
機械部品の長寿命化に役立てるための
熱処理による金属組織の変化と疲労強度
熱処理の種類と方法,疲労強度の基礎,熱処理による金属組織変化と疲労強度,
表面硬化処理鋼の組織変化と疲労強度についてやさしく解説する特別セミナー!!
- 講師
(地独)東京都立産業技術研究センター城南支所 キャリヤスタッフ 工学博士 藤木 榮 先生
著作:「金属材料の金属組織と疲労強度の見方(2004)」「絵で見てわかる熱処理技術(2013)」他
- 日時
- 会場
- 受講料
- 1名:48,600円 同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円
- テキスト
受講概要
予備知識
特になし
習得知識
1.熱処理と金属組織に関する基礎知識(概略)
2.疲労強度に関する基礎知識
講師の言葉
熱処理による微視的な変化は、物理的、化学的特性と密接な関係がある。 特に疲労強度を含む機械的特性は顕著である。 本セミナーは熱処理による組織変化と疲労強度について 易しく解説したものであり、合わせて熱処理の種類と方法、疲労強度に関する基礎的な事柄も解りやすく解説する。
プログラム
1.熱処理の基礎知識 1.1 熱処理とは 1.2 一般熱処理の種類と方法 a.焼なましと焼ならし b.焼入れと焼戻し c.サブゼロ処理 d.N焼入れ 1.3 表面硬化熱処理の種類と方法 a.高周波焼入れ、炎焼入れとレーザ焼入れ b.浸炭・浸炭窒化 c.窒化と軟窒化 d.拡散浸透処理 2.疲労現象とは 2.1 負荷応力の種類と形態 2.2 S-N曲線の見方 2.3 き裂の発生と進展 2.4 疲労強度に及ぼす諸因子 2.5 熱処理による金属組織とその特徴 3.一般熱処理による組織変化と疲労強度 3.1 フェライト組織と疲労強度 3.2 パーライト組織と疲労強度 3.3 マルテンサイト組織と疲労強度 3.4 ベイナイト組織と疲労強度 3.5 球状セメンタイト組織と疲労強度 3.6 結晶粒度と疲労強度 3.7 繊維状組織と疲労強度 3.8 脱炭等の異常組織と疲労強度 4.表面硬化処理鋼における組織変化と疲労強度 4.1 高周波焼入れ及び炎焼入れ、レーザ焼入れ組織と疲労強度 4.2 浸炭・浸炭窒化組織と疲労強度 4.3 窒化・軟窒化組織と疲労強度 4.4 拡散浸透処理組織と疲労強度 4.5 ドライコーティングと疲労強度 5.複合処理鋼の疲労強度 5.1 高周波焼入れと軟窒化処理 5.2 軟窒化とレーザ焼入れ 5.3 窒化とPVD
講師紹介
著作:100事例で解る機械部品の疲労破壊・破断面の見方(2002) 金属材料の金属組織と疲労強度の見方(2004) 絵で見てわかる熱処理技術(2013) 所属学会:(一社)日本熱処理技術協会、(一社)表面技術協会