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化粧品の品質トラブルを未然に防ぐための

化粧品品質管理ポイント原材料調達管理ノウハウ
~具体的事例をもとにした実務者のための品質管理の留意点~
【WEB受講(Zoomセミナー)】

WEB受講

食品・化粧品

化粧品の品質保証の考え方,品質保証項目,材料・原料・製品のサプライヤーの選定,適正なサプライヤー管理の進め方,国際調達に関する留意点,材料・原料で要求される主な品質保証項目について,豊富な経験に基づき,具体事例を交え分かりやすく解説する特別セミナー!!

講師
中小企業診断士 鈴木  欽也 先生
(株)資生堂 本社生産技術部,(株)コスモビューティー執行役員品質保証部長,(株)ディー・エイチ・シーさいたま岩槻工場長を経て現在に至る
日時
会場
※本セミナーはWEB受講のみとなります。
受講料
(消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
テキスト

受講概要

受講形式
WEB受講のみ
 ※本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信となります。


受講対象
特に制限はありません。


予備知識
特に必要ありません。


習得知識
1)材料・原料・製品のサプライヤーの選定評価の基本
2)適正なサプライヤー管理の進め方
3)国際調達に関する留意点(原価管理、品質確保)
4)材料で要求される主な品質保証項目
5)原料で要求される主な品質保証項目


講師の言葉
 化粧品において高い品質を安定的に確保するためには、原料、材料の品質管理が重要なポイントの一つとなっています。そして、品質事故の多くは材料の要因によるものです。原材料の調達、各ロットの管理においては、採用時に供給者と候補品を適切に評価すること、採用後にも適切に管理することが必須となっています。
 近年では、中国を始めとする海外供給者を前提とした品質の維持管理、納期管理が求められており、法的要求事項やGMP要求事項を先ず理解し、講師の経験を基にトラブルリスクを理解し、化粧品製造所の立場からの供給者管理、原材料の各種保障項目、供給者に対する監査の進め方について、ポイントと留意事項を具体的に学びます。

プログラム

1. 化粧品における原材料の位置付け
 1.1 品質の高い化粧品とは?
 1.2 化粧品における品質機能展開とは?
 1.3 基本設計の進め方
 1.4 機能展開およびサブ機能展開
 1.5 化粧品における包装材料による価値創造
 1.6 化粧品における原料の配合による価値創造

2. 法規面から見た原料、材料の留意点
 2.1 化粧品の定義と法的要求
 2.2 原料、材料(容器・包装)の位置付け
 2.3 化粧品基準
 2.4 原材料に関して法規面で不備となり易い事項
 2.5 原料で把握すべき事項
 2.6 材料で留意すべき事項

3. GMPから見た原料、材料の留意点
 3.1 原材料に関するGMPの要求(供給者管理)
 3.2 供給物・供給者管理とは?
 3.3 供給者管理で不備となり易い事項
 3.4 原材料の保管・払出し・再保管の留意事項
 3.5 購入、受け入れに関する留意事項
 3.6 識別表示に関する留意事項
 3.7 出庫に関する留意事項
 3.8 保管に関する留意事項
 3.9 再評価に関する留意事項
 3.10 生産で用いる水に関する留意事項
 3.11 サンプリングに関する留意事項

4. 化粧品で用いる資材の品質管理
 4.1 資材に関する品質に関する必要要件(局方)
 4.2 資材に関する法的位置付け(省令)
 4.3 資材に求められる機能
 4.4 資材類の設計段階における留意事項
 4.5 直接容器に関する中味への影響とその対応方法
 4.6 処方成分による容器素材の留意点
 4.7 容器類の調達に当たっての留意事項
 4.8 容器設計のプロセス(例)
 4.9 資材類に関する具体的な留意点
  ①ガラス容器 ②アルカリ(Na)溶出 ③鉄イオン 
  ④プラスチック容器 ⑤透湿性 ⑥ブリード現象・フォッギング現象 
  ⑦改ざん防止機構 ⑧資材類の試験法の考え方 ⑨安定性保証 
  ⑩物流保障 ⑪温度保証 ⑫吸湿性保障 
 4.10 表示規制対応 
  ①法的表示要求の要件 ②広告表現 ③レーベル管理の要件(cGMP)

5. 化粧品で用いる原料の品質管理
 5.1 化粧品用原料製造所の法的規制
 5.2 メーカーとの品質契約の考え方
 5.3 品質のモニタリングの進め方
 5.4 全成分表示とキャリーオーバー成分の制御

6. 原材料の国際調達の留意事項
 6.1 海外からの化粧品用原材料の調達の進め方
 6.2 海外調達原材料のコスト、品質、納期の留意点
 6.3 海外調達のリスク対応方法
 6.4 取引先のランクと対応方法
 6.5 国際調達のメリット・デメリット
 6.7 海外調達の実務の流れ
 6.8 初めての海外調達の進め方

7. 品質の高い製品の実現
 7.1 安定した製品を供給するためには?
 7.2 バラツキに関する保証
 7.3 製造品質を向上させるためには?
 7.4 製品での保証規格項目
  ①材料における欠点区分表 ②材料で排除すべき不良項目
 7.5 継続的な管理方法

質疑・応答


講師紹介
略歴
1980年-2014年(株)資生堂に入社。掛川工場で検査、中味技術の業務、本社生産技術部 
         海外工場の建設および技術移転、海外調達の業務を担当。
         北京工場長、掛川工場/大阪工場 技術部長としてFDA査察対応、
         EU原薬登録、スキンケア製品の大阪工場への生産の集約化を実施。
 2014-2015年  (株)コスモビューティー 執行役員品質保証部長。ベトナム工場・中国工場の建設を対応。
 2015-2017年  (株)ディーエイチシー さいたま岩槻工場 工場長 
                工場改修によりリップクリームの内製化を実施。
 2017年~    埼玉県中小企業診断協会に所属し、海外事業展開支援、中小企業の経営革新計画や事業再生計画作成支援、生産工場のIT推進化支援の活動を実施中。 公害防止管理者(水質1種、大気1種)、中小企業診断士(埼玉県正会員)、FR技能士、ターンアラウンドマネージャー(事業再生、(一社)金融検定協会認定)、健康経営エキスパートアドバイザー、ISO9001審査員補