
開発や製造現場での運転最適化のための
スプレードライヤ(噴霧乾燥)の基礎と実践
スプレードライヤの乾燥原理、微粒化装置(各種ノズル・回転円盤)の特徴、製品製造の指針やスケールアップ例、
マイクロカプセルの手法や微粒子作製例等の応用技術について、実例を交えながら解説する特別セミナー!!
- 講師
大川原化工機株式会社 開発部 部長 根本 源太郎 先生
- 日時
- 会場
- 受講料
- 1名:48,600円 同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円
- テキスト
受講概要
予備知識
特になし
習得知識
1) スプレードライヤの基本的原理、仕組み 2) スプレードライヤの構成機器に関する知識 3) スプレードライヤの最適な使用方法
講師の言葉
研究開発あるいは製造の現場において、「装置特性は良くわからないが、 とりあえずスプレードライヤを使用している」とか、スプレードライヤを 運転する際に「以前からこの条件で操作している」、「詳細は良くわからないが この条件でうまくいっている」といった状態で作業されている方も多いのでは ないでしょうか。現在の運転状態や製品性状の把握、また今後さらに高まってくると 予想される要求レベルに応じて新製品の開発や、製造現場での運転の最適化をするには、 装置の基礎的な特性を理解することが重要です。 そこでスプレードライヤの乾燥原理や主要な構成部品である微粒化装置 (各種ノズル、各種の回転円盤)の特徴について解説し、それらを踏まえたうえで 実例を交えて実際の製品製造の指針やスケールアップ例について解説します。 また、スプレードライ技術の応用としてマイクロカプセルの手法や微粒子 作製例の紹介、さらに特殊形状のスプレードライヤやそれらを用いた製造例について解 説します。
プログラム
1. 噴霧乾燥の基本原理 1-1. スプレードライヤの概要 1-2. スプレードライヤの製品 1-3. 微粒化の利点 1-4. スプレードライヤの乾燥原理 1-5. スプレードライ粒子の乾燥過程 2. スプレードライヤの微粒化機器 2-1. 微粒化機器の特長と選定方法 2-2. 回転円盤 2-3. 圧力ノズル 2-4. 二流体ノズル 2-5. その他の微粒化機器 2-5-1. 加圧二流体ノズル 2-5-2. TJノズル、RJノズル、四流体ノズル 3. スプレードライヤの形状・方式 4. スプレードライヤの計画 4-1. スプレードライヤの熱収支及び物質収支計算 4-2. スプレードライヤ本体・付帯設備の検討 4-3. 乾燥テストとその評価 5. スプレードライヤの運転操作 5-1. 製品粒子径のコントロール 5-1-1. 回転円盤の場合 5-1-2. 加圧ノズルの場合 5-1-3. 二流体ノズルの場合 5-2. 製品水分のコントロール 5-3. 製品の嵩密度のコントロール 6. スプレードライヤのスケールアップ 6-1. スプレードライヤにおけるスケールアップの考え方 6-2. 回転円盤方式におけるスケールアップの考え方 6-3. 噴霧ノズル方式におけるスケールアップの考え方 7. スプレードライヤの応用・関連技術 7-1. 流動造粒スプレードライヤ 7-2. 過熱水蒸気乾燥装置 7-3. マイクロカプセル 7-4. 排ガス冷却設備
講師紹介
1996年 大川原化工機入社 営業試験部門に配属 1997年~ 排ガス冷却塔の開発・設計 2005年~ 過熱水蒸気乾燥装置、噴霧熱分解装置、ハイパルコンなどの開発・設計 化学工学会、粉体工学会 一般社団法人日本粉体工業技術協会「粉体技術」編集委員