
生産性を上げるために必要な自動化の構築方法,ロボットを活用した生産ラインの自動化で投資対効果を上げるポイント,自動化ライン構築の実践手法・レイアウト設計の具現化方法について,実例をもとに分かりやすく解説する特別セミナー!!
- 講師
TSF自動化研究所 代表 村山省己 先生
元 (株)日立製作所 工機部長,東海大学工学部機械工学科 教授,
東京都中小企業振興公社 デジタル技術アドバイザー
- 日時
- 2025/7/25(金) 10:00〜16:00
- 会場
- ※本セミナーはWEB受講のみとなります。
- 受講料
(消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
※別途テキストの送付先1件につき、配送料1,210円(内税)を頂戴します。
- テキスト
- 製本資料(受講料に含む)
受講概要
- 受講形式
WEB受講のみ
※本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信となります。
- 受講対象
製造業で加工、組立、検査工程を自社に持つ生産技術者
品質管理や生産管理部署の技術者
入社4,5年の生産技術、製造技術者
- 予備知識
工場の生産性向上に携わり、ロボット導入を検討している方
ロボット導入しているが、さらに生産性を高めるために自動化を検討している方々
- 習得知識
1)生産性を上げるために必要な自動化の構築方法を自動化レベルから習得できる
2)ロボットを活用した生産ラインの自動化で投資対効果を上げるポイントを学べる
3)自動化ライン構築の実践手法とレイアウト設計の具現化方法を事例から学べる
- 講師の言葉
ロボットを活用して即、生産性を上げようにもロボットは導入してすぐに課題を解決するような”万能選手”ではありません。ロボットを導入して労働生産性を上げよう!と意気込んで、人の作業の代替として作業をそのままにロボットを導入してもうまく稼働するものではありません。
ロボット導入による生産ラインの自動化は、決して一足飛びに実現できるものではありません。より大きな投資対効果を引き出すためには、まず自社の自動化レベルを理解し、最適な自動化レベルへの向上を図る必要があります。これには、生産技術をはじめ自動化システムの計画に携わる技術者の経験や知識、エンジニアリング力、管理者のマネージメント力の底上げが重要となります。
本セミナーでは、競争力のある革新的な生産ラインを構築するために必要な自動化レイアウト設計のノウハウや知見について実例をもとにご説明いたします。自動化レベルを学び、ロボットを活用した自動化ラインの構築するためのDXによるロボットシミュレーションの活用によるロボット台数の最適化など、労働生産性を”倍増”させるための実践的な取り組みを解説いたします。投資対効果を上げるポイントは、機械とロボットの動作を事前に評価することです。自動化ラインの可動率を上げ、生産性を飛躍的に高める効果的な自動化レイアウト設計の構築方法について解説します。
- 進呈
を進呈します。
プログラム
1.生産ラインの自動運転の定義
1-1 生産ラインの自動化レベル6段階;
生産ラインの自動化レベルを考える
1-2 加工ラインの自動化レベル;
加工ライン自動化レベル0~レベル5の事例
1-3 組立ラインの自動化レベル;
組立ライン自動化レベル0~レベル5の事例
2.生産ラインの自動化を進める ライン設計のポイント
2-1 自動化に不可欠な自己完結型設備設計;
不良品を作らない、流さない設備設計
2-2 不良品を作らない設備設計;
品質保証のデジタル化が自動化の決め手
2-3 止まらず故障しない設備設計;グローバルスタンダードの設備設計が自動化の要
3.投資効果を最大限に上げる自動化レイアウト設計のポイント
3-1 ロボットを活用した自動化事例;
組立40%の省人化、段取りゼロ化の事例
3-2 DXシミュレーションでレイアウトを
徹底改善;3Dシミュレーションでムダを排除
3-3 生産性倍増の自動化レイアウト設計の秘訣;生産能力倍増し投資対効果2倍の事例
4.生産性倍増を目指した自動化 ライン構築の実践手法
4-1 自己完結型のグローバル標準ラインの構築法;グローバル・ワンデザイン化の進め方
4-2 グローバル標準ライン構築の技術ノウハウ;GT分類による混流ラインの簡単構築法
4-3 自己完結型ライン構築の技術ノウハウ;エンジニアリングの自前化は自動化の早道
5.自動化ライン構築のレイアウト 設計事例
5-1 加工工程の自動化レイアウト設計:
セットアップエンジニアリングの自前化
5-2 組立工程の自動化レイアウト設計:
モニタリングシステムによる遠隔監視
5-3 鋳造工程の自動化レイアウト設計:
24時間稼働の段取り替えレス化
6.まとめ
まとめ
質疑・応答
略歴
(株)日立製作所 工機部長、日立オートモティブシステムズ(株)(現日立アステモ) 投資計画部長を歴任。
NC工作機械・自動車部品生産設備の設計開発に従事し、数々の設備設計開発に携わる。国家技能検定試験「機械・プラント製図」の検定員に長年携わり主席検定委員を経験。国内海外向け自動化ライン等、投資の最適化について幅広い生産技術の知見を有する。日立アカデミー講師並びに各社中堅技術者教育セミナー講師として活躍中。
2016年4月~2019年3月 東海大学教授。
2019年4月~2024年3月東海大学工学部非常勤講師。
2019年4月~現在、TSF自動化研究所を創設し工場の自動化を支援。
2019年7月~現在、東京都中小企業振興公社・デジタル技術アドバイザー。
著作
2025年3月「ロボットによる工場自動化教本」日刊工業新聞社発刊
2022年12月「切削加工現場の自動化、ロボット活用の技術動向」
機械技術12月臨時増刊号(第31回日本国際工作機械見本市ガイドブック)
2022年12月「ねじの緩み検査法(超音波振動を活用した緩み判別法)」
日本ねじ研究会誌Vol.53 No.12
2022年3月「ロボット自動化の勝機は“事前準備”にあり!」
工場管理3月号
2022年3月「超音波振動を利用した高精度なねじの緩み検査法の開発」
日本設計工学会誌3月号掲載
他、多数
所属学会
自動車技術会、日本設計工学会、日本機械学会、精密工学会、日本ねじ研究会