異物発生のメカニズム,異物不良をゼロにする方法,異物の経験則,具体的なノウハウについて,豊富な経験に基づき具体的な事例を交え実践的に解説する特別セミナー!!
- 講師
株式会社 ロンド・アプリウェアサービス 代表取締役社長 中崎 勝 先生 ・ 大谷みさお 先生
中崎勝先生:元 ブリヂストン,日本DECを経て現職
大谷みさお先生:元 日立東京エレクトロニクス
- 日時
- 2024/12/17(火) 10:00〜16:30
- 会場
- 受講料
消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
※WEB受講の場合、別途テキストの送付先1件につき、配送料1,210円(内税)を頂戴します。
- テキスト
- 製本資料(受講料に含む)
受講概要
- 受講形式
会場・WEB
- 受講対象
生産現場のリーダ職、管理・監督者、品質管理者等
- 予備知識
特に必要ありません。
- 習得知識
1)異物不良ゼロの基本的な考え方の習得
2)異物不良ゼロを実現する具体的な進め方の習得
3)異物に対する感性の向上 など
- 講師の言葉
本セミナーでは、異物不良ゼロの考え方と進め方、徹底清掃の進め方、清掃改善、異物対策と異物管理の経験則をご紹介します。これらアプローチは弊社が32年間のコンサルティングで異物不良を実際にゼロにし、その経験則を体系化したものです。その範囲は、半導体、液晶、電子部品、自動車、窯業、家電、精密機械、プラスチック成形、金属加工、金型と多岐にわたり、一般エリアからクリーンルームまですべての現場で適用可能です。
長年異物不良に悩まされているものづくり現場において、何か不足していたのか、やっているはずなのにどうして異物不良がなくならなかったのか、その要因を体系的に確認して頂くことができます。
また、現状はそこまで異物不良は深刻ではないものの「清掃しろ」と日常的に指示をしている現場や、年々顧客の要求品質が厳しくなってきた現場にも、必要となる内容です。
- 進呈
講師著書:異物不良「ゼロ」徹底対策ガイド(日刊工業新聞社)を進呈します。
- 受講者の声
具体的な話をもとにしていてわかりやすかった。自分での工場に加え、サプライヤーからもちこまれる異物の対策という観点をより拡充して話していただけるとよりありがたかった。非常に参考になりました。
これから生産に入る製品に対し、異物コントロールを求められており、何を準備必要なのかが良く分かるセミナーでした。
弊社も異物改善するつもりはあるものの、どこからどのように手を付けて良いのかわからない状態でしたので、参考になる内容が沢山ありましたので、社内に展開していこうと思います。
事例を多く、細かく説明して頂けたので、大変わかりやすかったです。アプローチについても分かりやすかったので、実行のイメージが付きました。
今回教えて頂いた、異物に対する感性を高めて、日々の異物対策に努めてまいります。本日は、ありがとうございました。
プログラム
1.異物ゼロへのアプローチ
①異物とは:製品の機能達成上必要のないすべてのもの
②異物不良の発生メカニズムを知る:異物の正体は何か、発生源はどこの何か、伝達経路は何かを知る
③7つの発生源から36の異物が発生する
④異物が製品・部品に付着、固着、内部に入る7つの伝達経路
⑤異物不良をゼロにするには、異物のポテンシャルを下げる必要がある
⑥異物不良をなくす(ステップ通りに進めることで抜けがなく異物不良対策に取り組める)
1ステップ:現物分析
2ステップ:発生工程を推定する3つの方法
3ステップ:徹底清掃、仕上げ清掃、2回目清掃
4ステップ:メカニズムの解明
5ステップ:異物対策(8つの対象)
6ステップ:清掃基準書(清掃は現場が持つ最強の武器)
7ステップ:異物管理(5つの管理項目と14の施策)
⑦感性を磨くことで異物に気づける人材になる
2.徹底清掃の考え方と進め方
①清掃準備(清掃準備のチェックリスト、安全確保)
②清掃の3つの基本
③組立・加工系設備の清掃(摺動部、加工部、接触部、給油)
④プロセス系設備の清掃(反応室、配管、つなぎ目、バルブ、摺動部)
⑤徹底清掃で忘れがちなところ
⑥清掃しながら行うこと(異物の採取、3つのリスト、清掃ビデオ)
⑦徹底清掃の意味
3.異物対策の経験則
①購入品への対策
②外気の流れ込み
③材料から発生する異物への対策
④設備から発生する異物への対策
⑤人(の行為)から発生する異物への対策
⑥備品から発生する異物への対策
⑦気流制御
⑧静電気対策
4.清掃基準書の作成
①目的を持った清掃を行う必要性(徹底清掃、都度清掃、定期清掃、緊急清掃)
②清掃手順を統一する(AT/ST差の削減、品質バラツキをなくす)
③効果的効率的な清掃基準をつくる(準備不足の解消、清掃のしやすさ、調整作業の調節化で清掃後の設備立ち上げをスムーズにする)
④ビデオ標準の活用(わかりやすい教え方)
5.異物管理の経験則
①検査体制の整備と異常管理
②日常管理(異常の兆候をとらえる→清掃、原則整備、行動規制)
③環境管理
④寿命管理(劣化→異物発生をさせない)
⑤異物に関する教育・訓練
6.まとめ
質疑・応答
略歴
中崎 勝 先生
1981年 株式会社ブリヂストン入社
1987年 日本デジタルイクイップメント株式会社入社
1992年 株式会社ロンド代表取締役社長
著書
成功するCIM(1992年)、やりたくなり5S(2016年)
ポカミス「ゼロ」徹底対策ガイド(2018年)
異物不良「ゼロ」徹底対策ガイド(2019年) いずれも日刊工業新聞社刊
大谷みさお先生
日立東京エレクトロニクスに入社 半導体製造部門に従事
1998年 ロンド・アプリウェアサービスに入社
組立・プロセス産業の現場でコンサルティング業務にあたり23社で成果を上げる
現場作業者と一体になって取り組む“現場実践型”のコンサルティングを信条とする
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