1.はじめに
2.一自由度振動系【振動の基礎】
2-1 自由振動
2-1-1 運動方程式と固有振動数
2-1-2 粘性減衰系の挙動
2-2 強制振動
2-2-1 運動方程式
2-2-2 時刻歴波形と共振曲線
2-2-3 力による強制振動・変位による強制振動
2-2-4 振動の評価量
3.振動を支配する「外力」を理解する【本質の理解】
3-1 外力と振動応答の関係
3-1-1 応答から外力を「推定」する
3-1-2 周波数分析の観点から考える
3-2 外力の種類と応答
3–2-1 正弦波
3–2-2 ひずみ波
3–2-3 不規則波
3-3 各種機械要素・装置における外力
3-3-1 軸受け
3–3-2 歯車
3–3-3 空調機など
4.振動低減のために「何を変更・改善」すべきか【本質の理解】
4-1 外力を小さくすることができればよいのだが
4-2 ばね支配・減衰器支配・質量支配
5.「共振」の本質を理解する【本質の理解】
5-1 エネルギー的な観点から見直してみる
5-2 外力がなす仕事とダンパによって消散されるエネルギー
5-3 共振は外力がもっとも効率良く仕事をなした結果起こる現象
5-4 減衰による振動低減の物理的意味
6.「高減衰設計」を理解する【低振動設計の理解】
6-1 振動エネルギーをダンパに「流す」
6-2 固有振動モードから有効な制振方法を考える
6-3 板の曲げ振動を抑える制振材貼り付けの考え方
7.「高剛性設計」を理解する【低振動設計の理解】
7-1 構造設計の基本となる「力の流れ」とは何か
7-2 「力の流れ」を読む・適用する
7-3 リブ構造の例
講師紹介
略歴
1977年 新潟大学工学部精密工学科卒業
1979年 東京工業大学大学院総合理工学研究科精密機械システム専攻修士課程修了
1983年 東京工業大学大学院総合理工学研究科精密機械システム専攻博士課程修了 工学博士
1983年 (株)日立製作所機械研究所
1994年 東京電機大学理工学部 助教授
1997年 東京電機大学理工学部 教授
2000年 フランス国立高等精密機械工学院 客員教授(1年間)
2007年 東京電機大学工学部 教授 現在に至る
所属学会
日本機械学会 フェロー,日本人間工学会,日本臨床バイオメカニクス学会
平成18年 4月 日本機械学会 情報・知能・精密機器部門 表彰委員会 委員長
平成19年 4月 日本機械学会 情報・知能・精密機器部門 部門長
平成21年 4月 日本機械学会 評議員
褒賞等
日本塑性加工学会賞会田技術奨励賞,1997.
日本機械学会 フェロー,2005.
日本機械学会 情報・知能・精密機器部門 貢献賞,2009.
日本機械学会 教育賞,2010.
日本機械学会 会員功労者表彰,2017.