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溶接のトラブル解決のための

溶接品質の基礎と金属材料の溶接品質向上のポイント

溶接品の寸法・外観・強度品質と改善方法,溶接対象の金属材料の成り立ち,溶接接合のメカニズム,溶接欠陥の発生メカニズム
  炭素鋼・合金鋼・アルミ・チタン・マグネシウム材料との溶接,継手品質,溶接の高品質化のポイント等について解説する特別セミナー!!

講師

安田技術士事務所代表
職業能力開発総合大学校名誉教授 工学博士  安田 克彦 先生

日時
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内

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受講料
1名:48,600円 同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円
テキスト

受講概要

予備知識

金属材料及び溶接の基礎知識

習得知識

溶接品質の概要と品質向上の手法/現場で活かせる金属材料の基礎、応用知識/溶接の基礎/各種材料とその溶接、溶接材の継手品質/溶接品質向上のための作業ポイント

1)溶接品の寸法・外観・強度品質の改善方法
2)溶接対象の金属材料の成り立ち
3)溶接接合のメカニズム
4)溶接欠陥の発生メカニズム
5)各種金属材料の溶接品質
6)溶接品質向上のポイント

講師の言葉

 最近のモノづくり現場では、「高品質・短納期・低価格」への対応が強く求められるようになっています。
 こうしたことから、溶接を利用するものづくりの現場においても同様の対応が強く望まれます。
 本講座では、まず、溶接品の寸法、外観、強度品質についてその改善方法などを含め解説します。
 次に、溶接の対象となる金属材料の成り立ちをわかりやすく解説し、溶接による接合のメカニズムや溶接欠陥の
発生メカニズムについて解説します。さらに、現在広く利用されている炭素鋼や合金鋼、アルミ、チタン、
マグネシウム材料とそれらの溶接、継手品質など詳しく解説します。その上で、溶接の高品質化のポイントに
ついても、開先や溶接条件との関係で解説します。

プログラム

1)溶接品質の基礎
 1-1.溶接品質の概要
 1-2.溶接寸法精度品質の改善法
 1-3.板金的ものづくり
 1-4.溶接ひずみの発生と防止法
 1-5.外観品質向上の手法(技能向上)
 1-6.外観品質向上の手法(自動化)
 1-7.外観品質向上の手法(機械との協調溶接)
2)材料面からの溶接品質の向上
 2-1.金属材料の成り立ちと特性
 2-2.金属材料の熱処理と材質変化のメカニズム
 2-3.金属材料の破壊と強度
 2-4.炭素鋼材料とその溶接
 2-5.炭素鋼溶接材の強度品質
 2-6.ステンレス鋼材料とその溶接
 2-7.ステンレス鋼溶接材の強度品質
 2-8.アルミニウム材料とその溶接
 2-9.アルミニウム溶接材の強度品質
 2-10.マグネシウム材料とその溶接
 2-11.マグネシウム溶接材の強度品質
 2-12.チタン材料とその溶接
 2-13.チタン溶接材の強度品質
3)溶接品質向上のための作業ポイント
 3-1.溶接中の溶け込み想定法
 3-2.均一溶け込みの形成による高品質化
 3-3.溶け込み品質に及ぼす開先効果
 3-4.アーク制御による溶接の効率化

講師紹介

 1991年 職業能力開発総合大学校教授
 2010年 職業能力開発総合大学校名誉教授
       安田技術士事務所代表
  著作: 板金加工における溶接(マシニスト出版・1984)、薄板溶接(マシニスト出版・1986)、ビデオ教材「溶接技術講座・TIG溶接炭酸ガス半自動溶接、被覆アーク溶接」(日刊工業新聞社・1988~1991)、
 溶接・基礎のきそ(日刊 工業新聞社・2006)、ビジュアル・ブックス「溶接作業」(日刊 工業新聞社・2008)、トコトンやさしい溶接の本(日刊 工業新聞社・2009)、
 トコトンやさしい板金の本(日刊 工業新聞社・2011)、「現場溶接」品質向上の極意」日刊 工業新聞社・2013)他

 所属学協会:溶接学会(フェロー)、溶接協会(認証委員会委員他)、ボイラ協会(溶接委員会委員長他)、軽金属溶接協会(認証委員会委員他)