
寿命を定量的に判断するための
ゴムの寿命予測と破損解析の理論と実践的取り扱い
ゴムの破損の基礎,ゴム製品の破断面と破損解析,各種ゴム製品の寿命予測,
免震ゴムの60年寿命予測と開発実例について解説する特別セミナー!!
- 講師
ロンドン大学 クイーンメリーカレッジ Visiting Academic 深堀 美英 先生 PhD(工博)
(株)ブリヂストン,(株)一条工務店を経て現職
- 日時
- 会場
- 受講料
- 1名:48,600円 同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円
- テキスト
受講概要
予備知識
特になし
習得知識
1)ゴムの破壊,疲労,劣化のポイント
2)ゴム製品の破断面と破損解析(実例)
3)各種ゴム製品の寿命予測
4)免震ゴム60年寿命予測実例
講師の言葉
故障や不具合が大きな損害につながる製品ほど正確な寿命予測が必要とされる。しかもその予測は材料設計や 構造設計に定量的な判断基準を与えるものでなければ意味がない。 本セミナーでは演者自身が取り組んだ免震ゴムの長期寿命予測と予測に基づく製品開発を骨格に据え、各種ゴム 製品の寿命予測の在り方についてお話しする。 セミナーでは最初に寿命予測にとって重要な破壊関連の基礎知識と破損解析法を説明する。正しい基礎技術が あって初めて、正確な寿命予測とその対策が出来るからである。
ついに実現!-”深堀のゴムの破壊”セミナー
・深堀自身による、深堀の著書「高分子の寿命と予測」を用いる徹底講義 ・受講者全員に著書「高分子の寿命と予測」を無料進呈 ・今後の予定:ゴムの弱さと補強・表面摩擦特性の理論と実践的取り扱い 10月30日(金)
プログラム
Ⅰゴムの破壊、疲労、劣化のおさらい 1.高分子の経年変化をもたらす要因 2.ゴム破壊における4つの基本原理 3.ゴムの疲労とS-N曲線、dc/dn曲線の取扱い 4.ゴムの劣化の実態と統一的劣化論の提案 Ⅱゴム製品のフラクトグラフィーと破損解析実例 1.ゴムの破断面凹凸形成のメカニズム 2.特徴的な破断面模様 3.日航機御巣鷹山墜落事故の調査結果 4.プラスティック扇風機の破損解析 5.ゴム油圧ホースの破損解析 6.ベルトクリーナの破損解析 Ⅲ各種ゴム製品の寿命予測実例 1.事故のリスクの大きさと事故予測の必然性 2.間違った寿命予測実例 3.自動車用タイミングベルトの寿命予測実例 4.ゴムシールの定量的寿命予測法の提案 Ⅳ免震ゴムの60年寿命予測実例 1.免震建築、免震ゴムの構造と役割 2.免震ゴムの寿命予測に取り組まざるを得なかった背景 3.免震ゴムの寿命予測システムの骨子 4.寿命予測のための要素技術開発 ①大変形FEM開発による定量的応力解析 ②クリープ解析 ③疲労解析 ④劣化解析 5.寿命予測のための評価項目 6.寿命予測は当たっているか(中間報告) 7.想定外事項とフェールセーフ機構の設置 Ⅴ60年耐久免震ゴムの開発実例 1.免震ゴムの形状構造開発 2.免震ゴムの接着法開発 3.均一加硫法の開発 Ⅵ納得ゆくまでの質疑応答
講師紹介
1970~2003・・(株)ブリヂストン &(株)一条工務店 2003~2010・・ロンドン大学客員教授 2011~現在・・ロンドン大学Visiting Academic 所属機関・・日本ゴム協会、エラストマーの補強分科会主査