特許の読み方のを半日で習得する!!
研究者・技術者のための特許を効率的に読む技術
~短時間で習得できる読み方のノウハウ~
【WEB受講(Zoomセミナー)】

特許を読む目的,発明のポイントを効率的・正確に理解するノウハウ,効率的な特許調査,新しいアイデア・発明,他社特許の侵害判断の知識習得について,事例を踏まえ,実践的にわかりやすく解説する特別セミナー!!
講師
よろず知財戦略コンサルティング 代表 医学博士   萬 秀憲 先生
花王(株), 大王製紙(株)を経て現在に至る
日時
2023/1/30(月)13:00〜17:00
会場
※本セミナーはWEB受講のみとなります。
会場案内
受講料 (消費税等込み)1名:44,000円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:38,500円
テキスト
講師
よろず知財戦略コンサルティング 代表 医学博士   萬 秀憲 先生
花王(株), 大王製紙(株)を経て現在に至る
日時
2023/1/30(月)13:00〜17:00
会場
※本セミナーはWEB受講のみとなります。
会場案内
受講料 (消費税等込み)1名:44,000円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:38,500円
テキスト
受講形式
WEB受講のみ
 ※本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信となります。


受講対象
特に限定ありません。


予備知識
特許に関する一般的知識


習得知識
1)特許を読む目的に応じて、発明のポイントを効率的に正確に理解できる読み方のコツがわかる
2)特許調査を効率的にできるようになる
3)特許の抜け道が見えてきて、新しいアイデア、発明に繋がる
4)自社技術の他社特許の侵害判断などにおける基本的な知識を習得できる


講師の言葉
 特許の読み方は、特許を読む目的によって異なります。自社技術について権利化を考えているときと、自社ビジネスが他社特許権に侵害する可能性について判断しようとするときでは全く異なることは言うまでもありません。目的に応じて、効率よくかつ適切に特許を読めるようになることが重要です。また、特許を『効率的』に読むことが出来ると、調査も効率的にできるようになります。更に、他社特許の抜け道が見えてきて、新しいアイデア、発明に繋がっていきます。
 また、『効率的』というのは、スピードが上がれば良いという意味でなく、発明のポイントを正しく、早く理解するということです。スピードが早くなっても、発明の本質を理解していないとせっかくの努力が無駄になってしまいます。
 この目的に応じて効率よくかつ適切に特許を読める能力を身につけるには、本来はかなりの時間を要しますが、本講座では、短時間で習得できる読み方のコツを紹介します。

プログラム

1. 効率的に特許を読むための基本
 (1) 発明とは
 (2) 特許要件
 (3) 公報の種類
 (4) 特許出願に必要な書類 5 種類
 (5) 「発明の本質」を考える重要性

2. 特許を読む
 (1) 特にしっかりと読む必要がある部分
 (2) 【特許請求の範囲】と【課題を解決するための手段】
 (3) 【発明が解決しようとする課題】と【発明の効果】
 (4) 【発明を実施するための形態】と【実施例】
 (5) 【実施例】、【比較例】、【参考例】、【試験例】の違い
 (6) 読み方を考える(速度を上げる、正しく読む)

3. 特許を読む目的と目的に応じた効率的な特許の読み方
 (1) 発明のヒントを見つける
 (2) 自社技術を特許化し得るかを検討する
 (3) 自社技術を特許化し得るかを検討する
 (4) 自社技術を特許化し得るかを検討する
 (5) 自社ビジネスが他社特許権を侵害しないか検討する
 (6) 邪魔な他社特許が無効化できないか検討する
 (7) 他社特許、特許網の弱点を見つける
 (8) 他社特許出願を参考にした対抗出願を検討する
 (9) 他社特許パテントポートフォリオを作成する
 (10) IP ランドスケープに利用する

質疑・応答


講師紹介
略歴
花王(株)にて商品開発研究に従事(入浴剤バブ等を開発)、東京研究所室長、栃木研究所室長など。
1999年 大王製紙(株)入社 家庭紙開発部長、2005年よりH&PC事業部知的財産部長、執行役員、参与を歴任し2020年1月に退職。
大王製紙㈱に入社当初は年間35件の特許出願数だったのを、様々な施策を行い、
入社1年目には52件、2年目には116件、3年目には186件、4年目には282件、5年目には335件まで大幅に増やし、
特許登録件数も年間300件以上となった活動を主導した実績がある。
知的財産権の権利活用にも積極的に取り組み、特に模倣品対策では国内外で、交渉による解決、訴訟による解決によって、事業に貢献した。
これらの活動により、事業部門、研究開発部門に知的財産の重要性を示し、会社に知的財産重視を根付かせた。
全社横断横串業務では2013年からコンプライアンス委員会 品質小委員会委員長等で、コンプライアンス推進、品質向上等の推進を図った。
社外活動としては、日本知的財産協会のライセンス委員会、特許委員会に所属し、産学連携や進歩性に関する研究や提言等を行った。
また、紙パルプ技術協会特許委員会、ナノセルロースフォーラム知財戦略ワーキンググループに所属し、業界内外の知的財産の啓蒙活動や特許庁とのパイプ役としての活動を行った。
社内の通常業務として審査官、審判官との面接審査を多数実施すると共に、特許庁審判官、審査官らと下記のような様々な交流を行った。
・2005年~2019年、大王製紙(株)において、会社と特許庁審査部との意見交換会を毎年実施。 
・2006年~2019年、紙パルプ技術協会特許委員会へ参加し、業界と特許庁との意見交換会、特許セミナー等を毎年実施。
・2010年~2012年、日本知的財産協会特許委員会と特許庁、裁判所との意見交換会に参加。
同委員会からの派遣で、特許庁審査官の中堅研修、特許庁審判部「審判実務者研究会」(当初は「進歩性検討会」)等に参加。