
正しい接着を行うための
接着の基礎と接着剤の最適選定および接着強度&耐久性向上策と評価
接着・接着剤の基礎,接着のメカニズム,正しい接着剤の選び方,接着接合部の設計,被着材の表面処理,
接着の評価について接着剤ユーザーの立場に立って解説する特別セミナー!!
- 講師
エーピーエス リサーチ 代表 若林 一民 先生
通産省工業技術院工業研究所(現産業技術総合研究所)にて高分子合成の研究,
総合接着剤メーカーにて新規接着剤の開発研究に従事,社長歴任後退職,現在に至る
- 日時
- 会場
- 受講料
- 1名:48,600円 同時複数人数申込みの場合 1名:43,200円
- テキスト
受講概要
予備知識
特に必要なし
習得知識
1)接着剤の基礎
2)接着のメカニズム
3)正しい接着剤の選び方
4)接着接合部の設計
5)被着材の表面処理
6)接着の評価
講師の言葉
接着作業に必要な基礎事項について, 接着剤ユーザーの立場に立って説明する。 テキストは項目ごとに細分化して 見やすくし, 後日現場のバイブルとして使用できるように工夫したつもりである。
プログラム
1.接着・接着剤の基礎 1.1 接着・接着剤とは 1.2 接着剤の長所・短所 1.3 接着剤の分類 (1) 主成分による分類 (2) 接着強さによる分類と接着剤の特性 (3) 接着剤のコンセプトによる分類 (4) 機能性接着剤の種類 (5) 短時間接着剤 2.接着のメカニズム 2.1 接着理論の分解図 2.2「 ぬれ」と接触角 2.3 接着の仕事 2.4 溶解度パラメータとは 2.5 接着界面の強さ 2.6 金属結合と水素結合 2.7 接着剤と被着材面の分子同士の結合 2.8 二次結合(ファン・デル・ワールス力 2.9 力学的な接着効果(アンカー効果) 3.正しい接着剤の選び方 3.1 接着剤選定の基準(ルール) 3.2 被着材の性質を知る ・金属 ・プラスチック ・ゴム ・ガラス&セラミックス ・木材 3.3 接着剤の使用目的を知る 3.4 実用条件を知る 3.5 法規制を知る 3.6 接着作業の流れを知る 3.7 接着作業(塗布, 乾燥, 硬化) 4.接着作業 4.1 接着作業のフローチャートと留意点 4.2 接着接合のトラブル発生要因 4.3 接着剤の塗布 4.4 接着剤の固化・硬化 4.4.1 UVによる硬化 4.4.2 高周波加熱による接着剤の硬化 4.4.3 マイクロ波加熱による接着剤の硬化 4.4.4 超音波加熱による接着剤の硬化 5.接着接合部の設計 5.1 接合部設計の基本 5.2 接合部にかかる応力の基本形 5.3 基本応力の特性 5.4 せん断試験片の応力分布 5.5 せん断試験片の板厚, ラップ長の影響 5.6 接着層厚さの影響(スポットウエルドボンド) 5.7 接合係数とは 5.8フィレットの効用 5.9 接合部設計上の注意 6.被着材の表面処理 6.1 表面処理の目的 6.2 被着材表面の異物 6.3 表面処理の工法(研磨, 洗浄, 化成処理, プライマー処理) 6.4 金属の表面処理 6.5 プラスチックの表面処理 6.6 プライマーによる表面処理 6.7 ゴムの表面処理 6.8 表面処理効果の判定 7.接着の評価 7.1 接着強さ試験方法 7.2 標準的な接着試験片 7.3 接着強さを低下させる要因 7.4 接着剤の硬化物で測定される代表的特性 7.5 接着・接着剤の信頼性評価 7.6 耐久性試験一覧 7.7 引張りせん断疲労試験 7.8 くさび衝撃試験 7.9 非破壊検査
講師紹介
略歴: 1967年3月 東京理科大学理学部応用化学科を卒業 4月 総合接着剤メーカー, ノガワケミカル株式会社へ入社 1967年4月~1970年3月 通産省(現経済産業省)工業技術院東京工業試験所(現産業技術総合研究所)へ出向して高分子合成の研究 1970年4月~ 会社へ戻り, 開発研究所において, 主は新規接着剤の開発研究 常務取締役, 専務取締役, 代表取締役社長を歴任して, 2007年 6月に退任 2007年7月 接着, 粘着, シーリングに関する技術コンサルタント事務所, エーピーエス リサーチ(APS Research)を設立して現在に至る。 経歴の詳細 : http://members3.jcom.home.ne.jp/3247703501/ 所属学会 : 一般社団法人 日本接着学会