納期遅延の原因と対策、設計リードタイム短縮の実践策を体系的に解説します。
QCDバランスを踏まえたプロジェクトマネジメント、標準プロセス構築、設計計画・管理のコツまで、豊富な実務経験に基づくノウハウを、実務で活用できるように詳しく紹介する特別セミナー!
- 講師
株式会社プリベクト 代表取締役 北山 一真 先生
IT系コンサルティング会社,製造業系PLMコンサルティング会社ディレクターを経て現在に至る
- 日時
- 2026/1/23(金) 10:00〜17:00
- 会場
- 受講料
- (消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
- テキスト
- PDF資料(受講料に含む)
受講概要
- 受講形式
会場・WEB
※Live配信のみ(録画視聴はありません)
- 受講対象
・開発/設計部門
・開発管理/設計管理部門
・経営企画・事業企画など企画担当の方
・改革推進部門
・情報システム部門 など
- 予備知識
特に必要ありません。
- 習得知識
1)納期遅延の原因や対策を理解できる
2)開発管理のポイントが理解できる
3)QCDのバランスをとったプロジェクトマネジメントが理解できる
4)標準プロセスの構築ポイントが理解できる など
- 講師の言葉
「納期遅れが減らない」「受注時の想定工数から大幅に超えてしまう」「納期優先で原価検討が後回しになる」など、製品のQCDのコントロールが難しくなっています。それに対応するために、設計開発プロセスの「見える化」や詳細なタスク管理、厳密な納期管理を行っても問題が解消されないことが多いです。なぜ納期遅れが減らないのでしょう。しっかり・きっちりの納期管理を行っても、設計者にとって負担でしかなく、逆に工数が増えてしまうのです。
プロジェクトマネジメントの成功要因は、設計者にとって「管理させられる」ものではなく、自分たちに有益な【技術の蓄積】というコンセプトが重要となります。技術的な経緯/根拠、設計思想を見える化することを実現しつつ、その上で納期遅延や工数象を抑制するための管理をしていく必要があるのです。
本講座では、このようなコンセプトを実現させるための、製品の品質/原価/納期管理の考え方、管理手法、プロセス標準や技術標準の整備方法、それらを支えるテクノロジー(設計システム)についても解説いたします。管理のための管理、管理の泥沼化に終止符を打ち、製品開発高度化・納期短縮・コスト削減を実現させる方法を学んでください。
- 受講者の声

新製品開発でタスク(課題)をはじめにすべて洗い出すのが困難な場合、追加タスクが非常に多くなるのでその場合の対処法などの実例があると更に良かったです。

理想ではなく現実に即した内容で分かりやすい内容でした。ただ、会社の仕組みを整える必要があるなど、環境を整えるまでに時間が必要であると感じた。

大変有意義なセミナーでした。後日の質問も可能とのこと、実務に活かしていきたいと思います。

セミナーの内容は十分に良いものでした。参加できてよかったです。

会場で受講できてよかったです。参考になりました。
プログラム
[基礎編] 1.こんなプロジェクト管理では 失敗する
(1)詳細な業務プロセスフローを作成し管理する
(2)管理強化が中心となり、DR提出図書が年々増えている
(3)変更の納期管理は担当者任せになっている
(4)PJの振り返りをせず、やりっぱなしである
[基礎編] 2.こんな問題をどう解決? 完璧な答えがないからこそ迷う
(1)属人的に開発ランクが決まっている
(2)納期設定の根拠がないため適正判断ができない
(3)管理専門部署を設けても現場がついてこない
(4)経営/品証への会議ばかり増え、現場作業が進まない
(5)不具合の横展開を適切にフォローできてない
[基礎編] 3.なぜプロジェクト管理は 難しいのか?
(1)納期遅れが発生する2つの大きな原因
(2)PJ管理は怒られたくない気持ち(=バッファ)との戦い
(3)遅れのないPJは絶対に存在しないから難しい
[基礎編] 4.製品開発における プロジェクト管理の考え方
(1)プロジェクト管理の理想は、「管理しないこと」
(2)DR図書やチェックリストを減らすことが重要
(3)プロジェクト管理=納期管理ではない
(4)企画量産型と個別受注型で管理方法は異なる
[実践編] 5.標準業務フロー・タスク の整備
(1)管理に適したタスクの粒度を定義する
(2)開発ランク毎の標準タスクを整備する
(3)図書(成果物)の関係性を見える化する
(4)チェック業務を簡素化しリードタイム短縮を実現させる
[実践編] 6.納期遅延を起こさないため のプロジェクト管理
(1)未然防止の考え方が重要 (遅れのフォローでは対応が遅い)
(2)『着手管理』を取り入れる
(3)ずさんになりがちな「変更の納期管理」
(4)外注設計などの「外部の納期管理」を担当者任せにしない
[実践編] 7.開発根拠を体系的に残す プロジェクト管理
(1)技術の経緯と根拠を残すことが重要
(2)ただ皆で集まるだけのフロントローディングはやめよう
(3)脱!流用設計。「標準」で品質レビューを変える
[実践編] 8.経営視点から見た プロジェクト管理
(1)DR毎にコストフォローを適切に行えているか
(2)いい製品を作る「技術(資産)」を残せているか
(3)PJの振り返り(品質/原価/納期の差異) ができているか
[実践編] 9.プロジェクト管理を DX化する
(1)納期のExcel管理から脱却
(2)PLMやBOMと連動したプロジェクト管理基盤を整える
(3)企画量産型と個別受注型でのポイント
略歴
IT系コンサルティング会社、製造業系コンサルティング会社ディレクターを経て、2010年にプリベクトを設立。
競争力ある製品/もうかる製品の実現のため、設計と原価の融合をコンセプトにした企業変革に取り組む。
業務改革の企画/実行、IT導入まで一気通貫で企業変革の実現を支援。
著書
『PLMと原価企画』(東洋経済新報社)
『プロフィタブル・デザイン iPhoneがもうかる本当の理由』(日経BP社)
『赤字製品をやめたら、もっと赤字が増えた!-儲かる製品を実現するコストマネジメント-』(日刊工業新聞社)、他多数執筆。
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