燃料アンモニアの動向,燃料アンモニアの利用,CO2固定・カーボンリサイクル材としてのアンモニア,アンモニアから純水素を製造する技術,廃アンモニアの利用法について,分かりやすく解説する特別セミナー!!
- 講師
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国立大学法人東海国立大学機構 岐阜大学 工学部 化学・生命工学科物質化学コース 副学長、教授、博士(工学)神原 信志 先生
- 日時
- 2022/10/24(月) 13:00〜16:30
- 会場
- ※本セミナーはWEB受講のみとなります。
- 受講料
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(消費税率10%込)1名:38,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:33,000円
- テキスト
- PDF資料(受講料に含む)
受講概要
受講形式 WEB受講のみ ※本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信となります。 受講対象 商社,エンジニアリングメーカー,エンジンメーカー,燃料電池メーカー,造船,化学,食品など 予備知識 特に必要ありません 習得知識 1)燃料アンモニアの動向 2)燃料アンモニアの利用法 3)CO2固定・カーボンリサイクル材としてのアンモニア 4)アンモニアから純水素を製造する技術 5)廃アンモニアの利用法 講師の言葉 2050年カーボンニュートラルを実現するには,脱炭素エネルギーへの積極的な転換が必要です。本セミナーでは,脱炭素エネルギーの1つとして最近注目されている燃料アンモニアの政策動向を概説した後,その利用技術について詳説します。アンモニアの基礎知識,アンモニアを改質して水素・アンモニア混合燃料を製造し,既存の内燃機関や工業炉に適用する提案,アンモニアから純水素を製造する技術,さらには工場排水からアンモニアを回収してエネルギーリサイクルを実現する技術を紹介します。 また,燃料としてアンモニアを利用するのではなく,CO2固定およびカーボンリサイクルにアンモニアを利用する可能性を提案します。 本講義は,アンモニアの予備知識が全くない方にも理解しやすいように解説します。
プログラム
1.アンモニアの動向と位置づけ (1)なぜアンモニア?その背景 (2)アンモニア利用に関する政策動向 (3)IEAレポート(The Future of Hydrogen)の要点 (4)燃料アンモニア導入官民協議会 (5)2050年カーボンニュートラルに伴う成長戦略 (6)第6次エネルギー基本計画 (7)総合資源エネルギー調査会 2.アンモニアの基礎知識 (1)アンモニアの物性と特長 (2)炭化水素系燃料との比較 (3)アンモニア製造プロセスの概要 (4)ブルーアンモニアとグリーンアンモニアの製造法 (5)ブルーアンモニアとグリーンアンモニアのコスト (6)グリーン水素のコスト (7)ブルー水素とブルーアンモニアの発電コスト比較 (8)アンモニアサプライチェーン 3.脱炭素燃料としてのアンモニア利用技術 (1)微粉炭火力ボイラでの混焼 (2)産業・運輸・民生分野での利用技術 (3)水素/アンモニア混合燃料 (4)アンモニア分解触媒 (5)工業炉での利用 (6)内燃機関での利用 4.水素キャリアとしてのアンモニア利用技術 (1)アンモニアから純水素を得るための技術課題 (2)水素分離膜の特長 (3)アンモニアからの純水素製造 (4)アンモニアを原料とする燃料電池複合発電システム 5.CO2固定・カーボンリサイクルとしてのアンモニア (1)CO2の分離・回収・利用法の概要 (2)CO2とNH3の反応(尿素製造) (3)CO2とNH3の反応(炭酸塩製造) (4)CO2とNH3の反応(メタン製造) 6.回収アンモニアのエネルギーリサイクル (1)国内の窒素収支 (2)窒素のマテリアルフロー (3)排水中アンモニア濃度 (4)アンモニア回収方法 (5)省エネ型ヒートポンプ蒸留法 (6)回収アンモニアエネルギーリサイクルシステム 7.今後の展望と課題 講師紹介 略歴 昭和61年4月 出光興産株式会社,石炭関連研究に従事 平成15年5月 岐阜大学 助教授(環境エネルギーシステム専攻) 平成25年6月 岐阜大学 教授(工学部化学・生命工学科) 令和 4年 4月 岐阜大学 副学長 所属学会 化学工学会,日本エネルギー学会,日本機械学会,日本燃焼学会,自動車技術会