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熱処理が製品に与える影響を具体例を通じて習得!

熱処理基礎および製品特性品質える影響

【会場/WEB選択可】※Live配信のみ(録画視聴はありません)

オープンセミナー 会場受講WEB受講

エレクトロニクス化学機械

熱処理の仕組み,熱処理の手法,鉄鋼材料の特徴,溶接・表面処理など熱影響を受ける手法の不具合原因・対策,表面処理の事例について,事例を交え分かりやすく解説する特別セミナー!!双方向のコミュニケーションをとりながら進めるので理解が深まります。

講師

テクノサポートオーテス 代表 岡本 邦夫 先生

(株)ワールドテック 講師 

講師紹介

日時
2025/4/11(金) 10:00〜16:30
会場
受講料

(消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円

WEB受講の場合、別途テキストの送付先1件につき、配送料1,210円(内税)を頂戴します。

テキスト
製本資料(受講料に含む)

受講概要

受講形式

会場・WEB

 ※Live配信のみ(録画視聴はありません)

受講対象

関心のある方ならどなたでも受講できます。

予備知識

特にありません。
講師と受講者とやり取りしながら講義進行するので、未経験者でも理解が深まります。

習得知識

1)熱処理の仕組み

2)熱処理の手法

3)鉄鋼材料の特徴

4)溶接や表面処理など熱影響を受ける手法において、具体例を用いて不具合原因と対策

5)表面処理の事例 など

講師の言葉

自動車や各種製品は様々な部品を
(1) 熱を使って接合(溶接)したり、
(2) 材料特性の改善(硬化、摺動性、離型性等)のため「熱処理」を施したりしている。
構成材料に熱を加えると製品品質に大きな影響を与えることは多くの技術者は感覚として把握していると思われます。

 しかし、良い製品設計や品質作りのためには、熱処理が材料に与える影響を基礎から理解した上で、製品設計や取り扱いに確実に反映する必要があります。
 本セミナーでは、熱が材料に与える影響の基礎知識を学んで戴くとともに、熱処理が製品に与える影響を、具体例を通じて理解していただくことにあります。

進呈

講師著書:間違いだらけの知識を正してトラブルを防ぐ表面処理の教科書(日経BP)を進呈します。

プログラム

1.熱処理の概要

1.1熱処理の定義

1.2熱処理の分類

1.3熱処理の目的と性質

1.4鉄鋼の用途例

1.5各種熱処理の大まかな手法

1.6各産業と鉄鋼の関係

2.鉄鋼材料の基礎知識

2.1本性の狙い

2.2鉄と鋼と鋳鉄の違い

2.3純鉄の結晶構造と変態

2.4熱処理とは

2.5金属の結晶構造

2.6合金鋼について

2.7ステンレス鋼

3.鋼材の諸特性と熱処理

3.1鋼材の諸特性の概要

3.2強さと靱性

3.3疲労強度

3.4耐食性

3.5溶接性

3.6冷間加工性

3.7被削性

4.熱処理の手法と仕組み

4.1熱処理の種類と作業パターン

4.2炭素鋼の最高到達温度

4.3焼入れ性の評価方法

4.4焼入れ工程

4.5焼きもどし~鋼を強靱にする~

4.6焼きなまし(鈍し)~鋼を軟らかく、加工し易くする~

4.7鋼の冷却に伴う組織変化

4.8残留オーステナイトとサブゼロ処理

4.9オーステンパー処理とは

4.10マルテンパー処理とは

5.各種材料の熱処理方法

5.1機械構造用炭素鋼および合金鋼

5.2工具鋼

5.3ばね鋼

5.4非鉄金属

6.金属の強化機構

6.1金属強度・硬度を上げる考え方

6.2金属強化手法

 (1)金属の強化項目 

 (2)金属の強化方法(①転位強化、②固溶強化 ③析出強化 ④結晶粒の微細化強化)

7.熱を利用した溶接と問題点

7.1溶接の事例

7.2自動車で用いる代表的な溶接(MIG溶接、スポット溶接、レーザー溶接アーク/レーザー溶接)

7.3アーク溶接による接合状態(接合状態、溶接によるトラブル、粒界腐食によるトラブル)

7.4溶接欠陥の検査方法

8.熱を利用した表面処理と問題点

 8.1表面処理とは

8.2表面焼入れ

8.3高周波焼入れ

8.4レーザー焼入れ

8.5熱拡散処理

8.6ガス窒化処理

8.7ガス軟窒化処理

8.8塩浴軟窒化処理(タフトライト)

8.9窒化および軟窒化の適用

9.熱を利用押した             表面処理と問題点

9.1表面焼入れとは

9.2各種の表面焼入れ法

 1)高周波焼入れ(方法、トラブル事例1, 2、残留応力の測定)

 2)レーザー焼入れ(レーザー焼入れとは、事例、高周波焼入れとレーザ-焼入れの比較レーザー焼入れの問題点)

10.熱を利用した溶接と問題点

10.1加熱雰囲気による欠陥の種類と対策

10.2加熱に伴う欠陥

10.3酸化・脱炭の原因と対策

10.4焼入れによる欠陥の種類

10.5熱処理変形・割れの原因

11.まとめ

まとめ

質疑・応答

 質疑・応答

略歴

1973年4月:日本電装(現デンソー)入社、
1973年8月~1984年12月:日本自動車部品総合研究所へ出向
          車載用触媒担体の開発、活性炭素繊維の開発
1985年1月(株):デンソーへ復帰
1985年1月~2005年3月:開発部にて空気浄化フィルタ&
燃料電池関連システム&機器の開発・設計。
2005年4月~2009年3月:(株)デンソーテクノへ転籍(デンソーグループ会社)
人材育成部にて技術者教育の企画と実践
    2009年4月~現在:テクノサポートオーテス代表。
自動車関連企業等の技術者を対象に技術教育を支援。   
<主な分野>
・ねじ締め ・トライボロジー ・自動車用シール技術 ・熱処理
・表面処理 ・接着剤 ・ゴム・樹脂 ・VEと原価管理
★2016年9年~2022年2月:愛知工科大学 非常勤講師
(担当:次世代エネルギー、表面工学)

著作
1996年―自動車工学シリーズ「カーエアコン」共著・・山海堂 
2021年―機械要素の選定・活用ガイド「シール編」・・日刊工業新聞社
2023年_表面処理の教科書・・日経BP

研究業績

1995年JSAE(自動車技術会)発表(テーマ:車室内空気の清浄化技術)、
1996年SAE International国際会議発表(前記の関連テーマ)