けると有難いです。
バラツキの低減化や精度向上に向けた基準の明確化など参考になった。
プログラム
1.品質保証における外観検査の役割
1)現在の外観品質のあり方(外観に求められる品質)
2)顧客要求と設計品質・製造品質
3)外観検査の役割
4)外観検査の選択-抜取り検査か全数検査か
5)外観品質の確保には全社的取り組みが必要
6)検査終了時の品質をそのまま顧客へ
7)目視検査と自動機検査
2.官能検査のあいまいさとその対応
1)官能検査とは
2)官能検査の基礎知識
3)官能検査を機器測定に近づけるために必要な要素
3.外観検査の実施手順と留意点
1)検査基準の設定と明確化
・基準の定量化と定性的基準の問題点
2)現場で役立つ限度見本の作り方
・見本の種類と有効な使い方
・限度見本の工夫
3)バラツキを減らすための検査手順の標準化
・検査の動作手順の標準化
・検査のスピード
4)精度を上げる、効率を高める検査環境の作り方
・検査環境設定の考え方
・効率的に疲労回復させる休憩時間の取り方
5)バラツキの少ない検査員の選び方と教育、訓練の進め方
・検査員の適性とその有無の判断・選び方
・判断基準の統一化を図る教育の仕方
・教育カリキュラム例
・検査員認定
・検査精度の劣化と定期認定及び定期教育
・検査員の判定間違いの傾向を見る
4.検査のすり抜け防止・精度を上げる(事例紹介)
1)検査基準のビジュアル化
2)心理的要因の排除
3)検査した品物を再検査できる体制
4)不良品による刺激を与える
5)検査と作業は分離する
6)インライン検査
7)検査は単純化する
8)判断区分の追加
5.外観検査の管理システム
1)必要なルール・システム
2)検査結果のフィードバック
6.外観クレーム対応法
1)顧客から信頼される検査員を作れ
2)顧客とのコミュニケーション
3)不良流出時の対応と検査への反映
質疑・応答
略歴
電機系メーカーにおいて、技術部門、資材部門を経て香港・中国に駐在。
現地では、購入部材の品質管理責任者として、仕入先の部材の品質管理、品質改善指導に奔走。
延べ100社におよぶ中国工場の改善指導を実践してきた。
現在は、国内中小製造業の経営改善指導、中国工場の品質管理体制構築・品質/生産性改善指導、
仕入先中国企業の品質改善支援を実践中。
著書:「中国工場品質改善-虎の巻-」(日刊工業新聞社)
共著に「外観検査の不良率逃し・ばらつき低減」
「クレーム/トラブル製品の検査・分析と発生防止ノウハウ集」(技術情報協会)
外観目視検査通信教育講座担当講師(テキスト執筆、添削)
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