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粉砕実務に役立てるための

粉砕の基礎、メディアミルの選定・操作および設計の最適化

粉砕の基礎,粉砕機の選定・設計・操作の最適化,紛体シミュレーションの方法,粒子径変化の予測法,
                  摩耗粉の予測法,粉砕装置の設計指針について解説する特別セミナー!!

講師

東北大学 多元物質科学研究所 教授 博士(工学) 加納 純也 先生

日時
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内

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受講料
1名:43,200円 同時複数人数申込みの場合 1名:37,800円
テキスト

受講概要

予備知識

特に必要なし

習得知識

粉砕に関わる全般的知識
1)粉砕の機構
2)粉砕機の選定
3)操作条件の決定
4)砕成物の評価
5)粉砕機の設計
6)最新の研究など

講師の言葉

 粉砕の基本から,粉砕機の特徴,粉砕機の設計と操作の最適化,最新の粉砕に関する研究までを説明します。
 特に、粉体シミュレーションの方法、その有効性、粉体シミュレーションを活用した粒子径変化の予測法、摩耗粉の
予測法について詳しく説明いたします。さらには、シミュレーションを活用した粉砕操作の最適化や粉砕装置の設計指針の
取得方法についても説明いたします。

プログラム

Ⅰ.粉砕及び粉砕操作の基礎知識
 1.破壊の機構、強度、破壊エネルギー
 2.砕成物とその粒度評価
 3.粉砕に及ぼす因子 ~粒度、雰囲気~
Ⅱ.ボールミルの種類・特徴と選定
 1.粉砕機の分類
 2.転動ミル
 3.振動ミル
 4.遊星ミル
 5.ビーズミル
 6.試料から見たミルの機種選定
Ⅲ.ボールミリングにおける課題
 1.ボールミリングの現状
 2.ボールミリングの条件設定
 3.ボールミリングの課題
Ⅳ.ボールミルのシミュレーション
 1.離散要素法
 2.ボールミルへの離散要素法の適用
 3.パラメータの設定
Ⅴ.粒子径予測
 1.ボールミリングにおける粒子径変化の把握
 2.粉砕メカニズム
 3.粉砕を支配するパラメータの抽出
 4.粒子径変化を予測する方法
 5.粒子径分布の予測
Ⅵ.ビーズミルの最適化
 1.ビーズミリングの現状
 2.ビーズミルのシミュレーション
 3.ビーズミルにおける粒子径変化の予測
 4.コンピュータシミュレーションによるビーズミルの最適化
Ⅶ.今後の展望
Ⅷ.質疑応答

講師紹介

 学歴
 1967(昭和42)	岐阜県にて生まれる
 1974.4-1980.3	大垣市立日新小学校
 1980.4-1983.3	大垣市立西中学校
 1983.4-1986.3	岐阜県立大垣東高等学校
 1986.4-1990.3	同志社大学工学部化学工学科
 1990.4-1992.3	同志社大学大学院工学研究科工業化学専攻博士課程前期課程
 1992.4-1995.5	同志社大学大学院工学研究科工業化学専攻博士課程後期課程
 1997.2.21	博士(工学), 同志社大学

職歴
 1995.6-2001.3	東北大学素材工学研究所 助手
 2001.4-2005.8	東北大学多元物質科学研究所 助手
 2005.9-2008.3	東北大学多元物質科学研究所 講師
 2008.4-2012.9	東北大学多元物質科学研究所 准教授
 2012.10-	東北大学多元物質科学研究所 教授
 2001.1-2001.3	Columbia University, Visiting Scholar
 2003.4-2004.4	New Jersey Institute of Technology, Research Scholar
 2007.4-	大阪大学接合科学研究所共同研究員

 2010.4-2011.3	埼玉大学非常勤講師

所属学会
 粉体工学会
 化学工学会
 日本鉄鋼協会
 資源・素材学会
 日本セラミックス協会

学協会:
 粉体工学会理事
 日本粉体工業技術協会粉体技術編集員
 日本学術振興会製銑第54委員会委員
 資源・素材学会編集員など

著書:
 化学工学の進歩45 装置内移動現象の解析と可視化(分担執筆) 化学工学会監修,三恵社(2011)
 化学工学便覧(分担執筆) 化学工学会編,丸善(2011)
 粉体技術が挑む究極のエネルギーと環境調和(分担執筆) 内藤牧男,牧野尚夫編,工業調査会(2010)
 初歩から学ぶ粉体技術(分担執筆)内藤牧男,牧野尚夫編,工業調査会(2010)
 粉砕技術とエコ・リサイクル(分担執筆)
 日本粉体工業技術協会編,NGT(2010)
 サブミクロン・ナノレベルの粉砕・分散技術とプロセスの向上(分担執筆)情報機構(2009)
 粉体工学叢書第7巻粉体層の操作とシミュレーション(分担執筆)粉体工学会編,日刊工業新聞社(2009)
 <分野/材料別>造粒事例と頻出Q&A集(分担執筆)情報機構(2009)
 エレクトロニクス・光学材料用途におけるナノ粒子の表面処理、分散凝集制御と活用術(分担執筆)技術情報協会(2008)
 Chapter 11 Fine Grinding of Materials in Dry Systems and Mechanochemistry Handbook of Powder Technology, Volume 12, 2007, Pages 509-528
Qiwu Zhang, Junya Kano and Fumio Saito
 先端粉砕技術と応用(共著)日本粉体工業技術協会編,NGT(2005)
 粉 粉を知り,粉と親しみ,粉と未来へ(共著) 培風館(2002)
 粉砕・分級と表面改質(分担執筆) 粉体工学会編,NGT(2001)
 Advanced Approach to Intelligent Agglomeration(分担執筆) 日本鉄鋼協会「新塊成鉱の基礎」研究会,日本鉄鋼協会(1999)
 粉体シミュレーション入門 -コンピュータで粉体技術を創造する-(分担執筆) 粉体工学会編,産業図書(1998)