調達実務で役立てるための
電子部品・電気機構部品調達失敗しないための着眼点
~トラブルフリー部品調達のためのメーカ・部品評価技術~【会場/WEB選択可】

部品調達の基本,契約のポイント,各種部品の構造・工法・製造プロセス知識 ,各種部品の評価上のおさえどころについて,豊富な経験に基づき,事例を交え詳しく解説する特別セミナー!!
*数百ページに及ぶテキストは事典としても活用可能
講師
技術コンサルタント 伊藤 千秋 先生
オムロン株式会社 品質保証部長,部品技術部長等歴任後現職 制御機構部品の品質保証を15年,
自動車電装部品の品質保証23年経験,品質・信頼性一筋のプロフェッショナル
この間,日本科学技術連盟 信頼性開発技術研究会 委員長などを歴任
日時
2023/2/24(金)10:00〜16:50
会場
TH企画セミナールームA
会場案内
受講料 (消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
テキスト
講師
技術コンサルタント 伊藤 千秋 先生
オムロン株式会社 品質保証部長,部品技術部長等歴任後現職 制御機構部品の品質保証を15年,
自動車電装部品の品質保証23年経験,品質・信頼性一筋のプロフェッショナル
この間,日本科学技術連盟 信頼性開発技術研究会 委員長などを歴任
日時
2023/2/24(金)10:00〜16:50
会場
TH企画セミナールームA
会場案内
受講料 (消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
テキスト
受講形式
会場・WEB


受講対象
特に制限はありません。


予備知識
特に必要ありません。
事前質問をお受けいたします。


習得知識
1)各種部品の構造・工法・製造プロセスの知識
2)各種部品の評価上のおさえどころ など
*数百ページに及ぶテキストは事典としても活用可能


講師の言葉
 海外生産がすでに当たり前の用語になって久しいが、現在その大多数を占める部品はそのほとんどが海外品となり組立も海外でおこなわれていることが多くなっている。
 また、このところの半導体業界は日本企業の衰退が目立ち、欧米系の半導体が勢力を伸ばしている。電子部品、その中でも半導体については大企業も多く、早くから世界の最適地に生産の拠点を置いてやってきた。欧米系の考え方である業界別信頼性水準に応じた半導体供給の考え方が浸透し、軍需・宇宙機器・自動車などの高信頼性用途の半導体と家電などの汎用用途の半導体に二極分化し、高信頼性用途でPPAPなどの技術データ提供する高コストのものと汎用用途ではクレーム受け付けず、監査もうけつけない、その分低コストのものに色分けされてきた。そうした流れの中では自己防衛から自社でリスクを負って自社での品質保証を考えないといけないところまで来ているものもある。
 一方、LED、抵抗、コンデンサ、インダクタ、コイル、フィルタ、コネクタ、スイッチ、リレーなどの電子部品でも受動部品や電気機構部品では比較的技術力や解析力に課題を抱える現地メーカもあり、技術育成をしながら部品の供給をしてもらうことが必要となってくるメーカも存在し、メーカ丸投げのやり方ではいけなくなっているものもある。他方で基板・成型・プレス・めっき・ゴム・熱処理・塗装・巻線といった加工技術、部品もあり、いろいろな技術の組み合わせで出来上がっている。そして良い部品を選定するために我々には、これらのメーカと対等にやりあえる技術力と監査だけでなくメーカの育成ができる指導力がより必要になってきている。
 本セミナーは、部品ごとにその技術の押さえどころはどこか、その弱さ、強さを浮かびあがらせ、現場で技術改善、技術強化を実践できる力を養う講座である。本講座は日本、米国、韓国、台湾、シンガポール、マレーシア、中国、英国、スペインなどで500社をこえる部品メーカと対等にやりあってきた講師の数多くの経験をもって解説する。

プログラム

1.日本の技術の強みと弱み
 (1)半導体
 (2)半導体製造装置・半導体材料

2.部品調達の基本的な考え方
 (1)海外調達・現地調達・最適地調達
 (2)モジュール型のものつくりとすり合わせ型のものつくり
 (3)電子部品・電気機構部品・カスタム部品
 (4)電子部品・機構部品のビジネス形態と設計権・製造権
 (5)開発購買「粗探し」と技術購買「個別アタック」

3.契約
 (1)取引形態と契約
 (2)契約文書・仕様文書
 (3)瑕疵担保責任・不法行為責任・製造物賠償責任
 (4)欧米メーカの台頭とISO自動車機能安全規格

4.サプライヤ・部品の認定・登録と管理 
 (1)特性保証・機能保証・故障モード保証
 (2)メーカ・部品の認定のプロセス
 (3)企業力(体制)
 (4)ライン力(製造プロセス)

5.主要な部品の構造・工法・製造プロセスと技術のおさえどころ
 (1)IC(CPU、メモリIC、電源IC、ロジックIC、アナログICなど)                  
 (2)パワーデバイス(パワーMOS-FET、SCR、三端子レギュレタなど)           
 (3)トランジスタ(バイポーラトランジスタ、電界効果型トランジスタ、IGBTなど)               
 (4)ダイオード(整流ダイオード、ツエナーダイオード、ショットキーバリアダイオードなど)                
 (5)光半導体(LED・フォトトランジスタ・フォトダイオード) 
 (6)抵抗(角チップ型抵抗、円筒型抵抗)
 (7)振動子(水晶振動子、セラミック振動子、SAWレゾネータ)
 (8)アルミ電解コンデンサ(ディスクリート型、表面実装型)
 (9)セラミックコンデンサ(単板セラミックコンデンサ、積層セラミックコンデンサ)
 (10)フィルムコンデンサ(フィルムコンデンサ・メタライズドコンデンサ、積層フィルムコンデンサ)
 (11)ソレノイド(プル型・プッシュ型)
 (12)トランス(電源トランス・パルストランス)
 (13)コネクタ(基板接続コネクタ・圧着コネクタ・フレキシブル基板コネクタ)
 (14)基板(リジット基板・フレキシブル基板・金属基板・ビルドアップ基板)
 (15)成型(射出成型・圧縮成型)
 (16)プレス(厚板加工・薄板加工・絞り加工)
 (17)ゴム(シリコーンゴム・合成ゴム)
 (18)めっき(ラックめっき・バレルめっき・フープめっき)

6.審査者の認定と育成の体制
 (1)認定審査員
 (2)教育体制

7.車載用として搭載できる部品への改善実践事例
 (1)戦略的アプローチによる企業の改善
 (2)専業メーカを複業メーカに育成
 (3)監査診断のアプローチでライン改善
 (4)クレームをきっかけに生まれた技術交換会
 (5)現地に滞在して一緒にライン改善

8.企業力評価チェックリスト・ライン力評価チェックリスト事例


講師紹介
社歴   
昭和無線工業(現SMK):5年2ヶ月
トリオ(現JVCケンウッド):3ヶ月 
立石電機(現オムロン):38年7ヶ月
職歴    
スイッチ製造技術:3年2ヶ月
コネクタ製造技術:1年
圧着・ハーネス製造技術:2年 
アンプ・チューナ製造技術:3ヶ月
部品メーカ監査(加工部品):20年
             (電子部品・機構部品):25年
制御機構部品(リレー・スイッチ・タイマ・センサ)品質保証 :15年 
自動車電装部品(ECU・リレー・センサ・スイッチ)品質保証 :25年
最終職位    
品質保証部並びに部品技術部 部長
韓国オムロン電装 理事(役員)
上海欧姆龍控制電器 顧問
福達合金材料 顧問
学会活動     
日本信頼性学会会員:23年
日本信頼性学会企画委員(地域委員):2年
日本科学技術連盟講師:24年
日本科学技術連盟信頼性開発技術研究会 委員長:2年(1期)
日本科学技術連盟信頼性開発技術研究会 副委員長:4年(2期)