
液体混合のトラブル解決と効率的混合操作のための
液体混合の基礎および問題点と対策
液体混合の基礎,高粘度液体混合の問題点と対策,異相系液体混合の問題点と対策,
混合効率,気液混合,カオス混合について実例を交えながら解説する特別セミナー!!
- 講師
山形大学 大学院理工学研究科 バイオ化学工学専攻 教授(工学博士) 高橋 幸司 先生
- 日時
- 会場
- 受講料
- 1名:48,600円 同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円
- テキスト
受講概要
予備知識
特に必要ありません
習得知識
液体混合の基礎の習得と問題に対処する手法が身に付きます
1)混合装置の選択法
2)液体混合の特性値
3)高粘度液体混合における問題点と対策
4)異相系液体混合における問題点と対策
5)混合効率
6)気液混合
講師の言葉
我々の身の回りにある日用品のほとんどは液体混合操作を経て製造されています。しかしながら学問的な体系化が 成されていないため、現場では感や経験に頼った操作が行われているのが実情です。 本講義では液体混合について基礎から解説し、基礎的な事項を把握しているなら如何に効率良く製品の製造が 行う事が出来るのかを、実例を交えながら講義します。「目から鱗」となるような例が多数ある事に驚かれる事と思います。
プログラム
第1部 液体混合の基礎 1.液体混合とは ~身近に存在する液体混合~ 1-1 液体混合の目的 1-2 混合機構 1-3 混合度の評価 1-4 レオロジー 2.混合装置とその選択法 2-1 攪拌槽 2-2 噴流混合機 2-3 スタティックミキサー 2-4 エクストルーダー 2.5 装置の選定法~結局は攪拌槽か? 3.液体混合の特性値 3-1 攪拌所要動力 3-2 フローパターン 3-3 混合時間 第2部 高粘度液体混合における問題点とその対策 1.フローパターン 1-1 フローパターンの測定 1-2 局所並びに積分混合効率 2.攪拌所要動力 2-1 ニュートン流体の攪拌所要動力 2-2 非ニュートン流体の攪拌所要動力 ・ Metzner-Ottoの方法 ・ 代表剪断速度の相関 3.混合時間 3-1 ニュートン流体の混合時間 ・ 幾何学的形状の影響 ・ 粘度比の異なる液体同士の混合 ・ 液位変化の影響 3-2 非ニュートン流体の混合時間 ~ニュートン流体との違い~ 第3部 異相系液体混合における問題点とその対策 1.気-液混合 1-1 最適操作条件 ~気体の分散状態~ 1-2 気泡径 1-3 物質移動係数とガスホールドアップ 2.液-液混合 2-1 完全液液分散攪拌速度の測定と相関 2-2 液滴径の分裂メカニズムとその相関 2-3 液滴径分布 3.固-液混合 3-1 完全浮遊攪拌速度の測定と相関 3-2 完全浮遊に及ぼす幾何学的形状の影響 3-3 固体粒子濃度の制御 3.4 固体粒子の翼への衝突 ~晶析に必要な情報~ 第4部 近年の液体混合 1.混合効率 ~新たな混合評価指標~ 1-1 局所混合効率 1-2 積分混合効率 2.気液混合 2-1 過剰気体通気 ~どこまで通気は出来るのか?~ 2-2 マイクロバブル ~新規なバイオリアクター~ 3.カオス混合 ~未来の混合~ 3-1 カオス混合による混合の促進 ~省エネ~ 3-2 粒度分布の制御 ~生産効率の向上~ 3-3 新物質の合成 ~巧みな混合操作~ 3-4 空間的カオス混合 縲恂{当に今までの円筒槽で良いの?縲鰀
講師紹介
昭和55.4~56.12 東北大学助手工学部 昭和57.1~57.3 東北大学講師工学部 昭和57.4~61.12 山形大学講師工学部 昭和59.11~61.7 英国バーミンガム大学研究員 昭和62.1~平成11.3 山形大学助教授工学部 平成11.4~平成13.3 山形県企画調整部企画調整課科学技術振興室副主幹 平成13.4~平成14.3 山形県商工労働観光部工業振興課研究・技術振興主幹 平成14.4~ 山形大学教授工学部 平成17.4~平成21.9 山形大学大学院ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー長 平成18.4~平成21.3 山形大学大学院理工学研究科 ものづくり技術経営学専攻長 平成21.10~平成23.9 山形大学国際事業化研究センター長 平成24.1縲鰀 山形大学東北創生研究所産業構造研究部門長 著作:液体混合技術(日刊工業新聞, 1989)、新素材のための液体混合技術(アイピーシー,1994)、液体混合の最適設計と操作(テクノシステム, 2012) 所属学会:化学工学会(ミキシング技術分科会会長 平成16縲鰀18)、(平成2年論文賞、平成22年技術賞受賞)、プラスチック成形加工学会、 高分子学会、産学連携学会、商品開発・管理学会(副会長)