
接着技術の基礎,接着剤を活用した設計の取扱いの留意点,接着トラブル対策,
粘着剤を活用した設計と取扱いの留意点について受講者とやり取りしながら解説する特別セミナー!!
- 講師
(株)ワールドテック 講師 岡本 邦夫 先生
- 日時
- 会場
- 受講料
- 1名:48,600円 同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円
- テキスト
受講概要
予備知識
特に予備知識は必要ありません。講師からの一方通行の講義ではなく、受講者とのやり取りの中で、受講者の理解度を把握しながら講義を進めますので、基礎知識がない初心者でも研修時間の中で理解が深まります。
習得知識
・接着、粘着に関する基礎知識を学ぶことで原理・原則に基づいた設計、取扱いができるようになります。
・接着、粘着を原因とする不具合に対して、その原因追及および改善に適切な対応が取れるようになります。
講師の言葉
接着(粘着含む)の信頼性は、接着剤の選定と取扱い方に大きく左右される。 しかし、接着剤は日常的に気楽に使っているために、業務においてもとかく理屈ではなく、経験に基づいて 使用しているのが実状である。 信頼性の高い接着(粘着)を行うためには、接着原理すなわち、被着体と接着剤の 界面現象の理解と接着剤の材料である高分子材料の特性および接着する上での留意点を理解することが大切である。 粘着剤は接着剤の仲間である。従って、接着剤の接着理論、性質、取扱いなどは接着剤と共通しているところが 多いので接着剤の解説を参考にして頂ければよい。しかし相違点も若干あるので、そこは3章,5章で解説する。 当研修では講師からの一方的な講義ではなく、受講者とやり取りしながら講義を進めるので理解度は深まります。
プログラム
1) 接着技術の概要 1.1接合と接着 1.2接着と粘着とは 1.3接着機能の分類 1.4用途 2) 接着技術の基礎 2.1接着のメカニズム 2.2接着の理論 2.3高分子材料の特徴 2.4接着とはく離 2.5材料物性から見た接着の留意点 3)粘着技術の基礎 3.1接着と粘着の違い 3.2粘着のメカニズム 3.3 粘着の理論 3.4糊残りの低減 4)接着剤を活用した設計と取扱いの留意点 4.1接着の機能 4.2接着設計の基本(特徴、接着作業とトラブル発生要因、接着剤の選び方、 接合部の設計、使用環境、表面処理、接着作業の注意点) 4.3 封止(シーリング) 4.4 接着剤選定の留意点 5)粘着剤を活用した設計と取扱いの留意点(接着剤との相違点を中心) 5.1 粘着テープの形態 5.2 粘着剤の設計 5.3 粘着特性 5.4 各種粘着剤の特徴と特性 5.5 粘着テープ取扱い上の注意点 6)接着剤各論 6.1 接着剤と粘着剤の分類 6.2 各種接着剤の概要(エポキシ系、光硬化系、アクリル系、ゴム系、導電性、伝熱性) 7)接着剤のトラブルと対策 7.1接着接合の問題点 7.2接着トラブルの発生要因 7.3粘着剤の選定ミスによるトラブル
講師紹介
略歴:1973年4月~2005年3月:(株)デンソー(旧日本電装)開発部にて車載用セラミックス製品、空気浄化フィルタ、燃料電池関連システムの開発・設計。 2005年4月~2009年3月:(株)デンソーテクノ((株)デンソーグループ会社)人材育成部にて技術者教育の企画と実践 2009年11月~現在:テクノサポートオーテス代表。自動車関連企業の技術者を対象に技術教育を支援。(主な分野は「ねじ締め」、「トライボロジー」、「自動車用シール技術」、「接着(粘着)剤」、「VE実践」など。) 現在、(株)ワールドテック講師 著作:1996年―自動車工学シリーズ「カーエアコン」共著・・山海堂 研究業績:1995年 JSAE(自動車技術会)発表(テーマ:車室内空気の清浄化技術) 1996年 SAE International国際会議発表(前記の関連テーマ)。