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遅れ破壊の要因を理解し,遅れ破壊を防止するための

遅れ破壊のメカニズムと遅れ破壊防止対策

遅れ破壊の材料,力学,環境の3要因と遅れ破壊防止策のノウハウについて
     学校・学会・協会では得られない情報を交えて解説する特別セミナー!!

講師

株式会社アドニテク 代表取締役 工学博士 野末 章 先生

日時
会場

連合会館 (東京・お茶の水)

会場案内

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受講料
1名:48,600円 同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円
テキスト

受講概要

予備知識

遅れ破壊または破壊に対する問題をかかえているあるいは興味がある方ならば、予備知識の必要はありません。

習得知識

事故防止の指針が得られ、今後の業務に反映できます。
1)遅れ破壊と力学
2)遅れ破壊と環境
3)遅れ破壊と鉄鋼材料
4)遅れ破壊と破壊防止策

講師の言葉

 遅れ破壊は材料、力学、環境の3要因により生じるとされています。その破壊防止策はこれらの要因の理解が大事です。
 研究は古くから行われてきておりますが、研究者、技術者の専門により、取り組み方が1要因に偏りがちです。
 この3要因の全てを理解する研究者、技術者が少ないのが実情です。構造物の設計、金属材料、破壊力学、腐食工学に
関して第一線で研究・技術に長年従事した経験を活かし、3要因に偏りのなく、平易に講義を致します。 環境の
大きな要因である水素に関しては、装置の発展により、定量化が可能となり、役割が徐々に明らかになってきています。
 教科書に記載している綺麗事のみならず、破壊防止策としてのノウハウとしての生々しい情報もお話しします。
 高専・大学・大学院では講義を受けていない、先輩から教えてもらえない情報、学会と協会では質問できない、
教えてくれない、得られない情報を取得する絶好のチャンスです、受講をお待ちしています。

プログラム

1.遅れ破壊の基礎        
 (1)遅れ破壊とは       
 (2)遅れ破壊の歴史      
 (3)遅れ破壊の模擬試験    
 (4)過去の遅れ破壊モデル   
2.遅れ破壊と力学        
 (1)遅れ破壊と時間依存型破壊 
 (2)破壊力学の有効性
 (3)時間依存型破壊の遅れ破壊と疲労破壊との相違
 (4)遅れ破壊条件
 (5)遅れ破壊マップの作成試案
 (6)臨界水素濃度の概念
3.遅れ破壊と環境        
 (1)環境とは
 (2)腐食の影響
 (3)拡散性水素と非拡散性水素の定量とその役割
4.遅れ破壊と鉄鋼材料      
 (1)強度依存
 (2)組織制御の有効性         
 (3)粒界破壊
5.遅れ破壊とその破壊防止策   
 (1)拡散性水素量の低減による破壊防止策
 (2)遅れ破壊事例       
 (3)遅れ破壊特性