
非接触給電技術の実用化のための
自動車用ワイヤレス給電技術の基礎と最新技術及び規制・規格動向
自動車用を中心に,非接触給電技術の基礎,設計のポイント,将来の双方向非接触給電技術,
走行中非接触給電技術等の最新技術および実用化に必要な周辺技術,国際標準化について解説する特別セミナー!!
- 講師
(株)テクノバ 技監(兼 (株)ワィティ- 代表取締役) 保田 富夫 先生
アイシン精機(株)にてカーエレクトロニクス製品開発を担当,テクノバに出向しワイヤレス給電応用システム開発,現在に至る
- 日時
- 会場
- 受講料
- 1名:43,200円 同時複数人数申込みの場合 1名:37,800円
- テキスト
受講概要
予備知識
・技術部門の方 : 電気に関する基礎知識を有する方
・企画部門の方 : 特に必要ありません
習得知識
1)非接触給電技術の基礎知識
2)非接触給電システム設計法のポイント
3)双方非接触技術
4)走行中非接触給電技術
5)国際標準化動向
講師の言葉
電子機器や家電製品を非接触で給電する非接触給装置が一部で実用化される中、プラグインハイブリッド自動車(PHEV)や 電気自動車(EV)の充電操作の煩わしさを解消する自動車用非接触給電技術の実用化に向けた開発が国内外で 活発化しています。 東日本震災及び原子力発電事故後は、PHEVやEVに蓄えられた電気エネルギーを住宅等での使用を可能とする 双方向非接触給電技術への関心も高まっています。 将来的には、現行EVの課題(走行距離が短い、充電時間が長い、車両価格が高い)を根本的に解決する手段として、 道路に敷設した給電コイルから走行中の自動車に給電する走行中非接触給電システムへの期待が高まってきている。 本セミナーでは、こうした自動車用を中心に、非接触給電技術の基礎、設計のポイント及び将来に向けた双方向非接触 給電技術及び走行中非接触給電技術等最新技術を紹介する。また、実用化に向けて必要となる周辺技術及び国際標準化に ついて、長年、第一線で開発に携わってきた講師がわかりやすく、かつ詳細に解説致します。
プログラム
1.ワイヤレス給電技術開発の背景 (1)次世代自動車の普及予測 (2)欧米のワイヤレス給電開発プロジェクト 2.非接触給電技術の基礎知識 (1)電磁誘導方式 a.構成と給電特性 b.コイル方式と給電特性 (2)磁場共鳴方式 a.構成と給電特性 b.特徴と課題 (3)マイクロ波方式 a.構成と給電特性 b.特徴と課題 (4)磁場共鳴方式 a.構成と給電特性 b.特徴と課題 3.自動車用非接触給電技術 (1)自動車用非接触給電の要求事項 a.要求性能 b.相互互換性 c.基準・規制 (2)自動車用非接触給電対応技術 a.長ギャップ化 b.大容量化 4.非接触給電新技術 (1)双方向非接触給電技術 a.背景・必要性 b.方式比較 c.システム構成と給電特性 (2)走行中非接触給電技術 a.背景・必要性 b.方式比較 c. システム構成と給電特性 5.安全技術(異物検知技術) (1)異物検知技術の要求事項 a.検知対象 b.検知エリア c. 検知タイミング (2)異物検知技術方式の基礎 a.給電特性変化を利用した検知 b.センサーによる検知 c. システム構成と給電特性 (3)インピーダンス共振方式異物検知技術 a.インダクタンス方式と検知特性 b.コンデンサ方式と検知特性 6.標準化・規制の動向 (1)国際標準化 (2)電磁界の人体防護に関する規制 (3)電波法の省令改正 7.非接触給電技術の将来展望
講師紹介
・1982年:アイシン精機㈱入社 カーエレクトロニクス技術及び同応用製品開発を担当 ・2000年:(株)テクノバに出向、パワエレ技術、蓄電・充電技術の調査研究を担当 ・2006年~現在:ワイヤレス給電技術及び同応用システム開発を担当 ・所属学会:電気学会、自動車技術会 ・電気学会:自動車用パワエレ技術専門調査委員会委員 ワイヤレス電力伝送システムにおける電力変換技術協同研究委員会(~現在) ・自動車技術会:ワイヤレス給電システム技術部門委員会委員(~現在) ・ワイヤレス給電国際標準化(IEC/ISO)国内委員会委員(~現在)