遅れ防止にすぐに役立てるための
納期遅延ゼロを目指すＩＴプロジェクトマネジメントの実践的ノウハウ
遅延のメカニズム，遅延する瞬間に気づくテクニック，遅延防止のポイント，遅延に遭遇した時のリーダーの態度について
実例に基づく具体的実務的ノウハウを解説する特別セミナー！！
- 講師
ITコンサルタント ／（株）ビーコンIT 元コンサルティング部長 木村 哲 先生
著書：「実践データウェアハウスOLAP」（日本経営科学研究所）、「要求定義」（日経BP）、「IT提案戦術」（日経BP）
- 日時
- 会場
- 受講料
- 1名：48,600円 同時複数人数申込みの場合 1名：43,200円
- テキスト
受講概要
予備知識
制限なし
習得知識
１）何故どのようにして遅延するのか、そのメカニズム。
２）プロジェクトリスクを見る目、リスクに気づく目を養う。
３）遅延ゼロを実現するプロジェクトマネジメントの実践的知識と方法。
４）知識のみならず、プロジェクトマネジメントに対する考え方・見識。
講師の言葉
プロジェクトを計画どおりに推進するためのプロジェクト計画作成や進捗管理、スケジュール管理はPMBOKや P2Mなどによってスコープマネジメントとして体系化が行われています。 しかし、理論やあるべき論は提示されていても 具体的に何をどうしたらいいのかはほとんど明示されないできたために、プロジェクトの望ましい姿と日々行われる現場の マネジメントとの間には大きなギャップがあります。 遅延プロジェクトの犯人はたくさんいます。発注側であるお客様、提案＆契約した営業、協力会社のシステムエンジニア、 プロジェクト内のコミュニケーション、一向に決まらぬ要求仕様、肥大化する追加機能、期待通りに行動しない関係者達。 「遅延するプロジェクト」には遅延した必然的な理由があり、「遅延しないプロジェクト」には遅延しない合理的な理由が あります。 私たちはそのことに気づいていないだけ、知らずにいるだけです。 本講座では、遅延はどのようにして作られるのかそのメカニズムを明らかにし、日々のプロジェクトマネジメントにおいて 遅延する瞬間に気づくテクニックを解説します。 そして、現実のプロジェクトにおいてどんなマネジメントをすればいいのか、多数の実例を教材としつつ、具体的で 実践的な手法を解説します。 さらに、遅延に遭遇した時、プロジェクトリーダーは何を見て、どんな考え方、どんな態度で 臨むべきなのか、本講座を通じて考えていただきたいと思います。
プログラム
１．ＩＴプロジェクトの成功率 ２．成功プロジェクトは実は問題プロジェクトだった ３．プロジェクト・リスクとトレードオフ ４．プロジェクト成功の阻害要因 ５．納期と機能と品質の関係 ６．仕様が膨らんだのではない、最初から・・・ ７．プロジェクトリーダーに要求される資質 ８．リスクには必ず予兆がある ９．進捗会議は意味があるか １０．遅延のメカニズム １１．遅延の瞬間が見える １１．１．遅延の原因は４つに集約される １１．２．最初から遅れているプロジェクト １１．３．上流工程（要求定義）が引き起こす遅延 １１．４．遅延は「１日ずつ」生じる １１．５．発注側がつくる原因 １１．６．突発的な遅延原因のいろいろ １２．遅延を予防する１０項目 １３．下手なプロジェクト・マネジメントが引き起こす遅延 １３．１．会議がつくる遅延 １３．２．「そこで終わる会議」と「そこからはじまる会議」 １３．３．発想のチェンジで遅延をなくす １３．４．ミーティング・プラン・フレームワーク １４．遅延が生じたら １５．愚者と賢者の違い １６．プロジェクトにおけるコミュニケーション問題 １６．１．コミュニケーションが良い／悪いとは具体的にどういうことか １６．２．コミュニケーションの壁を発見する １６．３．コミュニケーションのボトルネックがプロジェクトを壊す １６．４．役割り分担のすきま問題 １６．５．コミュニケーション問題発見チェックリスト １７．遅延は挽回できるか １８．目先の遅延挽回が引き起こす深刻な問題 １９．真の解決はどこにあるのか
講師紹介
経歴 1980年 株式会社ソフトウェアAG（現在の株式会社ユニリタ）入社。 営業、システムエンジニア、パッケージビジネス事業に従事。 2000年 同社にてコンサルティング部長、チーフ・コンサルタント。 2012年 フリーのITコンサルタントとして企業のIT部門のプロジェクト支援、 ITベンダーの人材育成に従事。 データウェアハウスEXPO、ComdexJapan、情報処理学会、マイクロソフト、日本IBM、日経BP、放送大学等で ライター、スピーカー、講師を務める。執筆記事、論文多数。 著書「実践データウェアハウスOLAP」（日本経営科学研究所）、「要求定義」（日経BP）、「IT提案戦術」（日経BP）