
外観検査の課題,検査員の選び方と育て方,外観品質基準の設定方法,外観品質の確保,外観検査データの解析手法と手順について,具体的な事例を交えてわかりやすく解説する特別セミナー!!
- 講師
パーソル株式会社 取締役 坂田 直樹 先生 エスケイジーマネジメント 代表 坂田 慎一 先生
公益社団法人大阪府工業協会専任講師 日本資材管理協会主 技術士(経営工学部門) 中小企業診断士
- 日時
- 2025/6/11(水) 10:00〜17:00
- 会場
- 受講料
(消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
※WEB受講の場合、別途テキストの送付先1件につき、配送料1,210円(内税)を頂戴します。
- テキスト
- 製本資料(受講料に含む)
受講概要
- 受講形式
会場・WEB
- 受講対象
検査・品質管理の担当者・管理者
- 予備知識
特に必要ありません
- 習得知識
1)外観検査において問題が発生する構造を理解し、自社における問題点を把握することができる
2)適性のある検査員を選抜し、育成する方法を理解することができる
3)外観検査の基準を明確化して、不良流出を防ぐ方法を知ることができる
4)不良品を見付ける検査から、不良品を作らせない検査へ転換する方法を知る など
- 講師の言葉
外観検査は、管理がとても難しい業務の1つです。「外観検査の基準があいまいで、不良流出が発生してしまう」「検査員ごとに判断基準が違い、品質が安定しない」といった声をよく耳にします。本セミナーでは、感覚や経験に頼った検査から抜け出し、外観品質のバラつきや不良流出のリスクを抑える方法を、バックグラウンドの異なる2名の講師が徹底解説いたします。
セミナーの前半では、外観検査に関わる問題がどこにあるのかを、簡易診断を通じて把握する方法を紹介し、外観検査が持つ曖昧さと、外観不良への対応方法をご理解頂きます。これにより、自社が抱える外観検査の問題点を把握するために必要な知識を習得いただきます。
セミナー後半では、外観検査に関連する問題の解決手法を、具体的な施策を交えてご紹介します。まず、検査員の採用・育成では、検査に適性のある要員を採用する方法に加え、検査員に身に付けて欲しい2つの能力「正しく判定できる能力」と「安定して成果を出せる能力」について解説します。そして、検査作業を円滑に実施する為に大切な、品質基準を反映した検査見本を作成し、検査作業で活用する方法をご紹介します。加えて、外観検査の結果をデータ解析する手法をご理解いただくことで、感覚や経験に頼った検査から脱却するために必要な知識の習得を目指します。
- 受講者の声
外観と目視検査の正しい進め方の受講で人が目視検査をする際の判断の曖昧さにつながるところをどう改善できるかヒントになりました。社内で共有し品質向上につなげていきたいです。
他企業での外観検査における実態や考え方について知ることが出来ました。
全体的に聞き取りやすい速度で聞き取りやすかったです。外観品質についての基本的な考え方から検査員や自動外観検査機の運用等学ぶことができ、有意義な時間でした。
参考になるないようでした。ありがとうございました。
プログラム
1.外観検査の問題を明確にする
1)外観検査の問題点をチェックする
・作業員の問題
・検査作業の問題
・管理・体制の問題
2)検査の目的と品質管理
3)外観検査の問題点をまとめる
・問題発生の構造
・自社における問題点のまとめ
2.外観検査の問題と対応策
1)外観検査の特徴
2)外観検査の曖昧さへの対応
・対策の基本は、3つのデメリットの解消
・計画の策定で必ず考慮すべき前提
3)外観品質不良への対応
・管理に必要な「可視化」
・短期的な施策
・中長期の対策
4)外観検査の問題と対策の検討
3.パネルの選び方と育て方
1)パネルはどんな人を選ぶべきか
2)検査適性テストと活用ポイント
3)識別力のあるパネルの選び方
4)パネルの訓練と日常管理
・新人向け初期教育のポイント
・日常の育成のポイント
・定期的な育成のポイント
4.品質基準の設定と管理
1)段階見本の設定
2)限度見本、標準見本の作り方
3)効果的な限度見本の工夫
4)品質基準の設定と管理のまとめ
5.外観検査の評価とデータ解析
1)数量化のポイント
2)データ解析のやり方とポイント
・分散分析を用いた分類データの解析例
・分割表を用いた分類データの解析例
・順位データの解析例
・評点データの解析例
3)評価とデータ解析のまとめ
6.検査管理と外観不良ゼロ活動
1)検査計画を立てる
2)外観不良ゼロの取り組み方
3)外観不良は全社的に対応する
4)検査管理と外観不良ゼロ活動のまとめ
7.まとめ 質疑・応答
質疑・応答
個別相談(希望の方のみ)
略歴
【坂田 慎一 先生】
略歴
工学院大学生産機械工学科卒、ティアック株式会社入社、製造係長、コストセンター長を経て、
(株)ジェムコー日本経営に入社、経営コンサルタントとして多くの企業の指導にあたる。
平成2年(有)エスケイジーマネジメントを創設、主に開発、資材、製造の品質・コスト改善の実践指導にあたる。韓国・台湾・中国窓の国際コンサルティングも実績を上げ、約180プロジェクトを指導し現在に至る。
書籍
「だからあなたの会社のコストダウンは失敗する」(日刊工業新聞社)
「よくわかるこれからの外注管理」「よくわかるこれからの原価企画』「品質管理の仕事がわかる本」
(同分館出版)
「外注管理の実際」(日経文庫)など35冊を上梓。
【坂田 直樹 先生】
略歴
米国大学卒業後、外資系企業のグローバルマーケッティング担当を経て、価値総合研究所(旧長銀総研コンサルティング)にて、事業戦略、海外進出、経営改善、M&Aのプロジェクトに多数従事。
2009年にパーチェスソリューションズ(現 パーソル株式会社)設立に参加。調達ガバナンスの構築、購買戦略の立案、業務改善・効率化、購買BPO化のプロジェクトに多数従事。
2015〜2016年 デロイト・トーマツ コンサルティング合同会社に在籍後、現職。
実績
・調達改革支援、購買BPO化:食品製造、日用品製造、専門サービス企業